関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第105話 紅白対決

♪ウチをもっと好きにさせられなかった ウチのせいやね〜 (←ユリの着信音)
ユリ「ん〜(むにゃむにゃ)ヨボセヨー…は? マジで? …ひゃっほーう!」
ドンドン! ガンガン! バンバン!
ユリ「起きれー! 起きれー! 非常起床やー!」
全員「(ぞろぞろ)なんやなんや、寝たばっかりやで」
ソヒョン「貴重な肌細胞再生時間が…。非情起床や」
ユリ「事務所から電話あったんや。日本で『Gee』が1位やて」
テヨン「…!(よし、ナバロンの要塞撃破や)」
ティパニ「ほお」
ジェシカ「なるほど」
ユナ「小鬼隊長の予想通りやな」
ヒョヨン「あれを予想てゆえるか?」
ユリ「なに落ちついとんねん。もっと驚けや。ウチらの曲が日本で1位獲ったんやで」
ジェシカ「そうはゆうてもなぁ。1位なるのに慣れてもうて」
スヨン「『Hoot』もどうせ発売翌週にはミュティズンやろうし」
ティパニ「せめて日本だけは難攻不落のジェリコの壁であって欲しかった」
ユナ「来年にはグラミーも獲れるんちゃうか?」
スヨン「獲れるやろ、普通に」
テヨン「このドアホー!(ビビビビビン!)」
ジェシカ「ててて。いきなり水木しげる式ビンタとはどういう了見や」
テヨン「世界をなめるな。1位ゆうたってどうせデイリーやろ? 
  気ぃ抜いとらんと、次なる目標をウィークリー、マンスリーとすぐに上方修正せえや。
  韓国語の歌で『およげ!たいやきくん』の売り上げ枚数抜いてから、グラミーだのなんだの夢見ろっちゅうねん」
ジェシカ「さすが出稼ぎ、貪欲や」
テヨン「ウチは真剣に歌手やっとるんや。金持ちの道楽やったり(ビシッ)」
スヨン「え、ウチ?」
テヨン「息の長い女優に転身するまでの腰掛けでやっとる奴らとはちゃうわ」
ユナ「腰掛けとはなんや(いずれ転身するけど)」
ヒョヨン「えらい鼻息やな」
ソヒョン「まさに不退転。『覚悟のススメ』や」
ティパニ「そらぁテヨンの実家見たら成功するまで2度と帰れん思うで。
  臭い川の上に建てた狭い掘っ立て小屋に家族17人がゴロ寝。便所はいまだ川に垂れ流し。
  両親は不衛生から来る風土病。妹たちは栄養失調で腹が膨れ…」
パチーン!
ティパニ「ワキャー(くるくるどーん!)」
テヨン「今の韓国にそんな家あるんやったら探して来い!」
ヒョヨン「はい、こちら南のソファ側中継所です。こちらでは、ソニさんがPCを前に真剣な顔しています。なにをお悩みで?」
ソニ「いや、KARAの奴らが17日にカムバックするゆうニュースが…」
ユナ「なんや、そんなことか」
ソヒョン「もっとシビアな奴がおったで」
ソニ「17日ゆうたら『Hoot』の4週目やろ。絶対このタイミングを狙うて来とるんや」
テヨン「そやな。『Gee』の9週連続は出来過ぎとしても、『Oh!』が5週連続1位、
  その合間の『ソマル』や『ロンデビ』はそこまで伸びとらんからな」
ソニ「そうや。ウチらの下り目を狙って1位を掻っさらおうゆう魂胆やねん」
ジェシカ「そやけど所詮KARAやろ?
  歌、ダンスでは到底ウチらのレベルやないし、ルックスかてウチの3軍よりはええけど…」
●●「誰のルックスがKARA以下じゃボケェ!」
★★「あんな整形集団と一緒にすんな!」
◆◆「その上全員チンチクリンやないか!」
ジェシカ「今わめいた人たちは自ら3軍と認めたことになります。名誉のために名前は伏せておきましょう」
●●/★★/◆◆「う〜くやしいのお、グルグル」
ソヒョン「所詮てゆうけど、獅子はウサギでさえ全力で倒すゆうやないか。努力を怠ったらあかんてことやない?」
