関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第78話 仕分けします

ティパニ「お、先週のミューバンの再放送やっとるで」
ユリ「あらためてみるとすごいなぁ、アフスクのこのパフォーマンス」
ヒョヨン「てゆうか、こいつらどこ目指しとるんやろうか?」
ユナ「そら銭を稼ぐことや。何が売れるかわからんご時世やからこそ、他人がやってない領域で勝負せな」
ヒョヨン「太鼓で売れてもなぁ」
ティパニ「ウチにも太鼓でニュース賑わせた人がおるで(笑) なぁ五鼓舞ねえさん」
テヨン「…」
ティパニ「お、シカトか? こら、テヨン」
ユナ「ちょいと、テヨンねえ」
テヨン「…ん? テヨンてウチのこと?」
ヒョヨン「ボケたんか。スヨンはふたりおるけどテヨンはあんたひとりやん」
ジェシカ「あいつと一緒にすんな。字が違うわ」
スヨン「んー?(もんぎゅもんぎゅ)」
テヨン「ウチのことはちゃんとカオルて呼んでくれへんと。誰かと思うたわ」
全員「…(あー、あれか)」
テヨン「歌謡界一の美貌と歌唱力と人気を併せ持っとるだけでも奇跡的なことやのに、この先お芝居まで出来てもうたらウチどうなってまうの?
  完璧すぎて自分が怖いわ」
ユナ「(ムカ)演技はそんな甘くないで」
テヨン「まぁ自分は演技しかないからそう思いたいんやろうけど、ミュージカルなんてそこの金髪のねーちゃんにもでけたんやで(笑)。
  ゆうほど高い壁やないやろ」
ジェシカ「キサマ、侮辱罪で告訴するぞ」
ティパニ「だいぶ頭の中に風が吹いとるようやな」
ソニ「風速23メートルぐらいとみた」
ユナ「伝わりにくいがな」
コンコン、がちゃ
クッキーマン「おはよー。わ、自分らまだそんな格好しとったんか? そろそろ出掛けんと収録に間に合わへんで」
ヒョヨン「そう思うんならこのゴミ出して来て。今日はゴミの日やねん」
クッキーマン「ワシが?」
ソニ「ちょっとそのゴミ袋見して。…なんや全然分別してへんやないの。最近はソウルもゴミ分別にうるさいんやで」
ユリ「仕分け担当はカオルねえさんやで」
テヨン「これ以上ウチを働かせる気ぃ? 雑用なんかしたら過労でまた寝込むわ」
ユリ「主演女優はわがままやなぁ。決めたことぐらいやれや」
ジェシカ「しゃーない、クッキーマン、あんた仕分け手伝ったり」
ソヒョン「ちょっと! 男に見られたないゴミかてあるんやで」
ユナ「大丈夫や、奴は男やない」
ユリ「そうそう、マネージャーなんか宦官みたいな生物やから」
クッキーマン「(ウキーッ!)黙って聞いとればなんや、ワシは自分らの奴隷やないんやど」
ティパニ「そやかて、明日から連休に突入するから、今日ゴミ出さんと大変なことになるんや。
  ウチらがゴミのためにパフォーマンスに集中出来へんかったらマネージャーの管理責任ゆうことになるで」
クッキーマン「そんなん日頃から分けとけばすむ話やないか。なんでもかんでもマネージャーのせいにするなや。
  だいたい男がゴミの仕分けなんか出来るか」
ジェシカ「お、なんか硬派」
ソニ「価値観が古い。田舎育ちやな」
ヒョヨン「なにが『男が』や。宦官のクセに」
クッキーマン「やかまし。ゴミの仕分けなんか(ビシ!)自分ら3軍がやれ!」
全員「…」
(ひゅ〜うぅぅぅ)
クッキーマン「…(し、しもた)」
ヒョヨン「すごいなぁ、事務所が公認でメンボのランク分けしよったで」
ソニ「イ・スマンの姪のウチも3軍て指されたような気がする」
クッキーマン「い、いや、その…」
ジェシカ「ゴミの仕分けせえゆうたけど、メンボの仕分けしよるとは」
テヨン「奴の中じゃ、1軍・燃えるゴミ、2軍・資源ゴミ、3軍・不燃ゴミってとこやな」
ユリ「カオルねえさん、リアルやからそういう分別はせんでええよ」
ティパニ「食うてばっかりのこいつは産業廃棄物やと思うけどな」
スヨン「んー?(むんぎゅむんぎゅ)」
ジェシカ「確かに処理するのに特別な業者が必要そうやな」
クッキーマン「あの…気が変わったわ。ゴミの仕分け、手伝うたろか?」
ソヒョン「ウチは1軍か、2軍か? 気になるなぁ」
ジェシカ・ユリ「ウチも」
テヨン「そら仕分けた本人に訊いてみるんが手っ取り早いで。なぁ、誰が1軍で、誰が2軍、3軍やねん?」
クッキーマン「(土下座)わーん、すんませんでした。勘弁してください!」
ヒョヨン「迷える奴がうらやましいわ。なぁ産廃?」
スヨン「んー?(もんぎゅもんぎゅ)」


