関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第111話 虫下しで悪ふざけ

スヨン「ん? 誰やー、まだ虫下し飲んでへんのは?」
ジェシカ「ウチはさっき飲んだで。(ゲボ)もお吐きそうや」
スヨン「ほな誰? とぼけても無駄やで。薬にひとりずつ名前入れとるからな。ほーらこれ、テングて書いてあるやないか」
テヨン「ウチは飲む必要がない。虫がおるようなものは食てないし」
ヒョヨン「嘘つけ、いつも犬だのエイだのゆうとるくせに」
テヨン「前に薬飲んだ時から、もう食うてないもんね」
スヨン「犬に限らず、韓食は全般的に気をつけなあかん。特にキムチとか用心やで」 ← 洋食派
テヨン「ウチのキムチは特別製や。
  白菜は茨城県の磯山さんが永田農法で栽培したもの、唐辛子は大田原市佐久地区で作られる栃木三鷹
  オキアミは富山湾神通川河口で獲れたものと、食材も調味料もトレーサビリティ100%保証の安心安全なものだけを使うとる。
  それをウチが徹底的に消毒して表皮常在菌まで死滅させたこの手で、紫外線が降り注ぐ特別な部屋に行って漬け込んどるんや。
  虫はおろか乳酸菌かておらんわ」
ジェシカ「日焼けサロンでキムチ漬けるなよ」
ソニ「美味いんか、そんなの?」
テヨン「味は二の次」
全員「(ガク)そんなにしてまで虫下し飲みとうないんか」
テヨン「せめて虫下しチョコなら妥協したのに」
スヨン「いつの話しや!」


トレーナー「(パンパンパン)はなとぅるせっねっ!」
全員「ヒーヒーヒー」
スマン「(がちゃ)や、みんなご苦労はん」
トレーナー「こ、これは先生」
全員「あんにょんはせよー、そんせんにー!(何しに来よった、エロオヤジ)」
スマン「平仮名ゆうところに今イチ誠意を感じられへんが、まあええやろ」
ソニ「今日はまたなんでっか?」
スマン「ワシ、今まで日本のヤマハに行って来とってな。ほれ、サザンやらチャゲアスやらを排出した名門や」
テヨン「なんか新たなビジネスで?」
スマン「そうやけど、その件はまだヒミツや。
  で、ヤマハの隣に寄生虫博物館ゆうのがあってな、おもろいからそこでこれ買うて来たんや。(バサ)ほれ、土産やで」
ユリ「(広げ)わっ、なんやこのTシャツ」
ユナ「キンモォ」
ヒョヨン「サナダ虫が立体になっとる(呆)」
スマン「カッコええやろ? 円で買うたからめっちゃ高かったんやで」
ソニ「叔父はん、趣味悪すぎでっせ」
スマン「なにゆうとるん。自分ら次の新曲はこれ着て出え」
全員「えーっ? ありえへんわ」
スマン「自分らはもはや韓国音楽界を背負って世界で戦うアイドルなんやで。常にその自覚を持て。
  聴いたか、T-araの新曲を?」
ユナ「ああ、インディアンね」
ソニ「ネイティブ・アメリカンてゆえや」
ジェシカ「あれはさすがに意味がわからんなぁ」
ユリ「さすがのE-トラにいさんもやっちまった感じやね」
スマン「ワシが言いたいのは、韓国人がネイティブ・アメリカンなんか模したところで意味ないっちゅうことや」
スヨン「…(ウチらも007やっとるんやけどな)」
スマン「韓国人なら韓国人のアイデンティティを持って世界と戦うべきや」
ソニ「それがこの寄生虫Tシャツなんでっか?」
スマン「そや。ワシら民族と虫は切っても切れない間柄。
  自分らは今後、世界初の寄生虫アイドル…ムシドルとして生きるんや!」
全員「はぁ?」


タモリ「続いては初登場・少女時代でーす」
竹内アナ「少女時代の皆さんは美虫アイドルとして有名です。おひとりずつ自己紹介をお願いします」
ユナ「ギョウ虫デース」
ティパニ「回虫デース」
ソニ「ワタシハ条虫デス」
スヨン「さなだ虫ト呼ンデクダサイ」
(以下略)
タモリ「そのTシャツ、カッコイイね」
全員「ありがとごじゃまーす」
竹内アナ「ではさっそく曲の方をお願いします」
スヨン「ハイ、聴イテクダサイ。『ジストマ』デス」
観客「わー!(ぱちぱち)」

