関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそし356

わし「あんまりお待たせ出来ないので、そろそろf(x)のコンサートリポートをやろうと思う」
NC.A「え、まだ覚えてたん?」※ミニそし332参照
わし「覚えとったとも。ジンリが来たらすぐやれるように資料めっちゃ揃えてんから」
NC.A「そやけど、ソルリねえさんはいまだに行方不明ですが?」
わし「知っとる。もお、あきらめた。ジンリ抜きでお送りする」
NC.A「やーい、根性なし(笑)」
わし「なんやと、こら。もとはとゆうたら、いつまでたっても自分がジンリを探して来んからやないか」
NC.A「ぴーぴー」
わし「ぴーぴー、じゃねーわ、まったくもお(ぶつぶつ)。
 てか、JUNIELの奴はどおした? 奴まで行方不明か?」
NC.A「ジュニねえさんはラジオでFNCの悪口ゆうたてバッシングされて、謝罪に忙殺されてまーす」
歌手JUNIEL、ラジオ番組での誤解発言を釈明「FNCに悪い感情を持っていない」
わし「おやまぁ」
NC.A「あとセカオワに媚ろうとした点も批判されてるよって、当分禊に明け暮れるんやないの?」
JUNIEL、セカオワ出演のラジオでの行動に批判の声…謝罪の事態に
わし「なにやっとんねん(呆)」
NC.A「いよいよ性悪オンナの本領を発揮してきましたね(へっへっへ)」
わし「うむ。もおこうなったらジンリみたいに開き直って生きるしかあるまい」
NC.A「確かに。そないなったら女は強いからねぇ。
 そこまで開き直り切れないミンジュねえさんは多分一生売れないやろ」
わし「他人(ひと)のことゆーてる場合か。募金でアルバム作ってるくせに。
 とにかくf(x)のコンサートリポートや。
 えーと(回想モード)……ワシが行ったのは福岡サンパレスでのコンサート。実に2016年2月23日(火)のことであった。
 会場となった福岡サンパレスやが、ソシが毎回コンサートやっとるマリンメッセの斜め向かいにあるホテル兼イベントホールや」


    


わし「地元の後輩に聞いたところでは、ここは近々取り壊されて広い道路となるらしい」
NC.A「へー」
わし「なんでもマリンメッセの隣の埠頭に馬鹿でかい船を留めて、港から博多駅までモノレールを通し、アジアからの観光客を繁華街に大量に移送しようちゅうアホな計画やとか。
 これでまた博多の名物ホールがひとつなくなった訳や。まさにこの世は諸行無常、一寸先は闇。いつ我が家がポルターガイスト現象で倒壊するかも判らんのじゃ」
NC.A「それとポルターガイストは関係なくない?」
わし「(無視)会場は2600人規模の中くらいのホールで、少女時代の1万人規模の会場に慣れたワシは、思わず“ちっちゃ”と呟いてもうた」
NC.A「2600人規模でも十分やと思うけどなぁ」
わし「ホンマはこのくらいがコンサート観るのにちょうどええんやけどね。慣れとは恐ろしいものや」
NC.A「お客さんの入りはどないでしたん?」
わし「満員満員。しかも若い娘がほとんど」
NC.A「へー」
わし「少女時代の客層より若くて中高生中心。おっさんはほとんど見かけなかった。少女時代でゆうたら有明のショーケースの頃みたいやったな。
 ひとり背の高い痩せたにいちゃんがうろうろしとったけど、これは後で舞台演出を担当した韓国人監督と判明した」
NC.A「日本でデビューしてないのに、そんなにお客さん入るんやねぇ。ほんならウチも…」
わし「やめとけって。自分のライブなんか、スーパーの駐車場でやったってガラガラに決まっとる」
NC.A「ぶぅ」
わし「K-Popなら誰でも集客できる訳やないんやで。やはりf(x)の魅力とSMEの力があってこそや。
 で、開演のちょっと前に入ったんやけど、なんやら会場全体が妙な空気やった」
NC.A「みょう?」
わし「うむ。後で知ったんやけど、どうやらBGMにEXOの曲が流れてて、客たちが“それ、ありなん?”みたいな顔してたんや」
NC.A「あー、なるほど」
わし「ワシはその時はクリとカイの熱愛の件は全然知らんかったんやが、女子はそおゆう情報に敏感やから」
NC.A「なんでEXOの曲を使うかなぁ。それって松田聖子のコンサートで郷ひろみの曲流すようなもんでしょうが」
わし「ふるっ」
NC.A「いくら大手でプロモート力あるからって、その辺が無神経じゃSMEもまだまだやなぁ」
わし「JJホリックかて、自分のライブの時はペク・アヨンの曲とか流しそうやけどな(笑)」
NC.A「ふん」
わし「ステージはホールに作り付けのものだけで、花道やサブステージなど特設のものはなかった。この辺もソシに比べるとだいぶ貧乏くさい。
 緞帳代わりに下がってる布も貧乏くさい。
 開演時間になると客灯が落とされてオープニング曲が流れ出した。観客が立ち上がって一斉にペンラを振り始める。
 ちなみにf(x)のイメージカラーは“パールライトペリウィンクル”と言う青みの強い紫色なんやけど、チケットと一緒に送られてきた公式ペンラは濃いピンク色みたいやった。
 そのせいで地味なソシコンみたいな客席になってもうた」
NC.A「いちいちソシと比べんな」
わし「ちなみにオープニングの『Paper Heart』ちゅうのはアルバム『RED LIGHT』に収録されとるこんな曲なんやが…」


