関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ309

JUNIEL「お次はどんな歌手ですか?」
わし「おや、急にやる気を出したな?」
JUNIEL「どうせやらないと終わらないでしょうからね。だったらさっさと消化して、早く終わらせた方が」
わし「ええ心構えや。そやけど、ひとつ勘違いしとるぞ」
JUNIEL「え?」
わし「こんな下半期の紹介などは所詮サービス。本番前の前戯に過ぎん」
JUNIEL「なんですってえ?」
わし「本当に大変なのは正月明けの集計作業とその発表や。以前ゴールデンウィークくらいまでかかったことがあるで」
JUNIEL「…(こそこそ)」
NC.A「逃げるんじゃねぇ!(がっし)」
JUNIEL「ぴゃー、裏切り者! (じたばた)離してよ。こら、離しやがれ」
NC.A「いやや。だって、ジュニねえおらんよおなったら、ウチひとりやんか。
  ウチかて、そんな大変な作業、やりたくねーっちゅうの」
JUNIEL「だったらソウンちゃんも一緒に逃げれば良かったじゃないの」
NC.A「…ん? そうゆうたらそやね?(あれー)」
わし「おバカキャラにふさわしいボケ、おおきに。
  ほな掴みのギャグはそれくらいにして、さっそく次の曲を紹介しよう」
NC.A「ボケじゃねーっつうの(ぶつぶつ)」


     iKON『どストライク(MY TYPE)』


NC.A「おっiKONや! 可愛い!」
わし「男グループやけど、このMVはどうしても紹介しておかねば」
JUNIEL「今年の下半期を席巻した超大型新人ですからねぇ」
わし「そやな、デビュー前から非常に注目されておったグループで、YGが第2のBIGBANGを生み出そうと企画した成果や。
  2013年に行われたサバイバル番組『WIN:Who is next』で、YGの練習生11人がA,B2つのチームに分かれデビューを競ったのは記憶に新しい」
NC.A「その番組でiKONは負けちゃったんやろ?」
わし「うむ。勝ったTeamAはWINNERちゅう名前で去年の8月にデビューしとる。
  が、負けた方のTeamBも売れると踏んだヤン・ヒョンソクは、すぐさま新たなオーディション番組『MIX&MATCH』を企画し、その中でTeamBのメンバーと練習生を競わせ、勝ち残った7人をiKONとして結成した。
  その様子は逐一放送されとったから、iKONが出来る頃には視聴者はバッチリ感情移入しとったし、ペンも相当数ついておった。
  かつてSMEがスーパージュニアや少女時代でやったプレデビューのやり方を、リアリティ番組を通してより大規模に具体的に展開したものや」
JUNIEL「最近そおゆうシステム多いですね」
NC.A「JYPとかもやってるもんね」
わし「そやねん。ヤン・ヒョンソク、JYP共にオーディション番組の審査しとるし、その経験からデビュー前から顔と名前を知られることが売り上げに直結すると学んだんやないかな?
  ただJYPはともかく、アーティスト指向が強かったYGが商売主義に偏って来ているという批判はある」
JUNIEL「(ふん)偉そうなこと言っても、売れなきゃなんにもならないのよ」
わし「ま、そんな訳で、デビュー前から大注目やったiKONは、今年9月にデビュー先行曲『どストライク(MY TYPE)』を発表、たちどころに音源チャートを席巻する」
NC.A「デビュー前から1位ってすごいよねぇ」
わし「そやけど、正式活動曲やないからってMカでランキングから外されたっちゅうて、ニュースでもいろいろ報道されたな。
  ま、それがまた宣伝に繋がる訳やけど。
  異例のデビューコンサートで13000人を集め、来年早々には日本デビューも決まってる。
  今じゃ、デビュー後3ヶ月にして、EXOや防弾少年団と共に若手男子三強の一角を占めておるんやから恐ろしい奴らじゃ」
NC.A「『WIN:Who is next』で勝ったWINNERの立場がないよね」
わし「しかし!(どん) ワシがこのMVを紹介しなければとゆうたのは、そんなことが理由ではない」
JUNIEL「あら」
わし「このMVには彼らがどれほど大物かとゆう証拠が映っておるのじゃ」
NC.A「ちゅうと?」
わし「36秒過ぎのシーンにご注目いただきたい。この場面で彼らはスタジオで曲作りのようなことを行っておるのだが、その背景に大きなスピーカーが映っているやろ」
JUNIEL「スピーカー?」
わし「四角い大小の箱状のものが積み重ねてあるのが見えんか?」
JUNIEL「あ、これ?」
わし「それはスイスのゴールドムンドちゅうクソ高いことで有名なメーカーが作ったApologue Anniversaryちゅうスピーカーで、世界で25セットしか存在しないものなのじゃ」
NC.A「ほえー。25セットしかない物を借りて来ちゃったの?」
わし「そのようやな。これまでもK-PopのMVにはいろんなスピーカーが映ってたもんやが、そのほとんどが美術倉庫の隅に転がってそうなジャンクやったり、見たこともないような韓中のメーカーのものやったり、決して高級品じゃなかった。少女時代の『ALL MY LOVE IS FOR YOU』ですらそうなんやで。あれにはなんかJBLのジャンク品みたいなんが映ってたけど」
JUNEIL「それなのに、iKONはまだデビュー前にも関わらず、超高級品を用意して来たのね」
わし「うむ。このスピーカー、1セットいくらすると思う?」
NC.A「世界で25セットしか作らないってことは、そのくらいしか買う人がおらんほど高いってことやね。2000万くらいかなぁ」
わし「円で?」
NC.A「そんな訳あるかい!(ぶるぶる) ウォンに決まっとるやろ」
わし「この貧乏人め! 貴様に音楽を聴く資格はない!」
NC.A「えーっ?」
JUNIEL「じゃあもっと高いの?」
わし「これは日本円で9500万円。最終的には1億3500万円まで上がったとゆわれとる超高額商品じゃ」
NC.A「ぴゃーっ(じょじょじょー) スピーカってそんな法外な値段で売ってええの?」
わし「まぁ買う人がおるなら仕方がない。
  キム・ミョンミンとキム・ソヒョンが出演した映画『破壊された男』には、伝説的な真空管アンプを売って貰うために“あと1億ウォン上乗せしますから”ちゅう会話も出て来るほど、上を見たらキリがない世界なのじゃ。
  とにかく、そんな幻のスピーカーを背景にぽんと置くほど、金のかかったMVであって、並の新人じゃないってことを言いたかったんじゃ」
JUNIEL「なるほど。じゃあ次お願いします」
わし「(こけ)ホンマに情緒のない奴やな」
JUNIEL「情緒じゃご飯食べられませんからね。次。次」
わし「続いてはGilr's Dayです」
NC.A「おっ」