スマン「うんうん」
全員「ってなるか、ボケエ!(スカターン!)」
スマン「きゅう」
ソニ「長いノリツッコミやったなぁ」


ジェシカ「それにしてもスヨン、いっつも人に虫下し飲ませよるけど、自分は飲んどるんかいな」
ソニ「そやなぁ。管理しとるモンが一番誤魔化しやすいからな」
スヨン「な、なにゆうとるの(汗)。い、いっつも真っ先に飲んどるがな」
ユリ「ホンマか? そのいくら食うても太らん体質、実は腹の中に虫を飼うてるんやないか?」
スヨン「い、言いがかりやがな」
ソヒョン「ジャーン! スヨンねえのベッドの下からこんなもの見つけた」
スヨン「わっ、なに勝手にガサ入れしとるんや」
ソヒョン「サントニンの錠剤や。何回分もあるで」
ユナ「やっぱり、自分だけ飲んでなかったんやな」
ジェシカ「ウチらにばっかりこんな不味いモン飲ませやがって。これ全部今から飲ませたるわ!」
スヨン「ご、誤解や。それは余りモン…うげげげ」
ユリ「うひゃひゃひゃ、楽しそうや、ウチも手伝うたる(ガバーッ)」
ユナ「ウチも」
ソヒョン「だいぶん前の日付のもあるで。腐ってるんちゃうか?」
ヒョヨン「かまへんて。ちょっとくらい腐っとったほうが、虫も出て行きやすいやろ」
スヨン「やめれー! ンなもん飲ます…オエーーーーッ」
………
クッキーマン「スヨーン! スヨーン! どこ行ったんや? もお出えへんと飛行機に間に合わへんで」
ジェシカ「例の虫下しが効いて、このマンションから排出されよったんやないか?」
ユナ「ほな奴が少女時代の寄生虫やった訳やな(笑)」
ユリ「ありえるわー(笑)」
声「誰が寄生虫じゃ、ボケ」
ソニ「おっ、トイレから蚊の鳴くような声が」
ソヒョン「蚊はフィラリアの宿主やで」
スヨンの声「アホゆうとる場合か。妙なモン大量に飲ますから、もおこっから一歩も動けへんやないか。
  世の中全部黄色に見えるし、さんざんやで」
テヨン「金浦行く途中でオマル買うてやるから、日本に着くまでずっとそれにまたがっとれ」
ジェシカ「せめてオムツにしてやれや」
クッキーマン「む…! オマルアイドルもしくはオムツアイドル…日本でならあるかも」
スヨンの声「あるかドアホー…あぁぁ、もおあかんわぁ(へなへな)」


どだだだだー!
ばたーん! ごろんごろん
ジェシカ「ス、スジョーン! スジョンは無事かー!」
ビクトリア「静かにせえ、病院やで」
ジェシカ「あ、ビクねえさん。スジョンが舞台で倒れたゆうから、ウチもお気が気やのうて」
ばたばたばた
ヒョヨン「ハァハァ…、やっと追いついたぁ。まさか空港から走り出すとは思わんかったで」
テヨン「ウチらまで走らんでもよかったのに」
ソニ「久しぶりに全力疾走やったな」
スヨン「多分エイトマンより速かったやろ」
ユナ「そんなに?」
ソヒョン「ま、少なくとも金栗四三よりは速く走ったな」
ユリ「誰それ?」
ソヒョン「昔のオリンピック選手で1回のフルマラソン走るのに54年かかったじいちゃんや。
  この人のせいでストックホルム・オリンピックは半世紀以上も終了できなかったんやで」
ユナ「そんなアホな話しあるかい(ポカ)」
ソヒョン「イテテ。ホンマやって」
テヨン「それでねえさん、クリスタルの具合はどうなんでっか?」
ビクトリア「それが…(どよ〜ん)」
ジェシカ「そ、そんなに悪いんでっか?」
ビクトリア「直接自分の眼で確かめたらええ」
テヨン「サナダ虫ゆうオチならただじゃすまさへんで」
ビクトリア「ギ、ギクッ」
ユナ「わかりやすい驚き方やな」
ジェシカ「まさか、ホンマにそんなオチちゃうやろなぁ」
ビクトリア「ちゃ、ちゃうて。もっと深刻な…」
ジェシカ「ええっ?(ギクリ)」
ビクトリア「実は尿路結石やったんや」
ジェシカ「ええ加減にしなさい!」






