関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第726話 泥船

ユナ「ぴゃー、Wanna One、今週も1位なんやて」
ヒョヨン「マジで? デビュー即連続1位なんて、最近の新人はどないなっとるんやろな?」
ユリ「やっぱ、番組の影響やないの?」
テヨン「うぬぬぬ、組織票のせいや。そおでなくてはウチらがド新人に負けるはずがない(Wanna Wanna)」
ソニ「そおゆうたかて、ウチらかて昔は組織票で勝ってきた時代あるし、Wanna Oneのことばっかはゆえんやろ」
スヨン「そもそも後輩のRed Velvetに大負けしとるのに、組織票がどおこうの次元やなかろう」
ソヒョン「ホンマやなぁ。ウチらが1位候補にもなれんなんてデビュー以来始めてやで」
ソニ「よりによってデビュー10周年の記念曲で大コケするなんて(とほほ)」
ティパニ「あかーん。もおこの船は泥船や。沈む前に降ろさせてもらうで」
スヨン「あ、抜け駆け」
ユナ「降りて何する気なん?」
ティパニ「美国に戻って女優になるねん」
テヨン「はぁ? 寝言は寝てからゆえや。今まで歌ばっかり歌うて来て、演技なんかミュージカルにちょこっと出た程度。まともにやれる訳あらへん」
ユリ「それに少女時代の女優枠はもおユナとスヨンとウチで満員なんじゃ」
ソヒョン「んん?」
ティパニ「その1。ソロ歌手としては絶望的に売れへんかったから諦めた。その2。どうせ辞めるから少女時代の女優枠なんか関係あらへん」
ソニ「お、意外に冷静な返し」
ティパニ「ちょうどSMとも契約が切れる時期でキリもええし」
スヨン「えー、マジなん? 事務所も辞めんの?」
ティパニ「そらもお、活動の拠点がハリウッドかブロードウェイになる訳やから、コネが薄いSMにおってもメリットはない。あっちで遣り手のマネージャーと契約して、ばんばんオーディションに出まくった方がよっぽど建設的や」
テヨン「大丈夫なんか? 自分、英語喋れんのか?」
ユナ「ビザは? お芝居するためには就労ビザいるんやで」
ティパニ「ウチは元々美国人やっちゅうの! 人を綾部扱いするのやめれ!」
ソニ「うーむ、困った。ここでパニに抜けられたらマジで少女時代終わってまうで」
ティパニ「安心せぇ、もお終わっとる」
スヨン「さすが美国人、ドライやなぁ」
ユリ「どーしよう? もっかいシカに戻ってきて貰う?」
テヨン「絶対あかん。一度裏切った奴は必ずまた裏切るからな」
ソヒョン「ほなヨーチンからシンビさらって来る?」
テヨン「奴の線シカないんかい? ジェシカのことはもお忘れろ」
ティパニ「公開オーディションしたらええやないの? Babyソシとかゆーて」
ヒョヨン「他人事と思うて無責任な(怒)」
ティパニ「そやけどWanna Oneかてオーディション番組で煽ったから人気出たんやろ? 今流行りの手法やん」
ソニ「そこが男子と女子では事情が違うのよ。女子の場合爆発力が全然足りへんの」
ティパニ「Oh-! それは大変デスねぇ(へらへら)」
テヨン「コロス!」
ソニ「まぁまぁ …とにかく、ここらで大きな話題でもないと、マジで消えてしまうで」
ユリ「大きな話題?」
ソニ「ブランドイメージを回復させねばなるまい」
ソヒョン「そやな。文春砲でもなんでもええから、世間を少女時代のネタで持ちきりにさせないと」
ヒョヨン「よし、自分、不倫せぇ。イ・ボムス辺りと」
ユナ「イヤや、あんなハンバーグ師匠みたいなおっさん」
ヒョヨン「ほなミョンスとは?」
ユナ「もっとイヤじゃ、不潔感半端ないがな」
ヒョヨン「選り好みの激しい奴やなぁ。困ったもんだ」
ユナ「やかましーわ、ボケ」
ソヒョン「うちで一番人気があるのはテヨンねえやろ? どお、空港で暴徒にもみくちゃにされるとゆうのは?」
テヨン「もおやったわ。大した話題にもならへんかった。揉まれ損や」
ソヒョン「ホンマに? ブランド力、低っ」
テヨン「放っとけ」
クッキーマン「(ぴょん)大丈夫やって。韓国ではタイミング悪くて男新人にやられたけど、世界的には20カ国近くで1位獲ってるんやから」
ソニ「わ、急に涌いてきた」
クッキーマン「Youtubeかて2週間で2000万ビュー近くまで見られてるし、ちゃんと人気はある」
ユリ「そおやろうか?」
クッキーマン「そうとも。それにみんなだってこのままで終わるつもりはないんやろ?」
テヨン「うむ。Wanna Oneの線香花火のような人気が落ち着いたら、チャート逆走もあり得るとは思うとる」
ソニ「まぁそれはあるかな」
クッキーマン「それでええ。その気持ちがある限り、少女時代の火が消えることはない」
ユナ「なに、その自信?」
クッキーマン「光に向かって一歩でも進もうとしとる限り、人間の魂が真に敗北することなど決してないんじゃっ!(どーん)
スヨン「おおっ!」
ヒョヨン「なんか名言…みたいな」
ティパニ「だっらええね。頑張ってくださーい、残った皆さん(へらへら)」
テヨン「(ずこっ)あかーん、辞める気満々や」
ユナ「魂、ハナから敗北しとるがな(とほほ)」






