関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第174話 ロデオ通りデュエット歌謡祭

店員「スターバックスコーヒー芿潭店へようこそ。ご注文はお決まりで?」
ジェシカ「キャラメルマキアート、豆乳で。あとココナツフレーバーにチョコも追加ね」
店員「へい、キャラメルマキアート、豆乳で。あとココナツフレーバーにチョコ追加ね、かしこまりー(どんどん ← 太鼓)」
つんつん、つんつん
ジェシカ「誰や、ケツをつつくのは…、あっ」
ミョンス「相変わらずひとりで街をぶらついとるんか。淋しいのお」
ジェシカ「(うふふ)ウチがひとりで嬉しいんちゃうの?」
ミョンス「いやいや、自分のような美人がひとりゆうのは不健全やで。どうや、おっちゃんがコーヒー奢ったるからふたりですごさへんか?」
ジェシカ「コーヒーだけ?」
ミョンス「お望みならケーキも付けますけど」
ジェシカ「うーん、今夜はお酒飲みたいなぁ」
ミョンス「そ、そお? ほな河岸変えようか?」
ジェシカ「やたっ(パチン)」
店員「かしこまりいー。ではこちらの炉ばた焼きコーナーへどうぞ。キャラメルマキアートはお席にお持ちします」
ミョンス「スタバにそんなんあんの?」