※2010年11月28日放送のKBS『徹夜バラエティ夜行星』にティファニーを除く少女時代メンバーが出演。
 毎度過激な暴露話を展開した。
 日本の話とか、練習生時代の話とか、ソヒョンが味覚音痴とか、ネタになりそうなものがいくつもあったが、
 驚いたのはメンバーが未だに駆虫薬を飲んでいると言う話。
 スヨンが面倒見て半年に一度全員に飲ませているそうで、なかなか飲みたがらないメンバーにジェシカとテヨンをあげている。
 アイドルがテレビで虫下しを飲んでいると堂々と話すなど日本では考えられないことで、
 そのことを衛生面だけで判断すれば30〜40年遅れている感じだが、実際には食文化の違いが大きいと思う。
 日本は除菌や駆虫にはずいぶん気をつかっているが、その分農薬や抗生物質漬けの食材を食べる機会も多いし。
 それにしても、韓国はこう言う話にはずいぶん大らかなお国柄だ。知れば知るほど面白い。


寄生虫博物館…下目黒の大鳥神社の隣にある。正式名称は財団法人目黒寄生虫館
 一時期デートスポットとして話題になったことがあるので、ご存じの方も多いと思う。
 なかなか興味深い展示物の他、リアルさが売りのTシャツやグッズも販売している。
 入館は無料だが、国や自治体の補助を受けずに独力で頑張っている団体なので、来館の際には出来るだけ寄付もしくは商品の購入という形で協力されたい。
     オリジナルTシャツ


ヤマハ寄生虫館の隣には、確かにかつてヤマハミュージックがあり、著名ミュージシャンを見かける機会があったが、
 現在は神宮前つーか千駄ヶ谷の方に移転している。
 目黒の方はヤマハ目黒センターとなり、音楽教室などが行われているが、若き音楽家の育成という機能は残っているようだ。


※T-araの新曲…2010年12月1日に公開された『Yayaya』のこと。
 『Gee』や『冷麺』で知られるE-Tribeの曲であり、ヒットの期待が寄せられている。
 韓国人が聴いても何言ってるのかさっぱり判らないらしいから、日本人がコピーするのは相当難易度が高いんだろうな。
    


※2010年11月27日午後、エムボを除くf(x)はオリンピック公園体操競技場で開かれたロッテ免税店ファミリーコンサートで公演を行ったが、
 そのステージ中、クリスタルが突然意識をなくし昏倒するという事件があった。
 検査の結果過労によるもので大したことではないとされているが、これによってSMはまた所属タレントを働かせすぎと非難されることになった。
 少女時代は27日中に日本から韓国へ帰って来たが、これはクリスタルの事故のためではなく予定の行動のようだ。
 空港で撮られたビデオではメンバー全員深刻な表情で、ジェシカは明らかにベソをかいていた。
     倒れる瞬間
    これを見るとだいぶん前から朦朧としている様子だ



金栗四三(かなくり・しぞう)…1891〜1984年。日本のマラソンの父とも呼ばれ、箱根駅伝開催に尽力した陸上選手。
 1912年ストックホルム・オリンピックに出場したが、競技の途中で意識を失い棄権した。
 が、意識を回復したのが翌日だったため、棄権した事実が競技委員に伝わっておらず、およそ半世紀後にこの事実が判明した。
 1967年、金栗はストックホルム・オリンピック開催55年記念式典に招待され、そこでようやくゴールテープを切った。
 この54年8ヶ月6日5時間32分20秒3と言う世界最遅記録の達成をもってストックホルム・オリンピックは終了したと言われている。
 偉大なのか恥ずかしいのかよくわからない記録である。