関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第764話 倭(やまと)より愛をこめて

倭人ペン「おおおっ、おまごるちゃんのコンサートチケットが届いたど! しかもすんごい前やないけ」




倭人ペン「ここはまさに神席。ユアたんやアリンたんのパンツが覗きやすい。通路際やから例え前の席に副島淳おっても一歩横に出れば邪魔されることなくステージが観れる。しかも、あの娘らが歌いながら通路に降りてきたら握手かて出来るやないか!」
倭人嫁「そんな演歌歌手みたいなことはせんやろ」
倭人ペン「これを狙うて、三公演の中で一番キャパの小さい博多を選んだんやけど、上手いこと行ったなぁ。座席少ないからチケットとれへんかとも思うとったのに」
倭人嫁「とれへんもなにも、まだ売ってるで、都久志会館
倭人ペン「え、マジで?」
倭人嫁「やっぱOh My Girlの知名度じゃ、たかだか500の客席も埋まりゃせんのよ(ほーっほっほ)。こちとらドームのチケット入手かて毎回苦労しとるのにねぇ」←トンペン
倭人ペン「うきーっ! こうなったら、全力で応援棒振ってキャパ100倍の差を埋めてやる!」
倭人嫁「大戦中の倭軍みたいな精神論ゆい出したらもう負けてる証拠(笑)」


2019年1月4日:都久志会館楽屋


ヒョジョン「なにー? チケットがまだ余ってる?」
マネージャー「そおみたい。さっきイベンターがゆうて来た」
ビニ「結構客席つぶして減らしてあるのに、それでもまだ捌き切れてへんの?」
ヒョジョン「そやからウチゆうたやないか。福岡みたいなラーメンしかないよおな田舎にウチらの人気伝わっとるのかって」
ミミ「そおじゃそおじゃ。ラーメンならウチらかてスンリの店で食うとるっちゅうんじゃ」←呼び捨て
アリン「それは関係ないのでは?」
ヒョジョン「そしたらイベンターが“大丈夫です。必ず9000人は動員しますよって”ゆうし、自分も頭下げて“お願いします。今回は博多でやらせてください”ゆうからOK出したんやないの」
スンヒ「もともとキャパ500しかないのに9000なんかハナからありえへんで(笑)」
ヒョジョン「黙れ、ブス!」
スンヒ「ひーっ」
ヒョジョン「ウチ、いつもゆうてるやん。やるなら必ず一杯にしてくれ、スカスカの客席の前でこの娘らに歌わせるのは酷やって」
ミミ「おねえ…(涙)」
ビニ「まぁ自分が一番やりたくないだけ…」
バチーン!
ビニ「ひでぶっ!」
ヒョジョン「とにかく、今回はやめさせて貰うわ」
マネージャー「えっ?」
ヒョジョン「えっ、てあるかい。最初からそおゆう約束やったやないの。客席一杯に出来んのやったら、こっちかて約束守る義務もない」
マネージャー「いやでも、お客さんもお集まっとるし」
アリン「50人くらいね」
ヒョジョン「パチンコ屋の駐車場営業かてもおちょっと集まるわ(怒)。やってられへん!」
マネージャー「そ、そこをなんとか。イベンターが今近所の競艇場でタダ券配ってるよって」
ビニ「やめてぇな。客席歯抜けのジジィだらけになるわ」
ジホ「そもそも歯抜けのジジィはK-Popに興味ないのでは?」
ヒョジョン「あかん。ウチらにも意地がある。今回はペンに甘えさせて貰うで」
マネージャー「なに都合のええことゆうてるねん。プロとしての自覚はないんか?」
ヒョジョン「プロゆうなら、貴様らやイベンターのプロ意識こそどーなっとるんじゃーっ(がおーっ)」
マネージャー「ぴゃーーーーっ!」
ボコボコボコ!
ミミ「出た! おねえの鬼の面や」
ビニ「久々に見たなぁ」
アリン「何度見ても怖いでありんす(ぶるぶる)」
ヒョジョン「(はぁはぁ)中止と決めた以上は一分でも早くお客さんに知らせて来いや」
マネージャー「ふぁ、ふぁーい」


10分後:都久志会館入り口


張り紙:契約上の問題が発生した為(ため)本日の公演を中止させていただきます
倭人ペン「な、な、なんやてぇーーーーっ???(がっくり)」
倭人嫁「あるある(大笑)」






※なんてことがないよう、よろしくお願いしますよ、イベンターさん。


※歯抜けのジジィ…
 震災前、自宅近くの競輪場にメシ食いに通ってたんだけど(場のメシはなかなか美味い)、そこで判ったのはギャンブル場のジジィは全員歯が抜けているだけでなく目がうつろであるってことでしょうか。怖いと言うより面白い眺めでした。


※関連記事…
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※『ヤマトより愛をこめて』…沢田研二のヒット曲。
 
 1978年公開の劇場用アニメ映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のエンディング曲。
 西暦2199年、宇宙帝国ガミラスの侵攻によって地球は瀕死の状況にあった。ガミラスが撒いたT-ウィルスによって地球人のほとんどがゾンビ化しちゃったのである。この状況を救うためT-ウィルス除去装置ゾンビクリーナーDを受け取りに大マゼラン星雲にあると言うイスカンダル星へ向かった宇宙戦艦ヤマト。だがヤマトの艦内でもゾンビが大量発生して最悪の状況に陥る。ゾンビを倒せるのは波動砲のみ。古代進は携帯波動砲でゾンビ化した艦長や仲間を容赦なく撃ち殺し、森雪と股間波動砲で一発やるために闘うのだった。…と言うのが映画の内容。韓国映画『釜山行き(邦題:新感染 ファイナル・エクスプレス)』に多大な影響を与えた。←大うそ