関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第16話 ショートショート その2

01
ジェドン「スヨンイ、これから一緒に司会やね、よろしく」
スヨン「(もんぎゅもんぎゅ)はあ…(むんぎゅむんぎゅ)」
ジェドン「…? なんか食べてんの?」
ユリ「あ、やばい、反芻モードや。にいさん、にいさん、手を出して」
ジェドン「手を? もう出してるけど」
ユリ「握手じゃなくて、口の前に」
ジェドン「こう?」
スヨン「おっ…?(クンクン、パクッ)」
ジェドン「いででで!」
スヨン「これは…! ジェドンオッパー! これから番組よろしくお願いします」
ジェドン「味で見分けるんかい!」


02
テヨン「♪あ〜、ウチの頭の中は消し屑だらけ〜」
スマン「OK! えーで、名曲や!」
テヨン「おおきに。お疲れ様でした!」
スマン「自分、また上手うなったやんけ。このソロ曲、アルバム収録じゃなくてシングルで出してもええくらいや」
テヨン「ホンマ、嬉しいわぁ。よろしゅう頼んます」
スマン「普段はおばはん臭くて、がさつで、色気の欠片もないチビの自分が、歌だけは天使みたいや。ワイ感動したで」
テヨン「歌だけやないですで。例えば(グイ)」
クッキーマン「わっ!」
テヨン「素早く後ろに回って頸動脈をギュっと」
クッキーマン「きゅー」
テヨン「てな感じで、他にも人に天国を見せる方法知ってますさかい」
スマン「それは頼もしい、わはは」
テヨン「がはは」
クッキーマン「(もうやめたい、この会社)」


03
ソニ「恐怖映画製作所の初回、どっきりやて」
ヒョヨン「聞いたわ、テヨンを脅かすんやろ」
スヨン「なんやそうやったん。ウチ寝起きどっきりやと思て、新しい下着買うて来たのに」
ジェシカ「アホか。自分に寝起きどっきりは一生ないわ」
スヨン「なんで?」
ユリ「その案山子みたいな体で寝起きて、数字下げるだけやん」
ジェシカ「それ以前に寝起きで目の前にテレビカメラあったら食うてまうやろ。弁償できんから事務所が許可せんわ」
スヨン「なるほど〜」
全員「納得するな!」


04
ヒョヨン「それにしても、あのテヨンが首尾良くどっきりにひっかかるか?」
ジェシカ「問題はそこやねん。もともとホラー大好き女やからな」
ティパニ「去年一緒に『追撃者』観に行ったとき、ウチは怖くてちびりそうやったのに、ひとりで『がははは!』て大笑いしとったもんな」
ユリ「そっちの方がよっぽどホラーやな」


05
ユナ「きゃー!」
ジェシカ「いやー!」
テヨン「みんな、しっかりしぃ。この世におばけなんかおらんのや」
ソヒョン「そ、そやかて、い、今そっから手が…」
テヨン「え?」
おばけ「(バーン!)うらめしやー!」
テヨン「きゃああああ!」
ヒョヨン「(お?)」
スヨン「(意外に怖がってる?)」
テヨン「いやー、来ないでー(へなへな)」
ユリ「まさか、テヨンねえが腰を抜かしとる…」
おばけ「があああ」
ジェシカ「いかん、罠や! ADはん、深追いしたらあかん!」
おばけ(AD)「がああ! があ……ぐわああああ! いでででで!」
スヨンガードポジションからの三角締め?」
スヨン「下から蛇のように絡みついていったで。上手い!」
テヨン「うりゃ!(ポキン)」
AD「ギャー!」
テヨン「よっしゃあ、次の相手はヒョードルや」
ユナ「どこ目指しとるんや?」
ソニ「てか、こんなん放送できんやん」
ユリ「まさに恐怖製作所」






※キム・ジェドン…韓国のコメディアン・司会者。目がちっこい。スヨンが理想の男性としてテレビで告白したことがある。
 彼がMCを務めるMBC『幻想の相棒2』に、2009年5月3日からスヨンがアシスタントで参加した。                      
    


※『追撃者』…2008年の韓国映画で、邦題は『チェイサー』。ナ・ホンジン監督。
 2004年に実際にあった連続殺人事件を題材にしたサスペンス映画で、韓国で500万人以上の観客動員を記録した。
 R-18指定(韓国)から予想するほど過剰な描写はないが、作り方が上手く、痛くて怖い映画に仕上がっている。
 Mnetのバラエティ『ボッパーズ』で怖い映画大好きなテヨンが「話題だから観たいけど、忙しくてまだ観てないんです」と発言している。