関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第85話 일본어의 학습

ユリ「なぁなぁ、この字(ネ)はなんて読むの?」
スヨン「それは”네 ”」
ユリ「ええっ? さっき”네 ”は”ね”てゆうたやないの?」
スヨン「それは平仮名。こっちは片仮名や」
ソニ「なんや、まだ平仮名と片仮名の区別もついてへんのか」
ユリ「ほなあんたはわかるんか?」
ソニ「区別くらいつくわ。なんとなく丸いのが平仮名で、カクカクなのが片仮名や」
ソヒョン「そんなんフォント次第でどうでもなる。ちゃんと形を覚えたがええ」
ユナ「(グシャッ)あかん! 字の数が多すぎる。頭ウニになるわ」
ユリ「表音文字が2種類あって、100文字超えるなんて…。なに考えとるんや、あの民族は」
スヨン「たいていの文は平仮名片仮名に漢字を混ぜて表記されとるのが実際や。漢字なんかそれこそ何千てあるんやで。
  それぐらいでめげとったら日本語の理解はとうてい無理や」
ユナ「漢字なんて、ウチ、名前と地名に使うくらいしか知らんもん」
ソニ「(嘆息)みんなそうやて」
テイパニ「自分は漢字得意やろ?」
ヒョヨン「いやー、どうやろ。中国の簡体字、日本じゃほとんど使わんらしいし」
ソヒョン「発音の最後が”N”を除いて必ず母音で終わるのが日本語の特徴や。
  そやから仮名文字では、母音と”ん”を除くほとんどの音は子音と母音の組み合わせで表している。
  三音で一文字が多いハングルと違うて、二音一文字が基本。まずこれを理解せな」
ヒョヨン「パッチムもないし、ハングルやアルファベットとは全然考え方が違うんやな」
スヨン「韓国語にはない概念ゆうたら、濁音、半濁音も難しいで。例えばこのハングル”비 ”はなんと発音する?」
ユリ「(さっ!)」
スヨン「はい、ユリくん」
ユリ「文頭では”ぴ”、文中では”び”です。芸能界では”ワールドスター”でも通じます」
スヨン「余計な情報はええ。日本では”ぴ”と”び”は表記が違う。”히”に丸を足したり点々を足したりすることで表すんや」
ユナ「いやいや、”ㅎ”と”ㅂ”を一緒にしたらあかんやろ?」
ソヒョン「それが日本では同じになるんよ。あと文頭でも点々がつけば”Bi”みたいに有声音で発音する」
ティパニ「はい、先生! それじゃ、例えば”팬 레터 ”は”ベンレト”になるんですか?」
スヨン「ええ質問ですよ、パニさん。ウチらよく使う言葉やから特に大事や。
  それは英語に近くて"ファンレター”とゆう。日本語には”F”の発音あるよって”P”に置き換えることはない」
ティパニ「ほたらやっとティファニーって呼ばれるんやな。それは救いやわ」
スヨン「それから長音も発音通りに表記する。字で書くとこうや(ファンレター)」
ソニ「ハングルやと3文字なのにめんど臭いな。そのちっちゃい”ァ”はなんでっか?」
スヨン「さっきマンネが二音で一文字ゆうたけど、例外があって、この”ファ”とか”チャ・チュ・チョ”とかは二音で二文字なんや。
  その場合、後ろの文字を小さく書く訳や」
ユナ「…???」
スヨン「その”チャ・チュ・チョ”も点々がつくと濁る。”ヂャ・ヂュ・ヂョ”ね。そやけどこれと同じ発音は”ジャ・ジュ・ジョ”とも表記できる」
ヒョヨン「…??????」
スヨン「文法も難しいで。パッチムとか母音の陰陽ゆう概念がないから、語尾変化なんか行き当りばったりや」
ユリ「宇宙人や、宇宙人の言語や(パニック!)」
ソヒョン「『バベル-17』か(笑)」
ヒョヨン「そんな言葉をよおトンバンオッパたちは習得したな」
ソニ「奴らは孤島に置き去りにされたようなもんやから、憶えるしかなかったんや。アダルトビデオゆう、男にとっては強力なツールもあったしな」
ソヒョン「のだめがアニメでフランス語憶えた時と一緒で、猿状態で観とったんやろなぁ」
ソニ「ウチらはオッパたちと売り方が全然ちゃうからな。
  底辺から行くんやなくて、アジア最高グループとして降臨する訳やし、そんな苦労はせんでええ。」
ユリ「だったら別に日本語覚えんでもええんちゃうの?」
ソニ「そうもいかんやろ。CDは日本語で出さなあかんし」
ソヒョン「とにかくユナねえ、頑張って日本語憶え。キムタクに逢いたいんやろ」
ユナ「そやな。いちいち韓国語に翻訳しよう思うから訳わからんようになる。台詞と一緒で丸暗記したらええんや」
がちゃ
ジェシカ「ただいま。ひゃー、やばかった」
ソニ「どないしてん?」
ジェシカ「ちょっとビデオ屋寄って日本語の教材買うてたらパパラッチに写真撮られてな」
ティパニ「またかよ。…ん、日本語教材?」
ジェシカ「そやねん。日本進出狙てることいま知られたらやばいんやろ?」
ソニ「当り前や。エイベやらユニバやら、叔父はんがどんだけ工作してまわっとる思うてん?」
ジェシカ「わかっとるがな。そやから写真撮られながら、必死でビデオのパッケージ写らんように隠したんやで」
ティパニ「ビデオの教材て、なに買うてきたんや?」
ジェシカ「これ(どん)」
ユナ「あー、『CHANGE』のDVD-BOXや。観たかったんや」
ジェシカ「自分がキムタク好きやゆうから買うて来てん。これで日本語の勉強せいや
ユナ「わーい、おおきに。…ん? これ韓国語吹き替え版で書いてあるで。あかんやん」
ジェシカ「あいた、しもた。慌てて買うたからなぁ」
ユナ「木村拓也役…オ・ダルスて、こんなキャスティングいやや。観る気せえへん!」
ティパニ「そっちかよ(呆)」
ソヒョン「ビデオでよかったら、ウチ日本語の教材ぎょうさん持ってるで」
ソニ「どうせ『のだめ』とか『ケロロ』とかやろ?」
ソヒョン「ぶー。『君は僕の運命』日本語吹き替え版や。向こうのテレビで放送された分を知り合いに送ってもろうたんや」
ジェシカ「お、それは面白そうやな」
ユナ「ちょっと、嘘やろ(焦)」
ソヒョン「今持ってくるわ(だっ)」
ユリ「久しぶりにユナの初々しい演技、みんなで観ようやないの。しかも日本語で喋るんやろ(笑)」
スヨン「ホセも日本語か? 違和感にいっそう磨きがかかりそうやな(笑)」
ティパニ「よーし、今夜は徹夜や」
ユナ「やーん、やめてや。恥ずかしいわ」