     f(x)『Paper Heart』


わし「サビのアンサンブルで盛り上がる辺りでパッと緞帳代わりの幕が落ちて、全員板付きで登場! と誰かて思うやろ?」
NC.A「うん」
わし「ところが、いつになっても幕は落ちんし、誰も登場せんのじゃ。ワシゃてっきりメンボの準備が整わん内にスタッフが見切り発車で曲を流してもうたんかと思たほどや」
NC.A「違うの?」
わし「そうやなかったんや。が、それが判るのはまだ先の話。
 狐につままれた気がしてる内に、一曲丸々聴かされて、曲は終わってしもうた」
NC.A「ほー、斬新な演出やねぇ」
わし「斬新すぎるわい。暗闇の中で3分半延々と曲を流すだけやで。ありえへんがな」
NC.A「ありえへんがな、ちゅうたって現にあった訳やろ?」
わし「まぁあったんやけどな。で、そのあとオープニングVTRが流れ出した」
NC.A「まだ登場せんの?」
わし「そおなのよ。いきなり“10”“9“”8”とカウントダウンが始まって、観客がそれに合わせて“セブン”“シックス”“ファイブ”と合唱すると、なぜか“4”の次がまた“4”で、そのあとも“4”、延々“4”が続き、そのカウントがだんだん速くなっていった」


    


NC.A「ははぁー、“ウチらは4人組やで。もおソルリ関係ないもんね”てゆうてる訳やな」
わし「そやろなぁ。あとコンサートのタイトルが“DIMENTION 4 - Docking Station”つまり“四次元への連絡駅”ってこともあるやろ。
 もちろんその4かて4人組に掛けてることは間違いないけど、韓国じゃよくぶっ飛んでるものを“四次元”て表現するし、f(x)の音楽志向を“四次元”というのはあながち的外れでもない」
NC.A「ホンマは最近のソルリねえさんが一番四次元やけど」
わし「まぁまぁ。そんで4人と一緒に四次元に招待されるようなVTRが終わると、また長々と“Docking Station云々”のナレーションがあって、ようやく生身のメンバーが登場。
 みんな四角い箱みたいなマスクを被ってて、次々にこれを脱いで素顔をさらすって趣向やけど、そおゆう演出がまーまどろっこしいのよ」
NC.A「なかなか歌い出さない訳や」
わし「そおなの。期待を煽り過ぎるてダレちゃった感が否めない。もっと早く登場して早く歌って欲しかった」
NC.A「ソシねえさんの東京ドームコンサートも登場までえらく時間かかったけどね」
わし「ただ、あれは登場したらすぐ歌い出したから、登場までの辛抱やった。f(x)の場合は姿が見えても、まだ待たされるのよ。ええ加減にしてほしい。
 しかも歌い出したと思ったら、コンサート用のイントロ。1分もない自己紹介的な楽曲なんで、なかなか盛り上がらない。観客は乗る気満々なのに、延々肩透かし食わされてる感じやったな。
 …そんでようやく1曲目の『Electric Shok』が始まった訳やけど、各曲のパフォーマンスはさすがに素晴らしかった」
NC.A「そやろなぁ」
わし「ダンスや歌はもともとみんなちゃんとしてる上に、ビクちゃんは超美人やし、ルナの声は圧倒的やし、エンボの一挙手一投足に小娘どもはキャーキャー悲鳴を上げるし、クリスタルの氷の視線は見るもの全員を虜にするし、やはり素晴らしいグループ。なまじジンリなんか入れないで最初から4人で活動して欲しかったわ」
NC.A「なんで?」
わし「だってつい“これでソルリがいればなぁ”って考えちゃうでしょ?」
NC.A「もおあきらめなさいよ(呆)」
わし「そんで、『Red Light』『Dangerous』と聴いていくと、さっきもゆうたけど、少女時代と比べてその規模の差が気になって来る。
 少女時代だとセンターステージや通路に歩み出たり、広大なステージの幅いっぱいに広がって手を振ったりとかする訳やけど、f(x)は奥行きも幅も狭いステージにしょぼいセット、バックには黒板みたいなスクリーン(後にX型に割れることが判明)が1枚と極めてシンプル。音響装置や客席のキャパも含めるとなんか20分の1程度の予算に思えて来るんや。
 その割に入場料は大体同じくらいやからな」
NC.A「そりゃ入場料20分の1には出来んでしょう」
わし「『Dracula』って曲が終わるとトークパートになるんやけど、ビクちゃんとクリが“着替えてきます”と袖に消えていき、エンボとルナのふたりで3分ばかり間を繋ぐ羽目になる。安いライブじゃあるまし、コンサートでこんな演出ある?」
NC.A「まぁ普通はVTRで繋ぐところやね」
わし「そやろ? んで、ビククリが着替えて出てくると、今度はルナエンボが引っ込んで、ふたりで話し始める訳よ」
NC.A「うーむ。中国人と話の不得手な美少女で間が持つんやろうか?」
わし「話の内容は“コンサートでは寝ちゃダメ”とか“携帯いじっちゃダメ”とか前説の芸人のような決まり文句やったんでなんとかなった。なによりふたりの制服っぽい衣装が可愛すぎて全然退屈せんかったよ」
NC.A「(がく)これだからなぁ」


