関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第674話 (T^T)

JYP「え、今年でっか? そらぁええ年でしたで。なんちゅうてもTwiceが大売れしましたさかい(はっはっは)。
 世間じゃヨーチンが一番売れたと思うてるみたいやけど、あんなん音源だけの書き割りグループですわ」
ヒョヨン「おい」
JYP「書き割りグループてなんでっかって? そら見かけだけのペラペラなグループゆうことでんがな。
 そこゆくとうちのTwiceはちゃいます。音源だけやなく、CDも売れてる。グッズも売れてる。CMも営業も引く手あまた。なんちゅうても世界中で大人気なんやから、実質2015年組のナンバーワンゆうても華厳の滝でっしゃろ」
ヒョヨン「おい」
JYP「それゆうのも、外人を仰山入れたんが勝因ですな。イルボン3人娘に台湾娘。ラグビーの日本チームみたいなもんで、もはや国籍不明のチームやけど、それが今風でええ。
 特にツウィね。あれは“拾いもん”やった。あれほどの美少女が存在するなんて、世の中“広いもん”ですなぁ(がっはっは)
 SMのスマン先生も、“Twiceにはツウィちゅうとんでもない美人がおるねー。うらやましーね。どや、ウチのアメリカ娘とトレードせえへんか?”てゆうて感心してはったし」
ヒョヨン「おいって」
JYP「そんでワシはゆうてやったもんや。“あきまへん。あの娘は最近下手ばっか打ってるやおまへんか。ソロデビュー、ジェシカ抜き写真、日本国旗掲載、長嶋一茂宅に落書き”…いや最後のはつうぃ勢いで。なんちゃって(しゃしゃしゃ)」
ヒョヨン「ええ加減にせぇ!(どがっ)」
JYP「わーっ!(くるくるどーん)」
ヒョヨン「ウチの話を聞け!」
JYP「5分だけでいいから?」
ヒョヨン「まだふざける余裕があるんなら、もっかい蹴飛ばしてやろうか」
JYP「聞くがな、聞くがな。暴力反対や。ホンマ、SMの子はこれやからかなわんなー」
ヒョヨン「だいたいさっきから誰に向かうて喋ってるんや。そっちには壁しか見えへんで」
JYP「うむ。年末になったらいろんなメディアから今年の総括を求められるやろ? その練習や。落語のひとり稽古やと思うたらよろし」
ヒョヨン「今からか? まだ年末まで3ヶ月もあるで」
JYP「3ヶ月しかないやん。ワシくらいの年になると、日々あっちゅう間に過ぎていくもんなんや。
 そんで? 話てなんや?」
ヒョヨン「それや。ウチとミンとチョ・グォンのユニットが好評なのは予想通りやが…」
JYP「ああっ、それがあったな。今年の総括にはそれもぜひ加えないと。“Triple Tの成功? もちろん予想しとりましたわ。なんちゅうてもワシ自ら曲を書いたし、歌うたし、MVにも半裸で出てますさかいな”」
ヒョヨン「…(いや、売れた原因はSMで一番歌が上手いウチが歌い出し担当したからやけど、今は余計なことをゆうまい)
 総括は後にせえ。ウチが気に入らんのは『Triple T』ちゅう センスの欠片もないユニット名や。せっかくユニット自体はオシャレやのに、名前のせいで台無しやないか」
JYP「気に入らんか?」
ヒョヨン「当たり前や、だっさい。なんでYGさんとこの『BLACKPINK』みたいな、センスある名前にでけへんかったん?」
JYP「『BLACKPINK』てセンスあるかな?」
ヒョヨン「ブラックやのにピンク。正反対でアンバランスな組み合わせが、聞く者の琴線に触れて記憶に残るやないか」
JYP「ほなブラックマヨネーズに変えよか? あれも正反対でアンバランスやけど」
ヒョヨン「誰が漫才やりたいゆうたか! 音楽ユニットらしい名前にせえ」
JYP「ならブラックビスケッツかな」
ヒョヨン「…(むかむか) ブラックが大事なんやない! センスやセンス」
JYP「Triple Tかてセンスあるやないか。ワシ、TKのファンやし」
ヒョヨン「(うきーっ)やっぱりAAAから名前パクったんやな」
JYP「ちゃうちゃう。それはタマタマ似ちゃっただけやって」
ヒョヨン「ほな、どおゆう料簡でTriple Tなどと安い名前を付けやがった?」
JYP「さっきからセンスないゆうてるけど、名付け親は自分とこの先生やで」
ヒョヨン「は? あのジジィが?」
JYP「うむ。さっきもゆうたやん。“Twiceにはウィ(Tzu-Yu)ちゅうんでもない美人がおるねー”て」
ヒョヨン「そ、それがTriple Tの由来ゆうんか?(わなわな)」
JYP「“ま、トリンドルちゃんでもええんやけどな、がっはっは”て笑うてらしたけどな」
ヒョヨン「く、くだらなすぎる…、ウチ渾身の個別活動がそんな適当な名前やなんて(ズルー)」
JYP「おや、鼻水か? 今夜もステージあるんやから、早めに葛根湯呑んどけや」
ヒョヨン「悲しくて涙が止まらんのじゃ、ボケ」
JYP「あー(納得)そやけどTTTじゃ、涙一本多くて収まり悪いな(笑)」
ヒョヨン「顔文字ちゃうわ!」






※SMとJYPが魅力的なコラボレーションを行った。
 SMが精力的に展開しているデジタル音源公開チャンネル“STATION”の29曲目として、ダンス巧者として知られる少女時代のヒョヨン、MissAのミン、2AMのチョ・グォンがユニットを組み『Born to be wild』なる曲をリリースしたのである。
 2016年の頭にドラマ『応答せよ1998』のOSTとしてリリースされたEXOのペッキョンとMiss Aのスジとのデュエット曲『Dream』に続くコラボとなる。


     박진영X효연X민X조권_Born to be Wild (Feat. 박진영)


 この曲はパク・ジニョンが作詞作曲をし、歌でもフィーチャリングするというJYP全面協力で作られた。MVにはJYPも登場。刺激が強いので、Triple Tのパフォーマンスを純粋に楽しみたいのなら音楽番組のライブを見た方がよい。
 

     ←例えばこれとか


 JYP曲らしく、アメリカ南部のSouth Hip-Hopスタイルにスタイリッシュなメロディを加えたナンバー(だそうだ)。
 振付は意外にもかわいらしいが、きちっと踊らないと流れてしまってグダグダになりそうだ。さすがにこの3人は巧い。
 3人はプライベートでも仲が良いそうで、初めてのユニットとは思えないくらい息があってるし、違和感がない。いわゆる“ケミ”があって、この1曲だけで終わるのは惜しい気がする。今後の展開に期待したい。
 ちなみにユニット名の由来は、Tripleがアーティストの3人を意味し、Tは“Trouble”(トラブル)、そして大きな喜びなどの“Treat”(トリート)をも意味するとのこと。なんでトラブルやねん?


※おまけ…ペッキョンとスジのデュエット


     『Dream』