関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第164話 仁川空港にて(2011.07.30)

01
ゴロゴロゴロ
スヨン「はぁー、やっと長いお務めが終わったなぁ」
ソニ「自分、これからどうする?」
スヨン「家族とピリビンでも行こうか思うてるけど」
ユナ「今、南国から帰って来たのに、また南国?」
スヨン「仕事とプライベートは違うやろ。それに滅多に家に帰れんから、家族サービスも大切なんや」
ユリ「ウチらも一緒に行くねん」
テヨン「へへへ、スヨンのおじいの別荘でバカンスや。花火に肝試し、BBQにマッドフェスティバル参加まで計画済みやで」
ユナ「どっかで聞いた話やなぁ」
ヒョヨン「ピリビンにマッドフェスティバルなんてあるのか?」
ユリ「探せばどっかやってるやろ。最後に別荘がボヤ出すところまで完璧に再現したる」
スヨン「それはやめろ!」


02
ティパニ「みんな、いつ行くの? 明日はウチの誕生日なんやけど」
テヨン「仕方ない。今夜サプライズパーティ開いてやるわ」
ティパニ「予告されたら全然サプライズやないんですけど」
ソニ「シカは?」
ジェシカ「(ギク)ウ、ウチ? ウチはこれからNYに…」
ソニ「えー、すぐ?」
ユナ「今、美国から帰って来たのに、また美国?」
ジェシカ「まぁその…遠いから早く出発しないと休暇終わっちゃうし」
ティパニ「そうまでウチの誕生日祝うのイヤか?」
ジェシカ「そんなちっちゃい理由ちゃうわ」
ティパニ「ちっちゃいやと? ウチの誕生日がちっちゃいとはなにごとや(ムキーッ!)」
スヨン「どおどお」
テヨン「大きくはないけどな(ふっ)」


03
ユナ「(ぴーん)わかった! 不倫旅行やな。誰かミョンスのスケジュールを確認しろ」
ジェシカ「オッパは関係ないわ!」
ティパニ「倍も年が離れとるおっさんのこと、オッパやて(ひゅーひゅー)。いやらしいなぁ」
ソヒョン「(ポパピン)えーとオッパはずっと国内滞在。ポムねえさんとコンサートの準備や」
ジェシカ「お前がオッパてゆうな!」
ティパニ「やーい、振られた振られた」
ジェシカ「うるさーい! 最新のNYファッションを勉強しに行くだけや」
ソニ「オッパのために?」
テヨン「オッパは水着しか興味ないやろ」
ジェシカ「やかましい! もう付き合ってられんわ。ほな諸君、また休み明けにな」
スタスタスタ
ユリ「怒ると一段と歩き方が男やなぁ」
ユナ「エンボの方がまだ女らしい」
ヒョヨン「あの両班歩きで一体なんのファッションを学ぶというんや」
テヨン「あれだけ正面から見るのと後ろから見るので印象の違う奴はおらんな」
ティパニ「右から見るのと左から見るのもだいぶ違うで。写真左からしか撮らせんし」
ユナ「これで上からと下から見る姿が違えば、まるでサイコロやな」
ヒョヨン「それは誰かて違うやろう」


04
ユリ「自分は休暇どうするねん?」
ソヒョン「ソウルにいて、パク・スンイル選手のお見舞いに行ったりしようかな」
ユナ「ちゅうと、あのルー・ゲーリック病のバスケコーチか?」
ティパニ「可哀想に、もう体のほとんどが動かへんのやろ?」
ソヒョン「うん。でもホンマはあの人、ルー・ゲーリック病ちゃうんよ。(ふふふ)あの人はウチの可愛い実験動…」
ソニ「わーっ! やめろ、それ以上喋るな!」
ソヒョン「くすくす」







※日本に次いで、韓国での『2011GIRLS' GENERATION TOUR』を無事消化した少女時代メンバーは、2011年7月26日、休養と撮影をかねてグァムへ立った。
 そして4日後の30日、全員元気な様子で仁川国際空港に降り立ったのだが、ここでジェシカのみそのままニューヨーク便へ乗り換えた。
 新たな仕事か、と噂されたが、実はこの後数日間彼女らに休暇が与えられたことがわかった。
 テヨン、スヨン、ユリは後日家族とともにフィリピンへ旅行。ユナはアウトドアブランド『アイダー』の広告のためロッククライミングの特訓。
 サニーは実家で静養。ティファニーは帰国せず、事務所先輩のミュージカル公演を見学。
 そしてソヒョンは母親とともにルー・ゲーリック病の元バスケットコーチ、パク・スンイルの見舞いに行った様子が伝えられている。


ジェシカの後ろ姿…
 今となっては伝説的な『親友ノート』でばらされたネタのひとつに、”ジェシカの歩き方はがに股で男そのもの”というものがある。
    
    こういう立ち姿を観ると、確かに色気の欠片もないなぁと思ってしまう。 


    
    珍しく右顔も披露。左に比べると、若干あごが突き出し、男顔になっている。 


     「見てんじゃねえよっ!」


※パク・スンイル…40歳。元プロバスケット・コーチ。
 2002年からルー・ゲーリック病と戦いながら、同病の広報大使としてあらゆる方面に支援を要請し続けている。
 ソヒョンは休暇中の2011年8月3日にパク氏を見まい、話題となった。
 同氏と少女時代の交流は以前からあり、スヨンやユリなども見舞いに訪れているほか、パク氏もソウル・コンサートを観覧に行くなどしている。
    この写真はパク氏が提供したもの
    ソヒョンはDVDプレーヤーやサイン入りCDをプレゼントしている


ルー・ゲーリック病筋萎縮性側索硬化症(ALS)のこと。
 未だに原因も治療法もわかっていない難病で、意識や感覚ははっきりしていながら、全身の筋機能だけが奪われていく。
 有名なイギリスの理論物理学者ステーブン・ホーキング教授も同じ病だが、発症して半世紀近いのに未だに現役で研究を続けている。
 まことに理解しがたい奇病である。
 俗称の由来はアメリカのプロ野球選手ルー・ゲーリックが同じ病を発症したことから。
 ルー・ゲーリックは1920〜30年代に主にヤンキースで活躍した名選手で、2130連続試合出場、本塁打王3回、打点王5回と華々しい記録を残している。
 衣笠と張本を合わせたようなタイプだが、1938年頃から徐々に発症、39年に引退。
 史上最年少での野球殿堂入りを果たし、彼の背番号”4”がメジャーリーグ初の永久欠番とされるが、2年後の41年に亡くなる。
 翌42年にゲイリー・クーパー主演で『打撃王』というタイトルで映画化されたが、これは主に現役時代の活躍を描いたもので、ALSに関してはあまり詳しい描写はされていない。
     映画『打撃王』
    子どもの頃観たきりなので、内容は完全に忘れてしもうた。


 また韓国では2009年にALSを扱った映画『私の愛、私のそばに』が公開されヒットとなった。
 これもパク・スンイル氏などの努力の結果である。
     『私の愛、私のそばに』予告編
    主演のキム・ミョンミンが撮影中20kgも痩せて、役者馬鹿ぶりを見せつけた。