ふたり「かんぱーい(ちんちん)」
ジェシカ「(グビ)かー、やっぱ喉を酷使した後の生ビールは最高やね」
ミョンス「最近毎日新しいアルバムの録音なんやろ? 大変やなぁ」
ジェシカ「まぁね。そやけどそれが仕事やからな」
ミョンス「今度のコンセプトってどうなん? ティパニちゃんがあちこちで”新しい姿をお見せします”ゆうてるけど」
ジェシカ「まぁ脱少女路線ゆうか、より大人に深化したコンセプトやね。ウチらもおみんな20代やし」
ミョンス「(ゴク)全員下着姿で踊ったりとかせえへんやろな」
ジェシカ「必然性があれば裸にもなるで(うふ)」
ミョンス「(がたーん)そそそそんなATGの頃の女優みたいなことゆうたらあかん! 自分らいまやK−Pop界のリーダーなんやぞ」
ジェシカ「座りいな。ちょっと考えたら冗談てわかるやろ。ヘソは出してもケツは出さんわ」
ミョンス「(はぁはぁ)そ、そんならええけど。最近いろいろ過激なグループ多いからなぁ」
ジェシカ「たとえオッパイ出しても、もおテレビ局程度には少女時代のやることは止められんけどな」
ミョンス「だからって絶対出すなよ。…今度のアルバム、ファン・ソンジェとかも参加しとるようやけど、バラードが多くなるんか?」
ジェシカ「バラードもあるなぁ。かなりしっとりした奴が」
ミョンス「それで、その…これは噂で聞いたんやけど…」
店員「へい、ホッケの開きバニラフレーバー、お待ち!(ドン)」
ジェシカ「わぁ、おいしそう」
店員「うちの名物ですねん。スタバ芿潭店へ来られる芸能人の7割が注文されるんでっせ」
ミョンス「わかったわかった(しっしっ)。
  …それでその、噂やけど、全員男アイドルとデュエットするて聞いたんやけど、まさかそんなことはないよな」
ジェシカ「ははぁ(それが聞きたかったんか)。耳聡いやん、その通りやで。全曲デュエットのアルバムになる。なにしろタイトルが『ロデオ通りデュエット歌謡祭』ゆうんやから。
  全員が男アイドルとしっぽり濡れて淫靡なムードをかもす大人のコンセプトなんや」
ミョンス「マジで(ぴゃー)。だ、誰と誰がデュエットするん?」
ジェシカ「例えばテヨンはヒチョルの奴とバラードを…」
ミョンス「彼は入営するんやなかったん?」
ジェシカ「そう。そやからテヨンも、来月から毎日新兵キャンプに通って、銃弾飛び交う中で録音するんやて。軍曹の怒号や砲声なんかも効果的に使うらしいで」
ミョンス「よお軍が許可したな」
ジェシカ「軍は宣伝になるから大歓迎や。テヨンも昔から兵隊さん大好きやし、時々機銃撃たせて貰えるゆうて超乗り気やで」
ミョンス「ほえー」
ジェシカ「マンネはヨンファと『タメ口の歌』。こないだ日本でやって評判もよかったし」
ミョンス「ああ、微笑ましいカップルやね」
ジェシカ「そやけど歌の途中でヨンファとパク・シネの浮気がばれて、マンネがタメ口から怒号、罵詈雑言へと変わっていき、終いにはヨンファに煮えた油をぶっ掛けるゆうパフォーマンスになっとる」
ミョンス「死んじゃうがな」
ジェシカ「今ヨンファはダチョウ倶楽部のところで、熱いものに対する抵抗力向上の特訓中や」
ミョンス「おでんとは訳が違うやろ」
ジェシカ「やっぱり溶けた鉛を飲む達人のところがよかったかな?」
ミョンス「大道芸人か!」
ジェシカ「パニは黒人天才とデュエット」
ミョンス「黒人の天才て誰?」
ジェシカ「黒人天才てゆう名前のラッパーがおるねん。黒人で天才なの」
ミョンス「そのままやんけ」
ジェシカ「ぶっちゃけあまりの下品さに作者もひいたっちゅうくらいやから、マジただもんやないで。
  そんでパニが『オッパナッパ』歌うて、黒人天才がそれにラップを被せるとゆうヒップホップ界に革命をもたらす楽曲を録音中」
ミョンス「そんな下品方面の天才とパニを組ませて大丈夫なんか?」
ジェシカ「お似合いやと思うけどなぁ。まぁ実際にパニに黒人が被さる訳やないから大丈夫やろ。
  ユナはクォン・サンウさんと、鼠先輩の『ギロッポン』をリメイクするんやて」
ミョンス「はぁ? なんでまた?」
ジェシカ「歌詞の”ぽーぽぽ”に合わせてポッポするらしい。その回数なんと一曲で215回」
ミョンス「うわぁああ、ペンが暴動起こすぞ」
ジェシカ「ユリはヨガの達人プララッド・ジャニ爺さんと無言の行を…」
ミョンス「もはや歌じゃねえし」
ジェシカ「ジャニ爺さんは70年間水も食べ物もとらずに生きてる超人で、トイレにも行かないんだって。そやからユリも活動期間中は一切の飲食を断って、もちろんトイレにも…」
ミョンス「死んじゃうって」 ← 本日2度目
ジェシカ「アホやな。トイレに行かない姿こそ真のアイドルやないの」
ミョンス「それはそうやけど…そんなんでええの?」
ジェシカ「ユリはアイドルに殉じる覚悟やねん。えらいわぁ。
  スヨンは歌う料理人森野熊八と歌って踊って料理を作って食べるゆうパフォーマンスを」
ミョンス「それは楽しそう」
ジェシカ「ま、歌って踊って料理を作るのは熊八先生やけど」
ミョンス「スヨンは食うだけかい!」
ジェシカ「ヒョヨンはMJと一緒に『スリラー』をリメイク」
ミョンス「…MJって、あのMJ? もはやこの世にはいらっしゃらないのでは?」
ジェシカ「そやから今クッキーマンが青森に優秀なイタコを探しに入ってるねん。でもなかなかMJの霊をおろしてちゃんと踊れる人がいないらしくて。それも録音が遅れてる理由のひとつかな」
ミョンス「それが実現したらまさに『スリラー』やな」
ジェシカ「ソニは青春くんとデュエットな」
ミョンス「青春くん?」
ジェシカ「奴が飼ってた雄鶏や」
ミョンス「…(ついに人間ですらなくなったぞ) まぁええ。そ、それで、シカは…」
ジェシカ「うん?」
店員「お待ちっす。三陸産活ホヤのホイップクリーム増量ね」
ジェシカ「わーい!」
ミョンス「あんな、ワシのところには未だになんもオファーが来とらんのやけど…」
ジェシカ「どうゆう意味?」
ミョンス「そ、そやから、シカはワシとデュエットする気が…」
ジェシカ「オッパは2NE1とデュエットしとったらええやないの。『冷麺』でも『浮気しちゃった』でも、好きなだけ」
ミョンス「(うひゃー、やっぱり怒っとるわぁ)そ、それはなりゆきっちゅうもんでしょう。ワシが決めたわけやないもん」
ジェシカ「嘘ばっかり。ジヨンにいさんに”ボム、ボム。ボムを参加させれ”ゆうてたの観たで」
ミョンス「それはテレビの演出やって」
ジェシカ「とにかく、今回オッパの出番はありません。考えてもみい、少女時代の正規アルバムにお笑い芸人をフィーチャーするわけないやん」
ミョンス「イタコとか鶏はフィーチャーしといて?」
ジェシカ「芸人よりよっぽどましや(きっぱり)」
ミョンス「ひでー(泣)。じゃ、せめて誰とデュエットするかだけ教えてよ」
ジェシカ「浮気者には教えてあーげない」
ミョンス「お願い、シカ様ぁ(すがり)」
ジェシカ「うふふふふ」


