関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第781話 大台

ウェンディ「(くりくりくり)お? ちょっとちょっとイェリム」
イェリ「なん?(ほじほじ)」
ウェンディ「自分のFancam、もおちょっとで100万ビューなんやって」
イェリ「えー、どれどれ?」

イェリ「あ、ホンマや。今97万行ってる」
ウェンディ「ほんで自分のペンが“誕生日までに100万ビュー達成しよお”ゆうてTwitterで運動してるで」
イェリ「いやーん、嬉しいやんか~」
スルギ「自分の誕生日ていつやった?」
イェリ「3月5日。ちょうど1週間後やね」
スルギ「ちゅうことは動画が100万の大台に乗るまで1日1万ビュー必要ってことやんか。無理やな」
アイリーン「1日3857ビューね」
スルギ「(かくん)あら」
ジョイ「アホや(笑)」
スルギ「どっちゃにしろ、そんなに再生数稼げる訳ないやん。無駄無駄」
イェリ「(むかっ)ウチ、今度の誕生日で20歳の大台なんやから、動画も絶対大台に乗せちゃるもん。自分でポチポチしてでも乗っけるわ」
スルギ「どーぞご自由に。ウチは手伝わんからな」
イェリ「あてにしてません!」
ジョイ「それにしても、最近お誕生日続きやなぁ」
ウェンディ「そやね。2月はクマちゃんとウチが10日違いであったし」
イェリ「3月はウチとペジュねえの誕生日あるもんね」
ジョイ「出費がかさむなぁ」
スルギ「自分の誕生日に回収せえや」
ジョイ「半年も先やもん。その間に死んだらプレゼント渡し損やわ(とほほ)」←9月生まれ
イェリ「もおすぐハタチの誕生日~(うきうき)。動画が大台乗ったらそれも併せて盛大にお祝いしよっと」
アイリーン「あんまり派手にやるのはどーかな?」
イェリ「え、なんで?」
アイリーン「3月にはもおひとり、大物の誕生日があるの忘れたん?」
イェリ「ん~?」
ウェンディ「あーーーっ、テヨン大姉御や!」
アイリーン「ピンポーン」
イェリ「そ、そやった。3月9日。ウチの4日後やったわ(汗)」
スルギ「それを忘れてウチらだけで盛り上がっとったら、どんな目にあわされるか判らんで(ぶるぶる)」
ジョイ「恐ろしや恐ろしや~。殺されるのはイェリムだけにしてください~」
イェリ「なんでやねん。団体責任に決まってるやろ」
アイリーン「そおゆう事態を避けるためにも、イェリムより先に姉御の誕生日祝って機嫌とっておいた方がええんちゃう?」
スルギ「そ、そ、そうやな。そしたらその後ウチらがちょっと騒いでも殺されはせんやろ」
イェリ「ナイスアイデア! さすがリーダー」
ジョイ「なにが“さすがリーダー”や。いつもはパボにしとるくせに(呆)」
イェリ「とにかくそおと決まったらさっそく姉御の誕生日プレゼントを買いに行こっと」

Red Velvet「テヨンねえさん、センイルチュッカヘヨーーーーーッ!」
パン、パパーーーン!
テヨン「わ、びっくりした。全員揃うてなんの騒ぎや」
ウェンディ「コンサートの準備で忙しい時期に失礼します。そやけど近々ねえさんの誕生日ゆうことで、ウチらどおしてもお祝いしたくって」
イェリ「はい、これプレゼント。いろんな意味で犬好きなねえさんのために、いろんな意味で犬を楽しめるセットでーす(じゃーん)」
テヨン「は? ウチの誕生日は来月やど」
スルギ「それは判っておりやすが、一刻も早くお祝い差し上げたくて」
イェリ「そおそお。祝うなら早い方がええって」
テヨン「なんやとこら(ギラーン) そりゃさっさと老けろってことけ?」
ジョイ「げっ」
ウェンディ「目つきが変わった」
イェリ「や、やばみ~」
テヨン「自分ら、そんなに早くウチを大台に乗せたいんか。祝う振りしてオチョクリに来たんやな」
アイリーン「いえ、ウチらは決してそんな…」
テヨン「やかましいわ、ドアホーッ!(西部式投げ縄打ち)」
ドカーン!
アイリーン「もげーっ」
ポーン、クルクル…
ジョイ「わ、おねえの首が飛んだ」
イェリ「テヨンねえ、まじおこー」
ウェンディ「し、しまった。ねえさんとイェリムは10歳(とお)違い。イェリムが今度の誕生日でハタチになるとすれば、おねえは…(ひーっ)」
スルギ「アイドルには乗っちゃならない大台があったんや~」
ジョイ「そんな誕生日を早めに祝ったらそら怒るわな。気づくの遅すぎた」
テヨン「自分らは幸せもんじゃあ。アイドルに似つかわしゅうない三十路の誕生日は決して来ないけぇのぉ(ブンブン)」
ウェンディ「ひーっ」
イェリ「大失敗~。もおウチにはハタチの誕生日すら来ないのね~(泣)」