※内藤先生、すいません(土下座)


※満を持してカムバックした少女時代。当然下馬評は高く、Red Velvet→EXO→少女時代とSMEの三連続1位席巻は間違いないと思われていた。
 ところが蓋を開けてみると、ド新人のWANNA ONEが圧倒的な1位となり、少女時代は1位候補はおろかTOP10に食い込むのも難しいと言う状況。
 参考文献:少女時代に圧勝したWanna One、分かれる明暗
 これは韓国内に限った話であって、少女時代はもはや韓国一国のスターではない。本文にあるとおり、世界19カ国でアルバム売り上げが1位を記録している訳で、収支的には成功したカムバックと言えるだろう。
 また少女時代のメンバーは現在個別活動をメインに行っており、8人揃ってパフォーマンスするだけが少女時代のあり方ではないとも言える。
 ただ、10周年という節目での活動を考えると、この成績は物足りないし、なにより1週間という限定的な活動には寂しさを感じる。ユリの足首負傷が活動期間短縮の原因とも言われるが、これではますます国内ファンの少女時代チーム離れを加速させることになるのではないかと危惧される。
 参考文献:少女時代の10周年カムバック活動が1週間で終わってしまった理由


※『Holiday』での活動終了後、ほとんどのメンバーがSMEと再契約を締結した。次の契約が何年間かは判らないが、これで当分少女時代は継続すると思われたのだが、これに先立ってあるメディアが“ティファニーが「少女時代」10周年活動を終え次第、米国へ演技留学をする”と報道していたので、全員ではなくて“ほとんどのメンバー”であることが注目された。
 これに対しSMEは“ティファニーと前向きに話しあっている”と公式に発表。かえってティファニーとは再契約が終わっていないことが明らかになってしまった。
 ティファニーはSMが作り上げた最高の創造物と言われるほど、成功的なアイドルの事例である。なにしろ言葉もよく喋れないアメリカ人を韓国仕様に改造しちゃった訳だから、他の練習生とは手の入れようが違うのである。スマン先生も海外でのワークショップにティファニーを同伴し、講演させるほどお気に入りなのである。
 ティファニー自身もSMで夢を叶えられたコトは忘れてないだろうし、少女時代メンバーとの友情も深いだろう。
 しかし、将来に目を向けるなら、彼女が本来属している社会はあくまでアメリカだし、30歳を前に次なるステップとして、母国での成功を考えたとしても不思議はない。同じ事務所には母国で大成功しているビクトリアもいる訳だし。さらに日章旗事件に象徴されるように、韓国社会に本質的に馴染めてないとか、窮屈に感じているとか言った理由がないとも言えない。
 2017年8月下旬の段階で、いまだに再契約締結のニュースは伝わってきていないが、ファンとしてはティファニーが少女時代に在籍し続けることを祈るしかない。


※テヨン、ジャカルタ空港でもみくちゃ事件…
【押し寄せられ転倒】少女時代テヨンがジャカルタ空港にて事件!?マナーを守って…!