………
……


バーン!
トレーナ「だめだめ、もっと声帯を緩めて、伸びやかに声を出して。もっかい最初から」
スマン「あの…ワシ、今夜ビクちゃんと約束があって、そろそろ…」
トレーナー「あきまへん! 先生のパートの録音、もお明日なんやから」
スマン「そやけどぉ」
トレーナー「自分でカムバックしたいゆうたんでしょうが。ジェシカならこのくらいの高域ラクラク出しますよ」
スマン「はぁ、ヒョヨンと組めばよかったなぁ」







※ATG…日本アートシアターギルド。1960年代初頭から90年代にかけて活動した会員制の独立映画会社。
 戦後の学生運動やフランスのヌーヴェルバーグの影響により、やたら理屈っぽい文芸映画が多いが、当時の主たる会員だった学生たちには大いに歓迎された。
 桃井かおり桜井浩子などの若手女優が芸術のためならとヌードを披露し、話題にもなった。
 この頃の邦画はATGに限らず16〜18歳の新人女優が「必然性があるなら」を合い言葉にどんどん脱いでいた時代でもあった。
 秋吉久美子島田陽子田中美佐子などもそうした女優にあげられる。
 当たり前だが観に行く学生の多くは必然性も芸術も関係なく、ただ裸が見たかったのである。


スターバックスコーヒー芿潭店…韓国人はコーヒー好きらしく、ソウルにはカフェが非常に多いのだが、スタバも多くの店舗がある。
 数えたら狎鴎亭だけで7店舗あった。
 そのうち芿潭店はSMEに近く、芸能人がよく来る店として知られている。
    
 上の写真は2011年8月15日にパパラッチされたジェシカと2PMのテギョンの写真。
 例によって熱愛報道が流れたが、ファンも含め誰も相手にしなかった。
 それはともかくこの場所は六本木のTSUTAYA店と見られており、ジェシカはサマーソニック公演後だったようだ。
 空港写真などでもジェシカはよくスタバなどのタンブラーを抱えており、こういった飲み物が好きなようだ。


※ヒチョル…スーパージュニアのメンバー。
 2011年9月1日より論山陸軍訓練所に入所、約2年間の公益勤務生活を送ることが決まっている。
 8月28日SBSの『人気歌謡』が入営前の最後のステージとなったが、そこでミュテズンを受賞したのはさすが。
 8月30日には頭を剃り上げた姿を見せて、入所への覚悟を示した。
    


※ソヒョンとヨンファの『タメ口の歌』…
     『タメ口の歌』
 もともとは『私たち結婚しました』の中で作られた歌だが、2011年8月20日に行われた
 MBC創設50周年記念企画”K−POP ALL STAR LIVE IN 新潟”でもサプライズ的に披露された。



※黒人天才…上品な作者は多くを語らず
 http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110408/Rocketnews24_86326.html