関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第176話 Rule Braker

がちゃ、どたどた
ソヨン「ぴゃー、緊張したぁ」
ミジュン「心臓が口から飛び出るかと思うたで」
ファヨン「そやけど、なんとか無事にデビューステージ終わって良かったな」
ヒョナ「ウチ、帰ったらさっそくツイッター見てみるわ。ええ評判なら嬉しいなぁ」
IU「(すぅ)スウィート・リヴェンジの諸君、なかなかの舞台やったで。評判もええやろう」
ソヨン「ぴゃっ!」
ファヨン「だ、誰? ウチらの楽屋に勝手に入るなんて」
IU「ドアホ、メジャーデビューしたばっかの大部屋バンドが”ウチらの楽屋”なんて百年早いんじゃ」
ミジュン「あ、あんたは、アイユ…ちゃん?」
ヒョナ「ホンマや、アイドルのアイユや。なんでここに…?」
IU「このバカチンが! 業界の大先輩でトップスターのウチを呼び捨てにするとは何事や(パシーン、パシン、パシン、パシン!)」
SWEET REVENGE「きゃあ(ドタドタドタ)」
IU「念願のデビューを果たして浮かれる気持ちもわからんやないが、自分らの身柄はすでにウチが買い取った。
  ウチをただの高校生やと思うなよ。今後はねえさんと呼ぶように」
ヒョナ「な、なんやの、一体?」
ソヨン「状況がイマイチ飲み込めないんですが」
IU「簡単なことよ(ふっふっふ)。ウチと自分らで、ダンスグループ全盛のこのK−Pop界に風穴を開けるのよ。それもどでかい穴をな」
ファヨン「か、風穴?」
IU「今時珍しいガールズバンドの自分らがデビューしたことは評価に値する。そやけど、それだけで売れるほどこの世界は甘うないで」
ヒョナ「そ、それはまぁ」
IU「へたすりゃ、ヴァニラ・ルーシーほども売れへんかも」
ソヨン「いやー、あれよりはもちょっと売れたいですぅ」
IU「そやろうな。それを可能にする確実な方法、それがウチと組むことや」
SR「ええーっ?」
IU「今度のウチのカムバックでは、自分らにバックバンドを務めて貰う(どーん!) 名付けてIU&SWEET RABBIT!」
SR「ひょえーっ! な、名前変えられとるし」
IU「そっちの事務所とはもお話がついとる」
ソヨン「デビューしたばっかりなのに(へなへな)」
IU「どうせ売れへんわ。それより将来を考えたらウチと組む方が利口っちゅうもんや」
ミジュン「そ、そうかも知れまへんけど…(夢を見る間もなく否定されたで)」
ファヨン「なんもデビューステージの直後にそんな話せんでも(しくしく)」
IU「善は急げゆうからな」
ヒョナ「アイユさんはロックバンドよりヴァニラねえさんと組んだ方が合うんやないですか?」
IU「ふん。奴ら一見アコースティックバンドに見えて、実はエレクトリカルでラップもある…つまりダンスグループとさして音楽性は変わらんのや。
  女の子だけの生バンドしょってる方がインパクトがある。革命にはインパクトが必要なんや」
ソヨン「うう(それなりに的を得ているような)」
IU「これから10月のカムバックまで、フルアルバム仕上げにゃならんのやから時間がない。
  それに自分らの顔面工事とか肉体改造とかやることいっぱいあるし」
ソヨン「バンド名だけやなく、顔も変えるんですか?」
IU「そのルックスで他のダンスグループに太刀打ちできるか! ウチのように純情可憐な顔にそろえて貰うで」
ミジュン「いやー、目がちっこくなるのはいやー」
IU「目が小さいとかゆうな(ゲシゲシ!) そこのドラムの…」
ヒョナ「は、はい、チャン・ヒョナです」
IU「自分はカムバまでに脚を今の半分の細さにするように」
ヒョナ「は? ひと月でですか?」
IU「ウチのバンドに大根脚はいらん」
ヒョナ「そ、そやけど、脚力が落ちたらドラム叩かれへ…(パーン)あっ」
IU「口答えは必要ない。売れたかったらやるんや(ぐわー)」 ← 鬼の形相
ヒョナ「ひぇ、ひぇい(怖ーい。ひょっとしてとんでもない世界に入ってもうたんじゃ…?)」
IU「それにしても自分らなんで”弘大の少女時代”て呼ばれてるねん? ガールズバンドやから”韓国のプリプリ”とか”ソウルのSHOW−YA”とかでええんやないの?」
ファヨン「(古う…ホンマはいくつやねんこの子?)それはヴォーカルのソヨンちゃんが少女時代のテヨンさんに似てると言う評判で…」
IU「なんやとお!」
ファヨン「ひーっ」
IU「…(じー)」
ソヨン「あ、あの(どきどき、びくびく)」
IU「AVの『芸能人●●に激似』って程度にしか似てへんけど、その前髪ぱっつんの髪型は、あの女にわざと似せようというさもしい考えからやないやろな?」
ソヨン「と、とんでもない(ぶるぶる)。前髪はメンボ全員ありますし」
IU「(ふん)どっちにしろ、自分の顔面は大工事して、奴に似てるなんて二度と言えなくしてやる」
ソヨン「勘弁してー(ジョジョジョジョ)」
IU「あと、ベース」
ファヨン「は、はい」
IU「自分はカムバまでに、ピックの代わりにシャモジでも山芋でもスイカでも自由自在に使うて弾けるように特訓な」
ファヨン「え、な、なんで?」
IU「そうゆうベーシストがウチの理想やからや。名前もなかよし三郎に変えれ」
ファヨン「はぁ(わけわからん)」
ソヨン「楽曲はどうするんでっか? ウチらが書くんでっか?」
IU「自分らのライティング能力なんか信用できるか。ウチが全部書くわ」
ソヨン「はぁ(前書いた曲、さっぱり売れへんかったくせに)」
ミジュン「(どうせ暗ーいバラードばっかり書くつもりやな)」
IU「あ、そうそう。ウチもギター持って参加するさかい、ひとりいらんわ。どっちかキーボードに転向してな」
ソヨン/ミジュン「えーっ?」
IU「いやならクビ」
ソヨン「(ひそひそ)どう育ったらこんなに人の道を踏み外せるんや」
ファヨン「まさに”ルール・ブレイカー”や(しくしく)」


