関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第72話 戦国ソニョシデ

織田信長「なんやて、ワシ以外にも魔王を名乗っとるドアホがおるやて?」
木下藤吉郎「そうですねん。朝鮮のスマンゆうボケですわ」
織田信長「あ、外人さんなん? ほたらしょうがないわ、ワシの怖さがよおわかってへんのやろし。そんで、どんなおひと?」
木下藤吉郎「なんでもエスエムゆう猿楽座の座頭(ざがしら)らしいですわ」
織田信長「なんで座頭が魔王やねん?」
木下藤吉郎「相当大きな座なんですけど、そこに君臨しとるかららゆう話で。
  えらい流行っとる巫女踊りの集団とかおるらしいですで。これが現地から取り寄せた宣材の似顔絵で…」
織田信長「どれどれ…。お、めっちゃ可愛いやん。特にこの真ん中の娘ええなー」
木下藤吉郎「ユナに目を付けられるとは、さすが殿。その娘はかなりの人気もんや聞いてます」
織田信長「ああ、早う天下統一して、朝鮮からこの娘呼んで側室にしたいな。そう思わん、猿?」
木下藤吉郎「まっことおおせのとおりで(ま、ワシはソニたん派やけど。殿と好みがかぶらんでよかったわ)」


森蘭丸「殿、奇襲でっせ! 旗印は桔梗!」
織田信長「おのれ光秀めえ!」
♪人間五十年。下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり。一度生を得てユナたんに惚れぬ者のあるべきか…
ドッカーーーン!


柴田勝家「こらー、猿! 自分兄やんに手ぇかけてええと思うとるんかー!」
羽柴秀吉「殿の野望を継ぐのはワシしかあらしまへん。一刻も早く天下取って朝鮮に攻め込むんですわ。
  そんで少女時代を全員側室にしたる。その野望の前ではにいさんの存在なんかヤブ蚊も同然ですわ(プチ)」
柴田勝家「ぐふう…、お、お市ぃ…」


上杉景勝「自分の新しい兜カッコええな。『愛』ってやっぱあれなん、お船ちゃん?」
直江兼続「えへへ、そう言いたいところですけど、実は『ユリたん愛』ってことで」
上杉景勝「お、少女時代やな。ユリたん、ええよなぁ。菊には内緒やけど、実はワシ、マンネ派やねん」
直江兼続「うーむ、捨て難し。さすがお館様や」


豊臣秀吉「いよいよ悲願の唐入りを果たす時が来たで。漢城(ソウル)を制圧した暁には、ソニたんを除く少女時代の娘を娶らすから気張りーな」
小西行長「マジっすか? ほならティパニたんがええです。なんちゅーてもワシと同じキリシタンやし」
加藤清正「アホか。パニたんはワシのもんじゃボケ」
小西行長「自分日蓮宗やないか。ブスのソニでももらっとけばええ」
豊臣秀吉「(ムカッ)」
加藤清正「なんやと、この薬問屋の小倅ふぜいが。パニたんの笑顔の前に宗教なんか関係あるかい」
石田三成「やめえ、太閤の御前やで。どっちかより功を立てた方がパニたん取ればええやんか。ワシはシカたんもらうけどな」
黒田長政「あーよかった、ダブったらどうしよか思てたんや。ワシはテヨンたんね」
毛利勝信「ほなワシはスヨンたん」
福島正則「前田殿は誰がええねん?」
前田利益「そらヒョヨンたんに決まっとるがな」
直江兼続「えー? よりによってぇ?」
豊臣秀吉「さすが慶次、どこまでも傾奇きよるわ」
一同「がっはっは!」


露と落ち 露と消えにし 我が身かな サニーのことは 夢のまた夢


小西行長「わっはっは、漢城に一番乗りー! パニたんはワシのもんじゃい」
加藤清正「ちっくしょー! …え、太閤が亡くなったやて?」
石田三成「ポピポピ…そんなわけで全軍撤退でよろ…ポピポピ」
小西行長「ウキー! あとちょっとだったのに!」


石田三成「なんや自分、家康なんかのゆうこときくんか? 奴は国粋主義者やで」
加藤清正「そやかてぇ」
小西行長「やーい、アホアホ。今度の戦でお前ら東軍をケチョンケチョンにしてパニたんをワシのものにしたるからな」
加藤清正「むかつくわー薬屋の奴。この片鎌槍で息の根止めてやるわ」


徳川家康「はーいはい、武将のみなさんご苦労さんやった。我が軍が勝ったさかいやっと天下が統一されたで。
  三成のクビ刎ねたら、すぐみんなの褒美を考えるからな」
加藤清正「じゃワシ、パニたんがええです」
徳川家康「なにゆうとるん? 日本人やないとアカンに決まっとるがな。この国はすぐ鎖国するんやで。秋葉四十八手か香水にしとき」
上杉景勝「まじっすか? ほなユリたんも?」
徳川家康「当り前や。ワシ、外人の芸人なんか認めへんからな!」
全員「ガーン!」


松平アナ「こうして我が国に朝鮮のアイドル『少女時代』が根付くことはありませんでした。
  あの時あのタイミングで少しだけ状況が変わっていたら、今ごろ日本は少女時代の天下であったかも知れません。
  少女時代が再び日本で話題になるまで、それから400年の時を必要としたのです」






※言わずもがな、今回は某国営放送の『その時歴史は動いた』をパロっている。


※魔王…織田信長の代名詞だが、2ちゃんねるの某スレにおいてはイ・スマンも魔王という名で通っている。