クッキーマン「(そーっ)どないします? 奴らとしてはそれなりに真面目に勉強しとるようですが」
スマン「うーむ、入りにくいな」
クッキーマン「今更海外進出が無期延期なんてゆうたら、暴れ出すんちゃいますか?」
スマン「そやかてタイは内戦状態、ウリナラも例の沈没騒ぎでいつ北と一線越えるかわからん状況や。のこのこ出かけて行けるか?」
クッキーマン「そや、いっそ北に向けて発信したらどうです? アジアNo.1の歌とパフォーマンスであっちの兵士を悩殺して、戦争を勝利に導くんですわ」
スマン「マクロスぢゃねえんだよ!」






※『バベル-17』…アメリカのSF作家サミュエル・R・ディレーニイの長編小説。1977年。
 星間戦争に勝利するため、異星人の言語バベル-17を解読する美貌の詩人の活躍を描く。
 異星人の言語が重要な役割を持つSFには他にテッド・チャンあなたの人生の物語』がある。
    


ジェシカとパパラッチ…ジェシカは単独で宿所を出て行き、買い物などをすることが多い。
 そのため比較的よくパパラッチされている。
 以前書店で盗撮されたときは、顔も隠さないなんて不用心すぎる、と話題になった。
        顔どころか脚も隠してないが


※オ・ダルス…韓国の名脇役。コミカルな悪役が得意で、存在感はピカ一。
 もちろん彼がキムタクの声をあてたことはない。