関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第189話 アジョシ仮面マン PART.01

わし「ヒョヨンさん、誕生日おめでとうございました!
  さて、今回の関ソニョはぁ…」
ヒョヨン「あっさり流すなよ、もっと祝え!」
わし「(無視)女子アイドルの敵か味方か、アジョシ仮面マンの巻ですー。パチパチパチ」
ヒョヨン「いつか高いビルの屋上で背中をツンてしてやる」



ファン・ソギョン「それでは本日の『ビッグブラザーズ』はこの辺で。少女時代のみなさん、ありがとうございました」
少女時代「ありがとうございましたー!」
ハグハグ
テヨン「チョ・ヨンナム先生、ありがとうございました」
ヨンナム「おお、テヨンたん。お疲れやったな(グイッ)」
ハグッ
テヨン「あっ」
ヨンナム「うひひひ(ブッチューーーッ!)」
全員「わー」
ヨンナム「おお、柔らかい。回春、回春(スリスリ)」
ソン・スンハン「ちょいと、おっさんやめなはれ。まだ本番中やぞ」
テヨン「…お、おほほほ。大丈夫ですわ。ちょっと驚いただけですから」
ヨンナム「当たり前や。ワシの情熱キッスを受けて喜ばん婦女子がおるはずがない。テヨンたん、自分幸運やで(パチ)」
テヨン「あ、あはははは」
全員「…(うげえ)」


テヨン「くっそー。ジジイのくせにウチの自慢のホッペに無断でポッポするとは許せん。新人時代ならその場でミンチにしてたところやで。
  そやけど笑って済ませるにはセクハラの度が過ぎる。久しぶりに般若の面と日本刀持ち出したけえね」 ※ビギンズ第21話参照

ダイアナ・エクストラバガンザ「毎度おおきに。また来てね、ヨンナムはん」
ヨンナム「(ヒック)ほーい、次はもっとサービスせえよ」
エクストラバガンザ「まぁ、あれだけウチの股ぐら揉んどいてよおゆうわね」
ヨンナム「ケチケチすんな。代わりにワシのお股も揉ませてやるから」
エクストラバガンザ「遠慮しまーす。ほなね」
バタン
ヨンナム「うーむ、なんや今のおばちゃん不思議な揉み心地やったなぁ。ま、ええか。もう一軒いこ(ふらふらー)」
テヨン「(今や)こら、チョ・ヨン…」
謎の声「待てーい!」
テヨン「ん?」
謎の声「歌手で画家のお調子者タレント、チョ・ヨンナムやな」
ヨンナム「だ、誰や貴様?」
テヨン「ホンマや。誰やねん、ウチの正義を邪魔する奴は? …とりあえず隠れよ(こそこそ)」
謎の声「(ぬう)貴様ごときに名乗る名はないが、どうしてもとゆうなら”アジョシ仮面マン”と呼んでいただこう。あ、これ、名刺です」
ヨンナム「これはご丁寧に。それにしてもそのマスク、手作りでっか? なんか不格好やけど」
アジョシ仮面マン「とんでもない。実はこれ、映画『逆境ナイン』でココリコ田中が初登場の時に被ってたマスクなんですよ」
ヨンナム「ぴゃー、本物?」
アジョシ仮面マン「もちろんです。もっとよく見ますか?」
ヨンナム「ええ、是非見してください(しげしげ)」
アジョシ仮面マン「どうぞどうぞ…と油断させておいて、ズバーッ!」
ヨンナム「うわぁ! な、なにしますねん?(ヨロヨロ)」
アジョシ仮面マン「貴様、ワシの大切なテンたんにハグするわ、ポッポするわ、勘弁ならん!(ぽかぽかぽか)」
ヨンナム「痛い痛い、やめてよお」
アジョシ仮面マン「やめろとゆわれてすぐやめるのは、兵隊か競輪学校の生徒だけじゃ!(どかどか)」
テヨン「そんなことはないやろ」
アジョシ仮面マン「貴様の罪はそれだけやない。番組中の態度が悪すぎる。さらに親日家と来とる。制裁を受けるには充分じゃ。
  これからたっぷりいたぶってマリアナ海峡の底に沈めてやるから覚悟しやがれ(げしげしげし)」
ヨンナム「ひぃひぃ」
テヨン「こらあかん」
バッ
テヨン「そこまでにしとき、アジョシ仮面マンとやら」
アジョシ仮面マン「あ、テンたん」
テヨン「それ以上の暴行は無用。マジで死んでまうで」
アジョシ仮面マン「そやけど、こいつ、許せんのやもん。テンたんがカメラの前では笑うしかないてわかっとってのやりたい放題。ワシがテンたんに代わってお仕置きしたるねん」
テヨン「自分アホやな。ウチの名の下に制裁を加えること自体ウチに迷惑がかかると、なんで思い当たらん」
アジョシ仮面マン「…はっ」
テヨン「とにかく、これはウチとヨンナムジジイとの問題や。部外者は引っ込んどってもらおう」
アジョシ仮面マン「そ、そんな…ワシはテンたんのためを思って…テンたんのパボォ!(うわーん)」
しばばばば!
テヨン「ふう、行ったか。それにしても何モンや? 聞き覚えのあるあの声…まさか、ジュン…」
ヨンナム「う、うう…」
テヨン「あ、そうやった。ヨンナム先生、大丈夫でっか?」
ヨンナム「痛い、あちこち痛いねん」
テヨン「しっかりして。今救急車を呼びますさかい」
ヨンナム「いや、もうちょっとこのままで…、ああ、貧乳に見えても、それなり膨らんでるやないの(スリスリ)。はー、回春、回春…」
テヨン「こ、こいつ…コロス!」
どっかーん!


