関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第184話 直訴

テヨン「下にー、下にー、下にー!」
ユナ「上様のお通りじゃ、頭が高ーい!」
スヨン「お待ちくだされー(カクカクカク)」
ヒョヨン「申したきこと、ございまするー」
ででででで(がばっ)
テヨン「なんじゃなんじゃ、その方ら、無礼討ちに致すぞ」
スヨン「直訴でございます!(カクカクカク)」
ユナ「なに?」
ソニ「討たれるはもとより覚悟の上、なにとぞ我らの願いをお聞き下され」
テヨン「ならんならん。上様の治世に不満を申したてるなぞ以ての外、直ちに刀の錆にしてくれるわ!」
スヨン/ヒョヨン/ソニ「ひょえー!」
声「待てーい」
テヨン「こ、これは上様(ははー)」
スルスルスル ← 駕籠のすだれが巻かれる音
スマン「命を賭しての駕籠訴である。疎かにするでない」
ユナ「しかし上様…」
スマン「しかしもカカシもあるか、ボケ。その者らをもちっと近くへ」
スヨン/ヒョヨン/ソニ「わーい!」
テヨン「(ちっ)むかつくわー」
スマン「その方ら、この秀満に直々に訴えたきことあるとな?」
ソニ「ははー」
スマン「ほんなら願いを言ってみて」
スヨン「こ、これをお納めくださいませ(カクカクカク)」
スマン「(すっ)しかと受け取った。…むぅ?」


<上>
少女時代ファン連合は少女時代メンバー別個人ジャケット発売を反対します


SMエンターテーメントに差し上げる文


少女時代正規 3集の発売を控えて 9人のメンバー別個人ジャケット発売開始計画が知らされてから
これに対しファンの間に強い反対の意見が起こっており私達少女時代ファン連合では下記のように
その意見を取り纏めて貴社にお伝えする事になりました。


少女時代は 2年連続私たち国民が一番愛する大衆歌手席を守って来たのみならず、
およそ10ヶ月近い国内空白期にも関わらず日本やヨーロッパその他世界各地での韓流代表歌手として
活動した点が少女時代ファンだけでなく一般人達にも大きくアピールされ、
今回新たに準備されている正規3集に多くの関心が寄せられている状況です。


そう言った中、メンバー別ジャケットを売り出す場合に以前雑誌マリークレールの前例があったように
カムバック以後、少女時代が新しい音楽と舞台の外にメンバー別ジャケット販売状況に
言論と大衆の関心の集まる不祥事が発生しなかろう壮語することが出来ないしまたその過程で
メンバーたちと少女時代を愛するファンが傷つくようになることは火を見るよりも明らかな事です。
貴社ではお分かりになるか分かりませんが少女時代のファン達はメンバー個人を主にした応援を控え、
9人が一つになったグループ '少女時代'を支持する文化がデビュー4年目で深く根付いている事に
対しての自負心があり、 ファンが1つになにってそれ程にまで守って来たグループメインの
ファン達の文化が今、メンバー別個人ジャケット発売開始によって瓦解してしまう事を願いません。


またメンバー別ジャケットを売り出す事でアルバム販売量の増大効果を狙うにはもう既存の正規 2集
Oh!のランダムフォトカード方式やリパッケージRun Devil Runのランダムフォスター方式でも
充分に刮目に値する販売量を納めましたし、 今回の正規3集の場合には国内舞台カムバックのみを
指折り数えて待っていた既存ファンと新規流入されたファンそして少女時代を愛して下さって
少女時代の音楽に関心を持って下さる一般音楽ファン層まで含み確実に以前より成長した販売量を
記録するはずだから敢えて自信します。


また少女時代が大衆から愛されるアイドル歌手として大切なのは 'アルバム'であり
基本的に良質の音楽コンテンツで勝負するべき事であって'グッズ'ではないと思います。
特別な商術を使わなくても徹底的に収録曲に対する好評価が繋がれば結果80万枚以上の販売量を
記録し余勢を駆って成功している日本正規 1集の場合を考えて見ても日本でもお目見えしなかった
メンバー別ジャケットを敢えて韓国で販売する理由を理解する事が出来ません。


企画段階とは言えもう編成された版を修正するのは容易い事ではないと言う事は分かっていますが、
このようないくつかの点を再考して頂きましてメンバー別個人ジャケットの発売計画だけは
撤回して下さるようお願い致します。
私達ファンは誰よりも少女時代の正規 3集活動の成功を祈っていますし、
これを積極的にサポートしようとする気持ちですから単純なファンの不満や軽い苦情だからと
心に刻ざまれずに慎重に検討して下さってメンバー別個人ジャケット発売計画を撤回して頂けたなら
私達ファンは一層軽ろやかに嬉しい心で少女時代のカムバックを全幅の信頼を持ち応援支持するでしょう。
韓流を導いて行く屈指のエンターテイメント企業人貴社と所属アーティスト少女時代の未来に
良い事のみ起きますよう心よりお祈り致します。


