第７４話 待つ女
ティパニ「なになに『彼氏が軍隊に行ったら退役までずっと待っててくれるような少女時代メンバー』ランキングやて？」
ヒョヨン「またアホなアンケートを…」
ユリ「まぁ今のウチらやったらくしゃみしただけで記事になるからな。いろんなメディアが『少女時代』を利用したがる。仕方ないわ」
ソニ「そんで、誰が１位なん？」
ティパニ「テヨンや。得票ほぼ５０％」
ユナ「えー？ おねえが１番待たんやろ（爆笑）」
ジェシカ「イメージて怖いな」
ティパニ「そやな。逆に自分のイメージは『絶対待たない』やと思うで」
ジェシカ「それは自覚しとる。けどブリッ子するのメンドくさいもん」
ソニ「くやしいけど、猫被り続けてそのイメージを作ったココマを褒めるべきやな」
ヒョヨン「２位は誰？」
ティパニ「スヨン」
全員「…」
スヨン「なんで沈黙やねん。ウチずっと待つで」
ユナ「そいつがなんか美味いモン持っとればな（苦笑）」
ミスラ眞「お、我が湖南の誇りキム・テヨンが１位やて」
タブロ「うんうん、テヨンたんならずっと待っててくれそうやな」
ミスラ眞「にいさんとこの嫁はんはどうやねん？」
タブロ「あれが待つわけないやろ。家出て５分後には忘れとるわ」
ミスラ眞「かえって待ってない方が良かったりして。毎晩生きたタコ食わされんですむし」
タブロ「ホンマやで。あれは勘弁や。弁当にまで生きダコ入っとった時は心臓止まるかと思たわ」
ミスラ眞「よし、離婚するために軍隊行け」
タブロ「究極の二択やなぁ」
ＩＵ「いやぁ、メンボの中で男を待つとしたらヒョヨンねえさんですやろ」
ＪＯＯ「うんうん、よお見とる。実際ねえさんの彼氏は服役中ゆう噂やし」
ＩＵ「わ、シャレならんわ」
ＪＯＯ「自分なら恋人待つか？」
ＩＵ「う〜ん、ウチまだ若いし、２年は長いですわ。多分待てへんと思います」
ＪＯＯ「そうか、やっぱＮ世代やな。ウチなら待つで。てゆうか、今でもずっと待っとるし」
ＩＵ「え？ 彼氏おったんですか？」
ＪＯＯ「アホ、新曲が出るのを待っとるんや」
ＩＵ「ねえさん…（涙）」
役員Ａ「日本人の彼氏が拘置所に入っててもずっと待っててくれるような少女時代メンバー？」
スマン「いろいろ間違っとるが、突っ込む気にもならん」
役員Ａ「なに言いたいかわかるやろ？」
スマン「テヨンにもスズキにも監視は付けとる。安心せえ。
大体テヨンは今男のこと考える暇もないやろ。バラエティ番組の司会、レギュラーで入れたし。風邪ひいても休む間もないわ」
役員Ｂ「お、こんなアンケートもあるで。”新入社員で入社して来たら嬉しいアイドルは？”やて。
やっぱり１位はテヨンや（笑）。大人気やな」
スマン「実際に社員で入ってきたら、会社潰されてまうけどな」
役員Ａ「ははは。最近じゃジェシカとソヒョンの人気の伸びもすごいで」
役員Ｂ「あらゆるメディアが少女時代を特別に扱うようになったもんな。成り上がったゆうんか。
あの子らが何かを待つとか待たされるゆうこと、もうないんやろなぁ」
スヨン「（どんどん）ま、まだかいな。早う出てや」
ヒョヨン「まだ今パンツ降ろしたところや。いっときかかるで」
スヨン「勘弁してや〜。もう破水寸前や」
ユナ「なんや朝からうるさいなぁ！」
スヨン「そ、そやかてぇ（泣）」
ソニ「食うてばかりおるからや」
テヨン「燃費悪いだけあって、奴のババは量が多いからな」
ティパニ「まさにジャイアントババ」
全員「…（デイブ・スペクターかてゆわへんで）」
ジェシカ「トイレもうイッコあるやろ」
スヨン「あっちにも先客がおったもん（汗）」
ソニ「なら待つしかないんやから、おとなしく我慢しとき」
ソヨン「で、でも〜」
ユリ「おっはよう！ 今日も頑張ってヨガるでえ！（背中パーン！）」
スヨン「あっ…！」
全員「…（げっ）」
スヨン「…あああぁ（ヘナヘナ）」
ユリ「え？ どないしたん？」
テヨン「自分に罪はない」
ジェシカ「待ちきれんかったこいつが悪いんや」
がちゃ ← もうイッコのトイレ
ソヒョン「あー、すっきりした。スヨンねえ、お待たせ！ トイレ空いたでー！」
※ここで取り上げたアンケートは、実際に韓国で実施されたもの。結果も実際通り。
韓国のメディアはよくこういうどうでもいいアンケートを行うイメージがあるが、
ネットニュースなどを読んでいると日本も決して負けてない気がする。
※Ｅｐｉｋ ＨｉｇｈのＤＪトゥーカッツは２００９年１０月の時点で入隊している。
ミスラ眞は２０１０年８月３日に入隊し、事実上グループとしての活動は中断している。
タブロが軍役を務めたと言う話は聞かないが、身体上もしくは国籍の関係で免除されているという噂もある。
※Ｎ世代…エヌセデ。韓国でそれほど儒教的でない新しい世代をさす。
※若い女性の共同生活については想像するしかないが、洗面やシャワー、トイレは毎日大変だろうと思う。
以前の宿所ではバスルームがひとつしかなく、時間がないときは一緒に入ったなどの話も伝わっている。
日本に来たらなおさら狭くなるのではないだろうか？