ク・ハラ「て、楽屋で楽しそうに今朝の出来事話しとったで、連中」
ギュリ「そら、連中は不動の1軍だからメンボ内でそうやって遊べるんよ。
  ウチらはグループ全体が仕分けの対象になっとるんやで。メンボの誰それがゆうてる余裕ないやん」
ニコル「そやけど、『ルパン』のヒットでさすがにウチらも1軍の仲間入りですやろ?」
スンヨン「ならええけどな。T-araもおるし、アフスクもおる。2ne1が帰って来たら、歌謡界全体の地図がどうなるか?」
ジヨン「そやけど1軍の対象になるだけでもええんとちゃいます? 下を見たらf(x)を筆頭に4分やらシークレットやらHAMやらレイン…」
スンヨン「下を見てどうする。トップを目指す者は常に上だけを見るもんや。ウチらの上にはもうソシしかおらん」
ジヨン「はーい、上だけ見ます。…えーと、ワンダーガールズさんがおられました」
全員「…あれは処理に困るなぁ(涙)」






※アフタースクールのパフォーマンス…
    
    これはこれで凄いと思うんだが…う〜む


※五鼓舞ねえさん…テヨンがサブMCを務めていたKBS2のトークバラエティ『常勝疾走』の中で、
 「もしテヨンが五鼓舞(韓国の伝統芸能)を舞ったら、自分ら視聴者は何するねん?」と言うどうでもいいようなコーナーがあり、
 視聴者から「ツレと組み体操するっす」「自分は坊主頭にするっす」などと言うこれまたどうでもいい返答があった。
 2010年2月11日、それが実行に移され、鐘路の寺院でテヨンが15分ほど五鼓舞を舞った。
 ゲリラ収録だったらしいが、匂いをかぎつけたファンが押しかけ、組み体操する奴、頭をバリカンで刈上げる奴、
 レモンを囓る奴、テヨンにレモンを食わせる奴などが入り乱れ、現場は大騒動になった。
 ピーナッツぐらい食わせろよ。最後はみんなで記念写真を撮って無事終了した。
 『Oh!』の衣装の上から深紅のレインコートを着たテヨンは確かに可愛かったが、見所はそれだけ。
 かなりグダグダの企画なのだった。
     『常勝疾走』で放送された分


スヨンはふたり…ジェシカの韓国名はチョン・スヨン(정수연)で、スヨンの本名はチェ・スヨン(최수영)。ヨンのパッチムが違う。


※カオル…日本で映画・ドラマにもなった天川彩原作の『タイヨウのうた』が韓国でミュージカル舞台となり、
 主人公雨音薫役にテヨンが抜擢された。テヨンはこれが演技初挑戦。
 色素性乾皮症という難病にかかり、昼間は外に出ることができない少女が、ストリートミュージシャンをしながら
 サーファーの少年と恋に落ちると言うストーリーで、テヨンはそのイメージにピッタリだ、と選考委員は発言している。
 が、ジェシカの『キューティー・ブロンド』の時は初舞台の1ヶ月も前に豪華なショーケースを持ったのに、
 『タイヨウのうた』では初演当日の午前になってようやくショーケースが行われ、その美術も音効もかなりお粗末だと言う評判だった。
 youtubeで見る限り、確かに貧乏くさい舞台で、テヨンは集客のためにキャスティングされたんじゃないかと疑いたくなる。
 おかげでチケットは早々とソールドアウトしたし、テヨンの評判も悪くはなかったが、仕事は選んだ方がいいと思う。
     テレビで放映された『タイヨウのうた
    ずーっと宣伝が流れててすいません
 

※頭の中に風が吹いとる…韓国の言い回しで”調子に乗っている”という意味。


※KARA『Lupin』
    
    この歌はなんか好きだった。
    この後、黒衣装・指鉄砲・駆けっこダンスと
    全部ソシがRDRでやったんで、ちょっと可哀想になりました