    


わし「で、同じ格好に着替えて来たルナとエンボが合流して、再びパフォーマンスが始まる訳やけど、バックのスクリーンが教室みたいになって、学校生活をモチーフにしてることがわかる。
 黒板にはカタカナやアルファベッドで歌詞が描かれたりして、予算がない割には細かいところは凝ってるんだよなぁ」


    


NC.A「予算がないってゆうたって、あくまで少女時代と比較しての話やろ?」
わし「そやけど、特効も最後の方で1回だけパーンってテープ降らしただけやし、メンボが客席を練り歩くサービスが2回あって、それは大変良かったんやけど(すぐ近くでクリ見られたし)、それかて徒歩でトロッコやなかった。テヨンのソロコンですらトロッコで会場一周したのに」
NC.A「テヨンねえさんのコンサートは6000人規模やもん。仕方ない」
わし「とにかく、このあと予算がない割にVTRなども挿入されて、予算がない割に何度か衣装替えもあり」
NC.A「ホンマ失礼やな」
わし「コンサートはその都度盛り上がりを増して行った」
NC.A「お、ちょっと褒めた」
わし「そもそもf(x)はどのアルバムを聴いてもええ曲が多い。過去のアルバムからまんべんなく選ばれた名曲の数々がほぼノンストップで次々に歌われるのやから、ご機嫌にならない訳がない。
 このコンサートのセトリを見せてやろう。カッコの中は出展のアルバム名ね」




1.Paper Heart  (3rd Red Light)
2.Electric Shock  (2nd Min Electrick Shock)
3.Red Right  (3rd Red Light)
4.Dangerous  (1st Pinocchio)
5.Dracula  (3rd Red Light)

  • MC-


6.Gangsta Boy  (1st Pinocchio)
7.Toy  (2nd Pink Tape)
8.LA chA TA  (1st Single LA chA TA)
9.Me+U  (1st Mini NU ABO)
10.Pinocchio  (1st Pinocchio)
11.Beautiful Goodbye  (1st Pinocchio)
12.Sorry(Dear.Daddy)  (1st Mini NU ABO)


13.Signal  (2nd Pink Tape)


14.Shadow  (2nd Pink Tape)
15.Sweet Witches  (1st Pinocchio)
16.Milk  (3rd Red Light)
17.Ice Cream  (1st Mini NU ABO)
18.NU ABO  (1st Mini NU ABO)

  • MC-


19.Traveler  (4th 4 Walls)
20.Zig Zag  (2nd Min Electrick Shock)
21.Airplane  (2nd Pink Tape)
22.Jet  (2nd Min Electrick Shock)
23.Beatiful Stranger  (2nd Min Electrick Shock)


24.Boom Bang Boom  (3rd Red Light)


25.Rainbow  (3rd Red Light)
26.Pretty Girl  (2nd Pink Tape)
27.Diamond  (4th 4 Walls)
28.Rum Pum Pum Pum  (2nd Pink Tape)
29.Step  (2nd Pink Tape)
30.Shake That Brass


31.Love  (1st Pinocchio)


