関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第180話 日本分割

倭式レストランの座敷…
すっ
JYP「ただいま参りました」
スマン「おお、入りなさい入りなさい。まずは一献差し上げよう」
JYP「(平伏)一番の若輩者であるワシが、一番遅うなって申し訳ありまへん」
スマン「気にすんなや、ワシらの間に先輩も後輩もない。同じ仲間やないか」
JYP「も、もったいない…」
ヒョンソク「先生がそうおっしゃってくださっとるんや。さっさとこっち来て飲んだらどうや(にこにこ)」
JYP「へ、へい。ほな(さささ)」
とくとくとく
スマン「まぁ一杯。難しい話はそれからや」
JYP「それでは、先生、にいさん、いただきます」
スマン「グッといけ、グッと。いちいち顔を背けたりせんでええからな」
JYP「へえ(グッ)…ああ、うまい!(くー、ワシもついにここまで登り詰めたか)」
スマン「うんうん(にこにこ)、前祝いにビクちゃんにでも舞って欲しいところやけど、あいにく今夜は内々の話でな」
JYP「はい。K−Popによって骨抜きになった日本市場を、ワシらが統治するゆう悲願が目前となりましたね」
スマン「そのために何十年も前から彼の国の芸能界には、深く広く同胞が入り込んでおった訳やからな。志半ばで倒れていった同胞のためにも、今こそワシらの手でその夢叶えねば」
ヒョンソク「ワシも来る途中で計画書に目を通させて貰いましたが、先生んとこはホンマにあれでええんでっか?」
スマン「ええとも。SMEは今後名古屋以西を主な活動場所とする」
JYP「では、東京をお譲りになるゆう噂は本当で?」
スマン「少なくとも日本の半分貰うんやから、それぐらいは譲歩するで。それに西日本だけでも韓国より充分市場は大きいし、今後開発の余地はたっぷりある。
  差し当たって、大阪のUSJから南港、堺浜えんため館までを橋で繋いで、アジア最大の娯楽施設を作ろうか思てる。いつ来てもSMのアーティストが観れるSMタウン構想や。
  ユニバーサルとはもお大筋で話がついとる」
ヒョンソク「ぴゃー、さすが開拓者やな。スケールが違うで」
JYP「ユリがジョーズの遊覧船の船長やったり、パニがブルースブラザーズ踊ったり、ソヒョンがメイド服でコーヒー売り歩いたりするんでっか?」
スマン「するする、毒入りやけど(笑)。ジェシカ女王とクリスタル姫のSM倶楽部も作る」
JYP「ちょー行きてー!」
ヒョンソク「先生の館はないんですか?」
スマン「実は南港にイ・スマン記念館建てよかと(照)。あと、SM歴史博物館には消えていった練習生も常設展示する」
JYP「うーむ、廃棄処分した練習生まで活用するとは」
スマン「エコの時代やからな。とにかくいろいろ考えとる。
  一方、東日本は君らの物や。そっちの分割は任せるで」
ヒョンソク「それなら簡単。東京と埼玉はチニョンくんに任せよう思います」
JYP「(ぶーっ!)ヒョンソクにいさん、それはあかん。いくら何でも若輩者のワシが、そんなマグロの大トロみたいなとこ独り占め出来ますかいな」
ヒョンソク「ええてええて。その代わり東日本の他の土地はYGエンタが貰うさかい。そんならええやろ?」
JYP「そやかて、あっちは復興で興行どころやおまへんやろ?」
ヒョンソク「逆境イコールビジネスチャンス。YGのアーティストが復興に協力し、自然に日本に溶け込んでいく画を描いているんや」
JYP「なんて大きな人たちや(感動)」
ヒョンソク「そやけど、神奈川、千葉までは譲らんからな(はっはっは)」
スマン「そこはDSPやローエンも欲しがるんやないか?」
ヒョンソク「奴らには裏日本でもくれてやりましょう。韓国へのアクセスが容易で、放射能の心配もないと言えば納得するんやないですか?」
JYP「まさに。奴らは長期的展望に欠ける行き当たりばったりの事務所ですからな。アイユほどの逸材をCFタレントにしてしまう奴らですわ」
スマン「そのアイユをオーディションで落としたのはキミのところやろう?」
JYP「今思えばジュを取ってアイユを落としたのは一生の不覚」
ヒョンソク「(わははは)まぁあの年頃の子は化けるから仕方ないで。で、北海道と沖縄は?」
スマン「沖縄は当然ウチが貰う」
JYP「沖縄は集客力ありますからね。沖縄と台湾と済州島を3国架橋で結ぶようなビッグな構想をお持ちで?」
スマン「いや、将来竹富島でビクちゃんと民宿でもやろうかな思うてね」
JYP「(ずこっ)そ、そうでっか」
ヒョンソク「北海道も札幌と函館なら貰うてもええけど、あとは牛と馬しかいないからなぁ」
JYP「牧場の世話をしながら歌手活動をする『青春不敗』アイドルを養成するってのは?」
ヒョンソク「それ田中義剛が以前やって失敗したやん」
JYP「そうかぁ。…わかりました、では映画とドラマのロケ地に特化させましょう。ペ・ヨンジュンにいさんに北大の並木道辺りに住んで貰えば、年中観光客で潤うと思いまっせ」
ヒョンソク「キミ、最近ホンマ映像関係が好きやね(笑)」
JYP「ワールドスターのジフンも戻ってきたし、これからは歌謡業界だけやなしに、総合的にやっていきたいんですわ」
スマン「ほっほっほ、なんだかんだ、一番どん欲なのはチニョンくんかも知れんのお」
どたどたどた!
店主「い、いけません、そちらには大切なお客様が(ズバッ)うわー!」
JYP「ん? どないした?」
がらっ!
新撰組「日本を分割統治し、骨抜きにしようとする異国の鬼め! ワシら新撰組が退治してくれるわ!」
スマン「わー、ばれた!」
ヒョンソク「ちゅうか、なんで今時サムライが?」
新撰組「問答無用!」
ズバ、ズバーッ!
スマン「わーっ!」
ヒョンソク「が、がはぁ」
JYP「くそー、やられたぁ。…(はぁはぁ)K−Popの夜明けはまだ遠いぜよ(ガク)」
スマン「そんなワシらが成し遂げられなかった夢を実現させるのは、キミや」
ヒョンソク「世界に通用する新世代のK−Popスターの誕生、待ってるぜ!」
♪ジャーン


………


パク・ソンフンPD「と言うオープニングムービーを作って『K−Popスター』で毎週流そうと思うんですけど」
SBS制作局長「却下や、却下!」