アナウンサー「それでは次のニュースです。昨日漢江に浮いていて、死亡寸前に救助された歌手で画家のチョ・ヨンナムさんが意識を回復しました。
  警察の調べによると、ヨンナムさんを襲った暴漢は”アジョシ仮面マン”と名乗っているそうです」
テヨン「(ギクッ)」
ティパニ「わははは、だっさい名前」
ヒョヨン「どおゆう意味やねん?」
ユナ「映画の『アジョシ』やない? たったひとりの友達である女の子を救うために、巨大な悪と戦う質屋のにいちゃんの話」
ソニ「ああ、ウォンビン主演の奴か。ちょうどDVD借りようと思うとった」
ユナ「質屋のにいちゃん、めっちゃ強いんやけど、その正体は誰も知らないんや」
ユリ「え? 質屋やないの?」
ヒョヨン「お前の脳は永遠の停戦地帯やなぁ。平和でええわ」
ユリ「おおきに」
ソニ「映画になぞった命名ってのはあるかもな。ヨンナムのジジイは美少女の敵やし。こいつ、女の子の味方を気取ってるんだと思う」
ジェシカ「だとしても、”アジョシ仮面”でええやないか。なんで”マン”までつけるかな?」
ティパニ「とにかくセンスがないのは間違いない。こいつが付き合ってる女なんか、ぶっさいくなチンチクリンに決まって(パカン)あいてて。なにすんの?」
テヨン「ああ、ごめん。ハエが飛んでたさかい」
ティパニ「ハエなんかおったかなぁ?」
テヨン「ピーピー」



わし「(ほほほほ)しかし、アジョシ仮面マンの事件はこれだけでは終わらなかったのです」 ← シルエット
ヒョヨン「お前はヒッチコックか?」
わし「芸能界に吹き荒れるアジョシ仮面マンの暴行、天誅、粛清の嵐! その目的は? 正体は?
  テヨンが口にしたジュンとは…松本か、名倉か、黒板か?」
ヒョヨン「(けっ)…いちいち突っ込む思うなよ。ウチはJOOみたいに安い女やないで」
わし「ちぇ、売れてるグループはこれやからなぁ。出番があるありがたみが判ってないねん」
ヒョヨン「ぶつぶつゆわんと、さっさとウチの誕生祝いをしろ!」
わし「残念でした。日付をご覧ください」
ヒョヨン「…ああ、もう過ぎてるやん(へなへな)」
わし「好評不定期連載シリーズ”アジョシ仮面マン”、次回をお楽しみに!」
ヒョヨン「不人気に決まってるから二度と書くな!」







※テヨンポッポ事件…
 2011年9月21日にKBS2で放送された『ビッグブラザーズ』に少女時代からテヨン、ティファニー、ユリ、ソヒョンが出演。
 ファン・ソギョン、チョ・ヨンナム、ソン・スンファン、キム・ヨンマンというジジイMC4人とトークを繰り広げた。
 番組の終盤、お互い立ち上がって挨拶し、握手及び軽いハグとなったとき事件は起きた。
 チョ・ヨンナムがテヨンを必要以上に強く抱き、頬にキスしたように見えたのである。
 テヨンは一瞬驚いたようだが、すぐに笑顔でその場を繕った。
     問題のシーン

 
 チョ・ヨンナムは歌手で画家のタレントとして一時人気を博したが、親日本を出版したことから非難されたりもした。
 『ビッグブラザーズ』でも収録時の態度が良くないことがネットで指摘されていて、決してみんなに尊敬される芸能人ではないようだ。
     これとか
     これとか
  
 こういう人が親日つーのはあまり嬉しくないかもしれない。
 国際感情はともかく、テヨンにポッポしたというだけでこの人を嫌いになるには充分な理由だ。
 番組では相変わらず少女時代の面々が身を削ったトークを繰り広げたが、それは別にこの年寄りMCたちでなくとも成立する気がする。
 『ビッグブラザーズ』はパイロット番組だそうだが、こんなことで正規番組に昇格できるのだろうか?


※『逆境ナイン』…島村和彦のハチャメチャ野球漫画を原作とした映画。
 玉山鉄二堀北真希田中直樹など出演。『海猿』の羽住英一郎監督。
     『逆境ナイン
    左の仮面姿がココリコ田中。


※『アジョシ』…2010年に韓国でヒットした映画。ウォンビン主演。
    

 韓国版『レオン』のような感じだが、まだ観てないのでなんとも言えない。
 子役のキム・セロンはデビュー作の『冬の小鳥』とこの作品で大注目の幼きスター。日本の映画界も熱い視線を送っている。
 詳しくは以下のHPから
 http://ajussi2011.jp/pc/