ユリ「じゃあウサギを全力で倒すライオン見たことあるのか? そもそもどうゆう状態が全力のライオンやねん?」
ユナ「ライオンが自分の子供を千尋の谷に突き落とすとこも見たことないで。
  それが本当やったら動物園のライオンはどおやって子育てすればええんや」
ソヒョン「(屁理屈ばっかりやな)」
テヨン「事務所の分析じゃ世間に飢餓感がある時に出した曲は売れるゆうことやった。
  『Hoot』はウチらが日本活動に専念するゆうて飢餓感を煽っておいてのリリースやから相当いくやろ」
ティパニ「(ふらふら)楽曲もパフォーマンスも、KARAに真似できへんほどレベル高いで」
ソニ「そうやな。なら6週1位獲ったとしようか(クリクリ)…12月の第2週までや。その後KARAが1位になったら」
ティパニ「年内の週末はあと2週」
テヨン「ああっ、紅白か!」
全員「は?」
ソニ「そやねん。日本ではKARAが先発だけに、知名度も人気も結構肉薄しとるんが現状や。
  紅白ん時に韓国でKARAが1位やったらどうなる?」
ソヒョン「超高視聴率の紅白で『韓国ナンバーワングループ』ゆうて紹介されるやろな」
ヒョヨン「ガーン! 日本を睨んでのタイミングやったか」
スヨン「やるな、DSP」
ユナ「こらあかん。2NE1カムバックせんかなぁ」
ユリ「そんな情報、特に聞いてないで。ま、奴らも前回のカムバックはあんまりパッとせえへんかったし」
ティパニ「なにみんな弱気になってるねん。ウチらが年内ずっと1位やったらええだけや。たかだか8週や」
全員「おおー(ぱちぱち)。ほな頑張って」
ティパニ「ウチひとり頑張ってどうするねん!」
テヨン「ああっ、それや!」
全員「へ?」
テヨン「ウチがひとりで頑張る! そやから心配あらへんで」
ソニ「どうゆうことでしょう?」
テヨン「スンウォンのおっちゃんと一緒に歌うた『星のように』が今度発売されるんやった。
  確か歌番組でパフォーマンスするオファーが来とったはずや」
ジェシカ「えー、今さら?」
テヨン「韓国の至宝テヨンちゃんが永遠に日本に行っちゃう、みたいな飢餓感が世間にはあったからな。
  この際デュエットでもなんでも出しちゃえみたいな(笑)。
  そうかぁ、あの曲やったら来月初旬あたりすぐ1位やな。もうKARAの出番はないで」
ソニ「ちゅーか、ウチらも食う気か?」
テヨン「そうなるかなぁ。紅白もトンバンにいさんの代わりにドワン&テヨンで白組で出たりして。
  そうなると韓国枠がひとつ減るから少女時代とKARAのどっちか落ちたりして。
  ウチとしてはもうどっちでもええけど。うひゃひゃひゃ」
ユリ「宇宙最低リーダーや」
ソヒョン「まさに、獅子身中の虫
ユナ「てゆうけどさ、ライオンが寄生虫で死ぬとこ誰か見たことあるんか?」
ユリ「それはもおええて」






※2010年10月20日に日本で発売された『GEE』(日本語版)はオリコン初登場2位、25日にはデイリーチャート1位を獲得した。
 同日ウィークリーでも2位となり、海外女性アーティストとしては1980年12月イギリスのノーランズがウイークリーで2位を記録して以来、
 30年ぶりの快挙として本国で大きく報道された。


※『星のように』…テヨンの中学時代のボイストレーナーだったチョン・スンウォン(アーティスト名 THE ONE)は、
 かつてテヨンと『YOU BRING ME JOY』をデュエットし発表したことがあるが、
 そのとき「テヨンが立派な歌手になったらもう一度デュエットしたい」との希望を抱いていた。
 それから6年後の2010年11月17日、待望のデュエット曲『星のように』がシングルリリース。たちまちオンラインチャートを席巻し1位となった。