ありがとうございます。少女時代ファン連合


http://sone.intothenewworld.net/index.php?mid=soneunion&document_srl=323


スマン「こ、これは…」
テヨン「いかがなさいました?」
スマン「長いわ」
ヒョヨン「(がく)んなことゆうたって」
スマン「まぁその方らの言い分はわかったわ。そやけど、もおジャケット撮影も済んどるし、輪転機も全開で回っておる。これを差し戻すのは困難やで」
スヨン「そこをなんとか」
スマン「全州はいかが思うか?」
テヨン「そんなん売れへん奴らの僻みですわ。ウチのジャケットCDは売り切れ間違いありまへんし、気にしたこともないです」
ユナ「ウチも同感ですぅ」
ヒョヨン「ウチら自身のことを考えてゆうてるわけやおまへん。なによりペンが傷つくことを恐れておるのです」
テヨン「自分のペンなんかおらん」
ユナ「もしおってもそんなの超マイノリティやからCDの売り上げには貢献せんのじゃ」
スヨン「(むか)マイノリティが売り上げに貢献せんなら、なんでメンボ別のジャケット作るんです?」
スマン「そおゆうたらそうやね」
ユナ「ほんならいっそ少数派の奴らのジャケはやめますか?」
スマン「そやけど、どっからが少数派か線引きが出来るんか?」
テヨン「そりゃウチ以外はマイノリティでしょう(きっぱり)」
ユナ「ンな訳あるかい。ウチは永遠のセンターやで」
ヒョヨン「ウチもフランスじゃNo.1ゆうこと忘れんで欲しいわ」
ソニ「叔父はん、まさか姪のウチまで少数派やと?」
スマン「む、自分はワシの兄上が町場の女に生ませたおソニやないか」
ソニ「お願い、叔父はん。ウチはマイノリティやないけど、ペンのために直訴に来たんです」
ユナ「充分マイノリティやって」
ソニ「みんなが不幸になるようなジャケットはやめて」
スマン「うーむ、これは困った」
てってけて
ティパニ「恐れながら申し上げます」
スマン「おお、これはいつもヘラヘラしとるから昼行灯と思われ勝ちやが、実はメンボいち考えが深いと評判の美国守やないか」
ティパニ「新しいアルバムはその者たちの願い通り集合写真のみをジャケットに使用するのがよろしいかと」
テヨン「出しゃばんなよぉ、アメリカ人が」
スマン「そやかてもお写真撮影しちゃったし。無駄になるやんか」
ユナ「ホンマやで。それに好きなメンボひとりが大きく写ったジャケが欲しいゆうペンも多いんじゃ」
ティパニ「そこでこの美国、一計がございます。メンボ全員のジャケ写真をステッカーにしてCDに付属させたらよいのです。
  さすれば、好きなメンボにこだわる者は購入後にいくらでもジャケを差し替えることが出来ますし、売り上げによってメンボ間格差が出ることもございません」
テヨン「パボじゃね? そんな手間かけたらCDの値段が上がってまうわ」
ティパニ「例え500ウォン、1000ウォン上がったところで嫌がるペンがおりましょうか?
  日本でのCDは韓国の倍もしましたが、80万枚も売れたんですよ」
スマン「うーむ、確かに。美国、そちの申す通りじゃ。見事である!」
ティパニ「ははー」
スマン「では全州、ただちにそのようにとり計らうがよい」
テヨン「へーい(ちぇ)。でもCDそのものはピクチャーレーベルで個人別にしてもええんですよね」
ヒョヨン「あかんに決まってるやん!」
ユナ「ほんならCD発売後に予定されていた少女時代総選挙は?」
スマン「それも取り止めじゃ」
ユナ「えーっ? マイノリティの勝利で喜ぶのはマスコミだけなんやけどなー(ぶつぶつ)」
ソニ「叔父さん、いえ上様、寛大なお裁きありがとうございました(へへー)」
スマン「かまへん、かまへん。そちらのおかげでAKB的戦略をとること自体K-Popの敗北であると気付かされた。この秀満、逆に礼を言う」
スヨン「勿体のおございますー」
スマン「それより規則やから、キミたち磔刑ね」
スヨン/ヒョヨン/ソニ「どひゃーっ!」
スマン「ほっほっほ、これにて一件落着!」


ナレーション「この事件は『S♥NEジャケット騒動』として永く語り継がれることとなったのである」