     Girl's Day『Darling (JPN ver.)』


わし「9月17日に『Darling』の日本語版をリリース。全員の劣化ぶりがなんかむかつくMVである」
JUNIEL「はー、これは日本舐めてますねー(笑)」
NC.A「演出の問題やないの?」
わし「いんや、全員ぶくぶく太りやがって。許せん!
  『Darling』ゆうと去年キム・ソヒョンたんがMBC演芸大賞でやったパフォーマンスが最高と思うとるワシからしたら悪夢のようなMVや」
JUNIEL「じゃあすぐ次に行きましょ。どうせ新曲じゃなかったし」
わし「そやな。8月にカムバックしたばかりのステファニーねえさんが早くも新曲をリリース。その名も『Black out』」


     stephanie『Black out』


JUNIEL「自分が芸能界から“ブラックアウト”しちゃうってメッセージかしら?」
わし「口悪いなぁ」
NC.A「そやで。ねえさんかて人のことはゆえないんやから」
JUNIEL「私は大丈夫。もともと歌で生活してないし」
NC.A「…ほな、なにやって食ってんやろ(どきどき)」
わし「まぁこの方に関しては特にゆうことはありません。
  次はSistarのソユと10cmのキム・ジョンヨルのコラボで『肩』」
NC.A「えっ? あの『火星のプリンセル』?」
わし「それはカーター…マニアックすぎて判りにくいわっ」


     ソユ、キム・ジョンヨル『肩(Lean On Me)』


NC.A「エイリアン、出て来ないなぁ」
わし「出る訳あるか!」
JUNIEL「『ジョン・カーター』はハリウッド史に残る失敗作らしいわよ。
  まるでJJホリック史に残るソウンちゃんみたいじゃない?(ほほほ)」
NC.A「いえいえ。FNC史に残るジュニねえさん程じゃありまへんわ(けけけ)」
わし「やめろんか。ちっとはソユの歌の話をせえや」
NC.A「ウチ、よお知らんもん。おっちゃんがすれば?」
わし「ワシかて興味ないがな」
JUNIEL「じゃあ次ですね」
わし「…(とほほ)」


