関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第89話 ショートショートその3

01
全員「♪ウ〜、ワンワンワン! ウ〜、ジンジンジン!」
山本正之「(カンカン)はい、そこそこ! ”ワンワンワン”はもっと犬の気持ちになって」
ユナ「質問! 犬の気持ちって、”あかん、食われるわ”って気持ちですか、それとも”耳の後ろ掻かれるの、超ええわ〜”って気持ちですか?」
山本正之「”出動や!”ゆうやる気満々の気持ちにきまっとるやないか」
ユナ「出動する犬ってなんですか? 災害救助犬ですか?」
山本正之「屁理屈はええんじゃ。ほな、もっかい行くで」
全員「はーい!」
山本正之「しーじゃっ」
全員「♪ワンと吠えりゃ」
ユリ「わん!」
全員「♪ツースリ〜」


02
山本正之「今日はここまで。後は各自練習しとくように」
全員「アリガトゴジャマシタ!(はぁはぁ)」
バタン!
テヨン「なんやねんこの歌? ホンマにこれで日本デビューするんか?」
ソヒョン「そやないの? 愛犬家とアニメオタクに受ける歌らしいし」
ユリ「なんでウチが『わん』て吠えなあかんの?」
ソニ「そら自分がストッキングで吠えたからや」
ユリ「…(ぽん)あー、思い出した! えらい懐かしいなぁ」
ヒョヨン「マジで新規には敷居の高い話やな」


03
ソヒョン「おねえたち聞いた? デビュー曲のカップリング?」
スヨン「いや、まだやけど」
ソヒョン「『ダイスキ!くまもとファイアー』ゆう曲らしいで。スザンヌが歌うとる」
テヨン「ウチも聞いた。さっき、事務所に作曲家のはなわが来てたからホンマやと思う」
ヒョヨン「くまもとて、あの馬刺しの国か?」
ジェシカ「そんな田舎、どうせトロットやろ。ウチはイヤやで」
テヨン「スザンヌがトロット歌うか」
ソヒョン「はなわ先生がゆうには、くまもと県庁のホームページに行けば無料でダウンロード出来る曲やなんやて」
ソニ「ただ? タダに勝てる訳ないやろ。なんでそんな曲で勝負するねん?」
スヨン「作曲料払わんでええからやないの?」
ソヒョン「違うで。くまもとこそ日本文化の中心やからや」
ソニ「マジで?」
ソヒョン「『ケロロ』や『ワンピース』や『バガボンド』や『ごくせん』の作者はみんなくまもと出身やし。バカボンのパパもくまもと県人な〜のだ」
ユナ「なんじゃそのトリビア
ソニ「文化ゆうて、マンガ・アニメ限定やん」
ソヒョン「マンガ・アニメこそ日本文化の心髄や!」
ユリ「百歩譲ってそれを認めたとして、日本文化の中心とウチらの活動の関係は?」
ソヒョン「日本の心をウチらが歌う。精神的日本乗っ取りやないか」
ソニ「ゴレンジャーの敵みたいな理屈やな」


04
がちゃ
ティパニ「(ごほごほ)ただいまぁ」
テヨン「むっ、貴様、新曲の練習にも参加せんと何処行っとった?」
ティパニ「喉の調子悪いから病院行くゆうたやないの」
テヨン「ホンマか? サボりやないんか?」
ティパニ「な、なにゆうてるねん(ごほごほ)…、韓国語だけでも大変やのに日本語の歌の練習サボる余裕あるとおも…うう、ごほごほっ!」
JOO「パニねえさん! 大丈夫でっか!?」
全員「わっ(どっから湧いたんや?)」
JOO「パニねえさん、今、無理したら一生あかんようになりまっせ。ここはウチにまかせて治療に専念したがええ」
ティパニ「じ、自分にまかせてて…?」
JOO「そらもちろん、ねえさんの代わりに少女時代メンボとして、立派に日本デビューを決めてみせます」
ティパニ「帰れ、ボケ!」


05
テヨン「そういや、明日はカンイン(呼び捨て)の壮行会やな。みんな行くんか?」
ジェシカ「仕方ないやろ」
ユリ「どうせまた飲み過ぎて問題行動とるんやろけどな(笑)」
ヒョヨン「入隊したらそれも出来なくなるんや。好きにさせとき」
ソニ「それにしても、これでスジュは12人か。こうやって、ひとりひとり抜けて行くんかなぁ。寂しいなぁ」
ユナ「この先入隊するメンボも増えるやろうしな。追加メンボとか出てくるのかな?」
ソニ「やだやだ。またエルフが大騒ぎしよるで」
ジェシカ「そこいくとウチらは徴兵義務もないし、一生このメンボやろな」
ユナ「一生て、何時代になるまでや(笑)」
テヨン「逆に言うと、女にはカンインのように不祥事を起こしたときの逃げ道もない訳や。
  ヒョリ姐さんかて、盗作事件で今ごろ入隊でもしたい気分やろうに」
ソニ「どっちゃにしろ、姐さんとっくに徴兵年齢超えとるわ」


