関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ひげ八について

ひげ八はソウルではありがちな屋台居酒屋で、漢江にかかる大きな橋の北側の袂にあります。
メニューが豊富で、味の割に安いと評判なので、若者を中心に人気のお店です。少女時代メンバーは練習生の頃からここでくだ巻いていて、親父とは旧知の仲です。
屋台の外の道路には粗末な台とスツールがいくつも出されており、冬場には風よけのビニールで覆われます。
最大50人ぐらいは入れるので、博多の屋台を想像しているとすかしを食いますよ。
親父は日本人1/4、モンゴル人1/4の混血韓国人で、禿頭にハチマキを巻いてます。キラーカーンに似ているかも知れません。ひげは生えていません。何故「ひげ八」なのかは謎です。
両親が在日だったらしく、日本育ちで、大学は大阪の私立だったなどと、機嫌がいいと教えてくれます。
そのせいかメニューも焼き肉や韓国鍋、トッポギではなく、刺身、焼き鳥、焼きトン、焼きホルモン、肉豆腐、サラダなど日本風の一品料理が多いです。
乙類の焼酎にもこだわってますが、関ソニョの登場人物はそうゆうのは頼まないようです。
時々気合いを入れて仕入れをしてきます。その結果、本日のメニューで「大王イカの丸焼き」とか「シロナガスクジラの丸ごとサラダ」など豪快な料理がボードに書いてあることもあります。
基本的に「ゴーヤのカルパッチョ」とか「ハタハタの一夜干し」とか「米茄子のグラタン」とか出身地が判らないような居酒屋メニューが多く、親父が作る料理も専門的に習った訳ではなさそうですが、とにかく美味いので誰も追求しません。そのせいで、親父の正体は謎のままです。ワッフルなどのスイーツもメニューにあるため、一説には「コーヒープリンス一号店」の元店員ノ・ソンギではないかと噂されてますが、そこまでいい男でもないし、そもそも禿げているので違うでしょう。
店は午後四時には開けるようにしています。閉店はお客次第で、しばしば朝方まで営業しています。
午後五時過ぎには従業員のチユルが大学を終わって駆けつけます。
チユルは幸薄い顔をした少女で(笑うと可愛い)、ダンサーを目指していましたが、なにか辛いことがあったらしく、漢江から身を投げようとしていたところを親父に救われ、以後バイトをするようになったという噂です。
チユルはたちまち看板娘としての頭角を現して、今では彼女目当ての男性客も大勢いますので、親父も就労時間やまかないなど、けっこう優遇しているようです。
最近ではウンジという脚の太い少女もバイトしていますが、この子はまかない目当てなのでいつまで続くか判りません。


まぁそんな想像上の「ひげ八」です。居酒屋としてはありきたりな名前だろうとつけたのですが、調べてみたら意外にヒットするのは1〜2件です。これは誤算でした。
でもあくまで創作物ですから、ネットで検索して私の私生活を探ろうとはしないでくださいね(笑)