     berrygood『私の初恋』


JUNIEL「berrygoodと言えば、去年デビューした…?」
わし「うむ。デビュー曲の『Love Letter』はアップテンポな可愛い感じの曲やったけど」
NC.A「なんで急にバラードになったん?」
わし「どうやら亡くなったチュ・テヨンを偲んでってことらしい。
  チュ・テヨンはSechs Kiesの『COM' BACK』やFin.K.Lの『永遠の愛』、『ホワイト』、ソ・チャンフィの『Tears』などの作曲で知られるヒットメーカーやが、9月6日に白血病で亡くなったそうや。
  なんなら、過去の名曲イッコイッコ紹介する?」
JUNIEL「いりません(きっぱり)」
わし「で、この『私の初恋』も、彼が闘病中にベッドの中で作詞作曲した曲らしく、それを受けてこのバラードで勝負に出たっちゅうことやな」
JUNIEL「ふーん」
NC.A「て、聞かされてもなぁ。LADIES' CODEの『I'm Fine Thank You』だけでも重いのに…」
わし「そおゆえば、シン・ヘチョルが医療ミスで亡くなって10月で1周忌やったな。彼の歌もリバイバルとかあるかもしれんど」
NC.A「勘弁してくれー。明るい歌をプリーズ!」
わし「ほんならユン・ヒョンサンにApinkのボミが絡んだ『一緒にご飯しましょ』でもどうぞ」


     ユン・ヒョンサン『一緒にご飯しましょ(Feat.ユン・ボミ of Apink)』


NC.A「確かに明るいけど、なんやこれ? なんでおっさんが女装しとるの?」
わし「これは俳優やなくてウェブ漫画家のキム・プンゆう人物なんやけど、なんでか主役に抜擢されたようやな。なにしろヒロイン役が所詮ボミなんで、このおっさんが女装でもせんと美人に見えんちゅうことやろ」
JUNIEL「確かに、さすがのボミでも、この顔に囲まれてたらいい女に見えますね」
NC.A「それにしても、ヒョンサンにいさん、IUねえさんとデュエットしたデビュー曲とずいぶん雰囲気の違う曲を出して来たね」
わし「あの曲は完全にIUに食われてたからな。間違っても主役を食われないボミに白羽の矢を立てたらこんな曲になったってとこやろ」
NC.A「そろそろ怒られるで」


     チョ・ヒョヌ『傷(Feat.チーター)』 Short Ver.


わし「続きまして、チョ・ヒョヌの佳作『傷』。最近何かと話題のチーターがフィーチャリングしとる」
NC.A「どっちがどっち?」
わし「ショートカットの男みたいな女がチーター。なよっとした男がチョ・ヒョヌ。
  どうってことない曲やけど、ワシ好きなんだよね、これ」
JUNIEL「なるほどね」←一切興味なし


     MAMAMOO『Girl Crush』Innisia Nest OST


わし「すっかり人気者となったMAMAMOO。新曲の『Girl Crush』はOSTってなってるけど、『イニシアネスト』ちゅうゲームのイメージソングやな。
  彼女ららしい軽快且つちょっとレトロでスウィンギングな曲に仕上がっとる」
JUNIEL「大して美人でもないのに、なんで人気あるのかしら?」
わし「そらやっぱ歌が上手いのに加え、それぞれの個性がはっきりしてて判りやすいやん。
  メンバーの半分が全州出身てのも珍しいし、いろいろ頑張ってるソラが、美人やけどちょっと下品庶民的な顔でステキ」
NC.A「LADIES' CODEの穴を埋めた部分もあるよね」
わし「それも否定出来んとこやな」
JUNIEL「なんでこのMVは縦長なんですか?」
わし「スマホで見やすいようにや。ゲームの画面も縦長やろうし」
JUNIEL「あー(納得)」
わし「このアイデアEpik Highの『Born Hater』でDigipediがやったのが最初やと思うけど、今のMVの観られ方を考えると、今後増えていくやろうね」
NC.A「じゃあダンスのフォーメーションも変わって行くんかな」
JUNIEL「なんで?」
NC.A「だって少女時代ねえさんみたいに横に広がってたら画面に収まらないやないの。トーテムポールみたいに垂直に重なっていかんと。
  あっ…ヨーチンの三段重ね(跳び箱)ってそれを意識したタテ構図なのかも」
JUNIEL「あるかも、あるかも。私たち、ソロでよかったわねー」
NC.A「ねー(笑)」
わし「アホばっかり(呆)」