関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第52話 ソウルのアメリカ人

ソニ「…まぁ座り」
エムボ「なになに?(にこにこ)」
ソニ「それにしても、見れば見るほど男やな」
エムボ「でも女だよ」
ソニ「わかっとるわ。ええか自分、一番人気や思て調子のんなよ。f(x)はあくまでビクねえさん中心のグループやねんで」
エムボ「そうなの?」
ソニ「スマン叔父はんがイチオシしとるんがビクねえさんなんや。この業界で長生きしたかったら、これからおいしいところは全部ねえさんに譲るんやで」
エムボ「よくわかんないね。自分の魅力を最大に発揮しようとするの芸能人なら当り前。人気はその結果じゃないの?」
ソニ「正論がまかり通らへんのもまた芸能界なんや。自分もそろそろ学ぶ時期や」
エムボ「自分が学ぶ…。サニーねえさんが学ぶ?」
ソニ「自分ゆうたらおのれのことじゃ!」
エムボ「そうね、自分とおのれは同じ意味ね」
ソニ「ウキー! そやからお前のことやねん!」
エムボ「うーん、言葉難しいね。自分てMeのことだよね? なぜYouの意味になるの?」
ソニ「知らんがな。とにかくこの国で自分ゆうたら自分のことやのうて自分のことになるんや」
エムボ「さっぱりわからない。Will you speak in English?」
ソニ「は?」
エムボ「ねえさんだってSunnyて言う名前だから英語喋れるでしょ。Or, can only Korean?」
ソニ「(な、なにゆうとるん?)ヨ、ヨー(ボソ)」
エムボ「year! It's possible to talk, aren't you?」
ソニ「(え、英語ゆうたらあれかな、やっぱ)で、ですいすあぺん、ヨー」
エムボ「Ha…! Where is a pen?(バーカ)」
ソニ「へ?」
エムボ「Hey,shorty.Is the mind also small as the same?」
ソニ「お、おふこーす。ヨー!」
エムボ「Hahahahaha!」
ソニ「ははははは…(なんやめっちゃ馬鹿にされとる気がする。悔しいわぁ)」
がちゃ
ジェシカ「お、ここにおったんか。Amber、クリスタルが呼んでるで」
エムボ「Oh,Thanks」
ソニ「あ、シカァ、助けてや。エムボがウチにいじわるするんや」
ジェシカ「いじわるて?」
ソニ「ウチが英語苦手なの知ってて、ずっと英語で喋りよるねん」
ジェシカ「ペラペラペラ(自分、なんで英語で話すんや。嫌われるで)」
エムボ「ペラペラペラ(そやかてウチの人気あるんが悪い、みたいなこといいよるから、ちょっとからこうただけですわ)」
ジェシカ「(ええか、こいつには背もない、歌唱力もない、人気もない、あるのは親戚の七光りだけや。下手にコンプレックスを刺激したらあかん)」
エムボ「(なるほど)」
ソニ「な、なに喋っとんの?」
ジェシカ「(それにアメリカ市民は弱小国には救済の気持ちで付き合わんとあかん。それがウチらの義務や。からかうなんてもっての外やで)」
エムボ「(わかりますけど、ねえさんはアメリカ人でしたっけ?)」
ジェシカ「(おう、バリバリのアメリカンやで。ハインラインもゆうとるけど、故郷ゆうんは心のあるところやねん。ウチの心はシスコにあるんやから、当然アメリカ人や)」
エムボ「(どー見ても韓国人にしか見えんけどなぁ)」
がちゃー!
クリスタル「あ、ここにいた! もー、スヨンが遅いから自分でエンボ探しに来たやんかあ」
ジェシカ「ごめんごめん。ウチが悪かったわ。堪忍してえな、スジョン(べたべた)」
エムボ「It isn't an American at all(全然アメリカ人ちゃうやん)」






※サニーの英語実力…『パク・キョンリムの華麗なる外出2』第1回でラッパーのコスプレをした時、無理して「YO!YO!」と繰り返したため、
 逆にパク・キョンリムらから英語で話しかけられたがさっぱり理解できなかった。中学生でも判る程度の英語だったのだが。
     サニーの英語力 冒頭から


 『パク・キョンリムの華麗なる外出2』はMBCエブリワンのバラエティで少女時代がレギュラー出演していた。
 極めて低予算な番組で、PKL本人が「いつ打ち切りになるかわからない」と番組内で堂々と語っている。
 内容もお手軽かつ低俗で、韓国のファンも「こんな番組に出てはいけない」と憤るほどだったが、
 第1回のぐだぐだコスプレ大会、第2回のお化け大会などファンにはそれなりに見所はあった。
 特にお化け大会で悲鳴を上げベソをかきまくるジェシカの映像は、その後ずいぶん使い回されたと思う。
 が、その後少女時代もテヨンやユナなど忙しいメンバーはどんどん休み勝ちとなり、
 しまいには1時間リンボーダンスをするだけと言う状況になり、第6回で打ち切られた。