32.4 Walls(JPN)
33.Papi  (4th 4 Walls)
34.Daja Vu  (4th 4 Walls)
35.Rude Love  (4th 4 Walls)
36.Cash Me Out  (4th 4 Walls)

encore
37.So Into U  (1st Pinocchio)
38.Hot Summer(JPN)

  • MC-


39.Ending Page  (2nd Pink Tape)




NC.A「おー、これは…」
わし「MCとVTRの部分に挟まれた歌のパートはほぼノンストップ。ひとつの曲が終わってから次の曲のイントロが始まるのやなく、まるでクラブシーンのように切れ目なく続くのじゃ。当然彼女らは歌いっぱなし、踊りっぱなしになる」
NC.A「ぴゃー、しんどそう」
わし「もちろん客席もノンストップで跳ねてるぞ。めっちゃ盛り上がったけど、MCやVTR部分になったら全員ぐったりや」
NC.A「そらそうやろな」
わし「1回につきぶっ通しで10数分もパフォーマンスを続けるメンバーを見てるとおもろいことに気付いた」
NC.A「ちゅうと?」
わし「意外にクリスタルが真面目に踊ってるんよね。一切手を抜かずに手足の先まできちんと伸ばして。もちろん歌もちゃんと歌ってるし」
NC.A「辞めていったSさんとは大違いとゆいたい訳ですな」
わし「ゆってません!
 とにかくクリの誠実ぶりには驚いた(無表情やけど)。
 あとルナはいかにも優等生らしく、クリ以上にまじめに全曲全力ダンス全力歌唱やったんやけど、彼女の場合ゴリゴリ過ぎて潤いがない」
NC.A「判るわー。ソロん時がそうやったもんね」


    
    LUNA『Free Somebody』@Show Music core_20160604


わし「同じゴリゴリ系でも、ヒョヨンは段違いにキレがあってひとつひとつのポーズが決まるからかっこええんやけど、なんか微妙に怖いルナのダンス(笑)。
 あと、エンボはステージ中を走り回って観客を盛り上げていたのが印象的やった」
NC.A「ビクねえさんは?」
わし「そこだよなぁ。あくまで若いクリやルナと比較してやけど、踊りが小さいねん」
NC.A「ちーさい?」
わし「うむ。ちょっと省エネモード入った踊りゆうか、テヨンが時々やる活動末期の手慣れた踊り方っぽい」
NC.A「へー。ビクねえさんて元雑技団でしょ? 意外やね」
わし「そうでしょ? 一番手足を伸ばして踊ってそうやねんけどな。そやけど30歳近い年齢を考えると、あれだけ長時間踊り続けてること自体が驚異的なことなのかもしれん。クリと違って終始笑顔やったし」
NC.A「あれ、えらい庇うやん。普段ならクソミソゆうくせに」
わし「だって美人なんだもん」
NC.A「(かくん)だめだこりゃ」
わし「てことで、後半はどんどん盛り上がってきて大変ええコンサートやと思えた。空気人形や特効とか、演出も畳みかけて来たし。
 圧巻はワシの大好きな『Step』で、可愛い振り付けもついてたし、途中でちょっとエンボの『Sheke That Brass』が入ってくるのもええ」


    
    『Step + Shake That Brass』@ Dimension4 in Seoul _20160130


わし「これはソウルでのコンサートでステージの大きさも衣装も違うけど、曲はまぁこんな感じ」
NC.A「なるほど」
わし「あとジンリの抜けた穴を埋めるのに四角い箱みたいなマスクのダンサーが出てくるんやけど…ほら、最初メンバーが被ってた奴」
NC.A「あー」
わし「あれは4人の頭文字をとって“KLAV(クラブ)”って名づけられたキャラで、ソルリの代わりに踊ったりDJやったりアイスクリーム配ったり、いろいろ活躍するんやけど、案外邪魔やなくて良かった」
NC.A「ふーん。ほな、最初は貧乏くさいとか文句ゆうてたけど、気に入った訳やね」
わし「そやね。ええコンサートやったと思う。ただ、前半のあのモタモタした感じはいまだに納得いかんのやけどね」
NC.A「結局ソウルでのコンサートが元になってるんやろうから、そっちを観たらまた印象が変わったかもしれないね」
わし「そうやろうか? あのバランスの悪さは、ホールのせいではないような気がする。
 …とにかく楽しい2時間40分やったし、f(x)が非常にええグループやってことが再確認できた。
 またコンサートがあればぜひ行きたい。ただ…」
NC.A「ただ?」
わし「そこにソルリがおればなぁ」
NC.A「まだゆうか! しつこいわ」