………
……


IU「(スキップスキップ)うふふ、今日もスウィート・リヴェンジをいぢめて遊ぼうっと」
マネージャー「あ、こら、スウィート・リヴェンジはあかんで。全員胃弱で入院してもうた」
IU「ぴゃー、マジで?」
マネージャー「自分が追い詰めすぎたんちゃうか?」
IU「最近の奴らが根性なさ過ぎるんや。そんで、カムバックはどうするの?」
マネージャー「急遽チョン・ジェヒョンに参加して貰うことにした。全編アルゼンチン・タンゴのアルバムになるで」
IU「純情マッチョか!」







※SWEET REVENGE…2009年からインディーズで活動していた女の子4人のロックバンド。
 2011年8月26日KBS2”ミュージックバンク”においてタイトル曲『Rule Braker』でメジャーデビュー。
 デビューCDは8月30日発売予定。
 メンバーはキム・ソヨン(VO,G)、キム・ミジュン(G)、イ・ファヨン(B)、チャン・ヒュナ(D)
 ソヨンがテヨンに似ていると言うのが話題を呼んでいるらしい。
 すでにYoutubeなどではIUに似ているとか、テヨンとIUを掛けたようだ、とか様々な意見が飛び交っている。
     『Rule Braker』
    ミュージックバンクでのパフォーマンス


※なかよし三郎…
    
    一目瞭然(笑)