関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第206話 カムバック(所感インタビュー篇)

がちゃん、ぞろぞろ
ユナ「う〜ん、KBSの楽屋も久しぶりやなぁ」
ジェシカ「これやこれ、このソファがめっちゃ寝心地ええねん(ごろん)」
スヨン「(きょろきょろ)弁当がないぞ。日本ならひとりあたり三種類ぐらい置いてあるのに」
ヒョヨン「金持ちなんやから、出前とればええやん」
スヨン「制作側の誠意を問題にしとるんや」
ヒョヨン「自分、弁当ぐらいで誠意を図るんか?」
スヨン「弁当ぐらいとはなんや。モチベーションに関わる大切なことやぞ」
ソニ「はいはい」
ユナ「どおする? リハまでポンジャンでもして暇潰す?」
ユリ「ポンジャンがあればな」
ユナ「あるで。ほら(どーん)、AKB48ドンジャラ
ユリ「マジか(ひえー)」
ユナ「ウチらもAKB見習って、早うポンジャンのキャラクターになれるよう頑張ろうで」
ユリ「そんな目標設定いややなー」
ソニ「ウチ、FF零式やーろおっと(ぽちぽち)」 ← ゲーム好き
ティパニ「スゲー、発売前なのに、どうやって手に入れたん?」
ソニ「叔父はんの極秘ルートでベータ版もろたんよ」
スヨン「クソ忙しいのに、よおそんな大作RPGやるなぁ。ウチなんか前回どこまでプレイしたかすぐ忘れるからあかんわ」
ヒョヨン「血液が全部胃に行ってるからや」
ジェシカ「(むくっ)ウチもゲームしよ。(ごそごそ)あれ、復活の呪文書いたメモどこやったっけ?」
ヒョヨン「いつのゲームや? こらこら、テレビとかファミコンとか出すんやない!」
テヨン「「しようがない。ほんならウチも『ウィザードリイ』やるか(どかっ)」
ヒョヨン「白黒モニターとかAppleⅡとかー!」
がちゃ
クッキーマン「こらー、遊んでる場合か。カムバック所感インタビューがあるてゆうたやないか。もお記者さんお待ちかねやぞ」
ソニ「えー、そやったっけ?」
テヨン「ちょっと待って。(ぽちぽち)こいつがワードナ倒したら行くわ」
クッキーマン「待てるかー!(ティルトウェイト!)」
どっかーん
テヨン「わーっ!」
クッキーマン「さっさと行けー!」