06
JOO「そやけど、ホンマにずっとこのメンボやと思いますか?」
テヨン「まだおったんかい!」
JOO「パニねえさんがこのまま咽頭癌で亡うなったらどないしますねん?」
ティパニ「誰が癌じゃ、縁起でもない」
ジェシカ「淫行願かもしれへんで、へへへ」
ティパニ「ちっとも上手ないわ」
JOO「それでのうても日本はちょっと失態見せたら、すぐハラキリですやん。
  ねえさんたち失言多いから、ポロポロポロポロ…櫛の歯が抜けるようにメンボが消えていくんでっせ、ヒヒ」
スヨン「マンネ並みに根の暗い奴やな」
ソヒョン「ほお、ホンマの根暗がどういうもんか、教えたろか?」
スヨン「遠慮さしてもらうわ」
ソニ「大体ハラキリていつの時代やねん」
JOO「ハラキリは例えですがな。そやけど賜死はかの国の文化や、いっときも油断できまへん。そんなときのためのJOO保険、入っとったら安心でっせ」
ユリ「一番危ないやろ」
ソニ「大体なんで他所の事務所の子入れなあかんねん。SMは層が分厚いから心配いらん」
ジェシカ「そや。ティパニが死んだらクリスタル入れるし」
ティパニ「死ぬとかゆうな」
テヨン「少女時代は永遠にこのメンバーや(キッパリ)。ひとりでも欠けたら即解散する」
ソヒョン「さすが宇宙リーダー(パチパチ)。解散賛成!」
JOO「ひえー」
ジェシカ「(テヨンはともかく、マンネの奴、ソロ曲がヒットしそうなんで調子に乗ってやがるな)」
テヨン「そんな訳で自分はもお帰れや。アイユみたいに男と組んだら1位とれるかもしれんで。精進しい」
JOO「ねえさんまで…(しくしく)。ウチ、もうJYPにも居場所ないのに、誰と組めゆうんでっか?」
テヨン「あと2年したらカンインが帰って来るよって、それまでの辛抱や」
JOO「そのネタ、もう第81話で使うとられますよ」
テヨン「う…」
ジェシカ「失態やな、腹を切れ」
テヨン「えーっ、かんいんしてえな」
全員「(ずこーっ)」
ティパニ「座布団全部とれ、もお!」






山本正之…特異なスタイルで知られるシンガー・ソング・ライター。その筋ではとても有名。
 代表曲『燃えよドラゴンズ!』『タイムボカンシリーズ』など。
 カセットテープで聴くのがよく似合う。
    


※ストッキング…SBSのバラエティ『驚く大会スターキング』。
 2008年の春にこの番組に出演したユリは、曲にあわせて歌う(吠える)犬が登場したとき、
 止せばいいのに「ウチも一緒に歌いたいねん」とひな壇をおりてきて、犬とデュエットすることに。
 『Kissing You』の曲にあわせて犬に必死で合図を送るが、犬は完全に無視。
 仕方ないので、自分で「わん!」と吠えてオチをとったことがある。
    


※『ダイスキ!くまもとファイアー』…
    

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※熊本出身の有名人…ある筋で有名だったので調べてみたら、いるわいるわ(笑)。
 特にお笑い・漫画・アニメの分野で突出している。バカボンのパパはどうでもいいけど。
 最近ではスザンヌ福田沙紀倉科カナなどカワイイ系も結構いる。
 パンくん、くまモンという人外のタレントもいる。
 いつまでも演歌の国だと思っっていたらバカにされるかもしれないな。


※2010年5〜6月にティファニーは持病の声帯結節が悪化して、『音楽中心』のMCを数週間休んだ。
 前年の9月にも同じ病で休んだことがある。
 6月26日の放送でカムバックしたが、「顔が変わった」などいらぬ整形疑惑で注目された。


※第47話で解説したとおり、2010年7月1日にスーパージュニアのカンインは入隊している。
 壮行会が行われたという話は聞かない、と言うか、謹慎中なんだから事務所がやるわけないよな。
 キボムがほとんど活動していないので、スーパージュニアは全部で12人なのではないか、と言う指摘もあったが、
 脱退した訳ではないので、やはり13人と言うことにしておいた。


イ・ヒョリの盗作事件…第90話で説明します。