クッキーマン「大変お待たせいたしました」
少女時代「あんにょんはせよ〜、少女時代です」
記者「よろしくお願いします。
  今年は、日本をはじめとして海外での活動に力を注いでこられたので、韓国のペンにとっては実に待ち遠しいカムバックだと思いますが」
スヨン「海外では結構自由に行動できてよかったっすね」
ジェシカ「韓国ではどこ行ってもパパラッチ。あちきは郭の中の鳥でござんしたから」
記者「は?」 
クッキーマン「日本で予想以上の成功を収められて嬉しいと」
記者「ああ、なるほど(書き書き)
  新曲はあのテディ・ライリーさんの作曲だとか?」
テヨン「黒人にしては普通のおっちゃんやったな」
ユリ「でも、首から下げとるでっかいそのアクセサリーはなんでっか、て会う度に訊きそうになったわ」
ティパニ「アホやな、それがニューヨーカーやないか」
ユリ「新曲の衣装、あんなんだったらいややなーて思いながら作業しました」
記者「これを機にアメリカに進出する計画は?」 ※この記者はツッコミ能力が皆無なのだった 
テヨン「アホか。全世界リリースゆうとるやろ。アメリカだけが目標やないわ」
ヒョヨン「ある意味もお進出しとるっちゅうねん」
記者「具体的なところを聞きたいんですけど」
ソニ「とりあえず世界中の主要都市の街角に、少女時代立ち聴きショップを作ります。1分1ドルです。
  そこから少しずつ販路を広げて、最終的には少女時代専門ショップをKFC規模にする予定です」
スヨンカーネル・サンダース人形に代わって、ソンセンニム・スマン人形が街中で見られるようになるでしょう」
記者「イ・スマン会長の人形ですか?」
ユナ「生物分解性素材で出来ていますから、道頓堀川に投げ込まれても環境を汚染しませんよ(にっこり)」
記者「カムバックと言えば、今回はついにワンダーガールズと時期がかぶりますね」
少女時代「ふふん」
記者「おお、ハナで笑うたで」
テヨン「こっちは世界のテディ・ライリー、あっちはJYPのおっちゃん。勝負にならんわ」
ユリ「アクセサリーこそ股からちっこいの下げとるけどな」
少女時代「うひゃひゃひゃ」
記者「(書き書き)な、なかなかこちらの編集能力が問われそうな所感ですね」
ソニ「そのまま記事にしたらええねん。ウチらは常にオノレに正直に生きとるんやから」
記者「そのままはちょっと…報道倫理ってものがありますから」
テヨン「器の小さい奴やな」
記者「今度の新曲はフックソングではありませんね」
テヨン「一度ウケたからゆうて、何度も同じことしとったらアホと思われるやろ(ホジホジ)」
クッキーマン「(こそ)ハナをほじるな」
ユナ「最近の後輩グループは、出す曲出す曲フックソングで、やたらヘソ出したりパンツ見せたり、けしからん。
  ほんでウチらが日本でウケるとぞろぞろぞろぞろ日本デビューとか言い出す。農協の旅行やないっちゅうねん」
クッキーマン「私たちは日本進出に当たっては、綿密に市場調査をしてユニバーサルと契約するなど、既存のJ−Popとの差別化を図ってきました。
  日本での成功はそうした準備のたまものだと考えています」
記者「日本ではKARAも大成功していますが?」
ソヒョン「それは全部性上納の結果です」
ユナ「まさに大性交(爆)」
記者「…笑えませんけど」
テヨン「ま、あっちは吉本の喜劇に出たり、日本に骨を埋める気やから。ウチらがそこまで日本に特化出来んのは確かやな」
ヒョヨン「ウチら、アメリカやヨーロッパで売れたら、すぐ日本なんか切り捨てるつもりやし」
ユリ「たまーにたこ焼き食いになら行ってやってもええけどな」
記者「はぁ…最後になりますが、今後ユニット活動とかは視野に入れてらっしゃいます?」
ジェシカ「なんでやねん。9人セットでやること自体、超ストレスなんやぞ。ソロならともかくユニットなんてありえへんわ」
テヨン「ソロはばんばんやるで。ウチは年末に平山みきの名曲『ひろ子さん』でシングル出す予定や」
ユナ「もちろん新曲よりドラマ『愛の雨』を優先しますよ」
ティパニ「忘れられがちやけど、ウチは『FAME』の主演女優やからな」
ユリ「司会業もちゃんとやれや」
スヨン「ウチは作詞家に転向して二代目森雪之丞を襲名するで」
ソニ「ウチとヒョヨンは漁師になります」
ジェシカ「とにかく寝ます」
ソヒョン「ふふふ…」
ソニ「ま、そんな訳で、個別活動も頑張ります(うきゅ)」
記者「あはは、そうですか。頑張ってくださいねぇ。今日はどうもありがとうございました」
少女時代「バイバイキーン」

記者「うひゃー、こんなインタビューどおまとめたらええねん? どう考えても記事に出来へんやん。
  先輩が”少女時代には気をつけろ”ゆうててのはこのことか(がっくし)」
クッキーマン「記者さん、記者さん」
記者「あ、これはマネージャーはん」
クッキーマン「ウチのアホどもが失礼しました。これ(すっ)、記者さんの質問に対するちゃんとした答えをワープロで打っておきました。記事を書くときの参考にしてください」
記者「お、おおきに。これでデスクに怒られんですみますわ(涙)」
クッキーマン「これに懲りずに、今後ともごひいきに」
記者「はいはい。少女時代を記事にすれば売れますからね、こちらこそですよ。それにしてもあの子ら相手じゃ、マネージャーさんも大変ですなぁ」
クッキーマン「いえ、それがワシの仕事ですから。ではよろしくお願いします。
  (たたた)さぁ、次は楽屋挨拶に行かせないと…」
記者「…あれこそプロの姿や(うっとり)。ワシも見習おう」






※やっとここから本当の”The Boys期”である。


※『FF零式』…書いたからと言って作者はゲームマニアではない(『ウィザードリィ』は好き)。特に最近はやらなくなったので、ハードも売ってしまった。
 今年どうしてもやりたいタイトルが出たので知人から借りてみたら、老眼がひどくてPSPのプレイに耐えられないことが判明した。
 当たり前だが、スマホでもゲームの類は一切やらない。


※ひろ子さん…
     平山みき『ひろ子さん』
    近田春男がプロデュース・全曲作詞したアルバム『鬼ヶ島』の1曲目。
    セレブという言葉もない頃、バブル直前期の日本の世相がよく出ている。
    発売から30年たつが、未だにポップでいささかも古ぼけていないのがすごい。