関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第529話 マクチャン・カンタービレ

くりくり…ぽち
ユリ「お、スヨンの記事が載ってる」 ←パニ出張中につき、今回のニュース読み上げ担当
スヨン「マジで?!(喜) どれどれ」
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2003074&categoryCode=DR
ヒョヨン「”少女時代 スヨン「シン・セギョン、f(x) クリスタルとの戦い?自信はある」”やて? 吹いたもんやな(笑)」
スヨン「はったり違うで。マジでそう思うとるんからゆうただけや」
ジェシカ「身の程知らず(ぼそ)」
スヨン「なんやて?」
ジェシカ「敵は、あのワールドスターと超絶美少女のクリスタルやで。
  特にクリスタルは成人して、今や霊長類一美しい生物と呼ばれとる。勝てる訳あらへん」
スヨン「よお自分の身内をそこまで持ち上げられるな(呆)」
ジェシカ「身内やからこそや(ふん)」
ユナ「それにKBSの方は、子役時代からのキャリアも充分なエリート女優のシン・セギョンや。
  今公開中の映画では清純派なのにお尻も晒して、興業は大ヒット。まさに売れっ子ソープ嬢並みにノリにノッてるお方やで」
ユリ「へー、ソープ嬢って乗るもんなのか」φ(・_・”)メモメモ
ソニ「余計なことは憶えんでええ」
スヨン「ウチかて今度のドラマには女優生命を賭けとるわい。
  あたしだってお尻くらいお見せしてもかまわないのよ、おほほ」
ソニ「自分の薄いケツに誰が興味を持つか」
ヒョヨン「それにヒロインが牛の胃を移植されるような寝ぼけた話で視聴率が取れる訳あらへん」
スヨン「牛の胃なんか入れへんわ! 心臓や心臓」
ヒョヨン「同じや。ミノがハツに代わったくらいでは、ワールドスター及びシン・セギョンには絶対に勝てん」
スヨン「ムキーッ、ウチのハートをハツゆうな!(さんざんなゆわれようやけど、考えてみれば、このウチ中心の流れは久しぶり。まさかウチが今回の主役?)…えへ」


ナレーション:しかし、もともとスヨンになんの興味もないメンバーたちの話は、すぐに明後日の方向にそれていくのだった。


ユナ「そやけど、この9月期のドラマって、どの局も谷間の時期やろ?」
ソニ「そらそうや。どこも勝負は10月期と思うてるはずや」
スヨン「え?」
ユリ「なんちゅうても『明日もカンタービレ』が放映開始やからな」
ヒョヨン「『のだめ』+シム・ウンギョン…この組み合わせが当たったらものすごい破壊力やで」
ユナ「うむ。年間賞総ざらいになる可能性充分や」
ソニ「『ウチの人生の春の日』みたいな、手垢のついたテーマのドラマは、あっという間に記憶の彼方に消し飛ぶな(はっはっは)」
スヨン「がーん!」


    


スヨン「高校球児か! きれい事にせんと、もっとウチのドラマを熱く語れ!」
ユナ「(無視)そやけど、はたしてこの『明日もカンタービレ』、原作通りに進むんやろうか?」
ソニ「ちゅうと?」
ユナ「やっぱ『のだめ』は上野樹里のイメージが強すぎる。ウチが出演オファーを断ったのもそこを危惧したからや」
ヒョヨン「天才シム・ウンギョンを持ってしても荷が重いと?」
ユナ「そや。幸い原作者は今回のドラマ化にはノータッチらしい。ウチが制作スタッフなら大胆にリライトして、”上野のだめ”のイメージから遠ざけるな」
ヒョヨン「どうやって?」
ユリ「復讐やな? 復讐話にするんやな(わくわく)」
ソニ「アホか。そんな『のだめ』をだれが観たがるか」
ユリ「そやけど『家政婦のミタ』かて復讐劇にしちゃったんやから、『のだめ』かて」
ユナ「そもそも音大を舞台にした時点で『のだめ』とイメージが重なりすぎる。別の状況でストーリーを展開しなくちゃ」
ヒョヨン「そやけどオーケストラは必要やろ? じゃあ市民楽団でも?」
ユナ「『ベートーベン・ウィルス』か! まだまだイ・ジア・バッシングは根強いからやめておいた方がええ。
  それより男子校にした方が視聴率稼げるかも」
スヨン「(…さようなら、ウチの夏) 男子だけの音大ってあったっけ?」 ←あきらめた
ユナ「ある訳ないやん。ええ加減脳みそにも血液を回せよ。高校や、男子高校を舞台にするんや」
ヒョヨン「そんで?」
ユナ「その高校のオーケストラ部のメンボはイケメン揃い、指揮者は超クールな3年生で、それをテレビで観たヒロインが一目惚れ。男に変装して編入して来る。
  イケメン一杯、ドキドキハラハラ、腐女子大喜乱の音楽ドラマや」
ソニ「『花ざかりの君たちへ』やないか(呆)。やめとけ、今やソルリ・バッシングはイ・ジアの比やないど」
ユナ「ちぇ」
スヨン「いっそ女子高にして軽音部って設定では?」
ソニ「ファンがヲタクばかりになるがな」
ユナ「その設定じゃ千秋先輩の出番がないやろ。『のだめ』とタイトルについてはいても、人気の中心は千秋先輩なんやぞ。そこを忘れたらあかん」
ヒョヨン「千秋先輩の右手に宇宙生物が寄生して、めちゃめちゃ指揮が上手くなる、ゆうのは?」
ユナ「それやそれや、千秋先輩が楽団員を右手の指揮棒でメッタ切り!…て、アホー!」
ソニ「ダメ人間ののだめを千秋先輩が教育して、立派なピアニストに育てるゆう育成ものはいかが?」
ユナ「お、それは面白そう。今流行の蘊蓄ドラマやね」
ソニ「題して『野だめをプロデュース』」
ユナ「…」
ユリ「…」
ソニ「♪SI 俺達はいつでも 2人で1つだった…
ユナ「歌わんでええから」
ヒョヨン「えーっと、いくらリライトしても、さすがにロマンスの要素はなくせないと思うで」
ユリ「じゃあ、あれじゃね、記憶喪失?」
ヒョヨン「出た、Kドラ伝家の宝刀!」
ユリ「留学を決めるピアノコンクールを前にのだめがまさか交通事故で死亡。8年後、ヨーロッパから帰ってきた千秋先輩の前にのだめそっくりの女性が…」
ユナ「それが記憶をなくしたのだめか? ええやんええやん、誰にでも理解が出来るベタな展開がええやん」
ソニ「(こら)今のこの時期、交通事故で死亡とか自主規制やで」
ユリ「…う(そ、そうやった)」
ヒョヨン「千秋先輩の家は父親が世界的な音楽家で、家にいない設定やったな」
ユナ「そや」
ヒョヨン「ほな先輩は家でおばあはんと猫と鶏に囲まれて暮らしてることにしては?」
ユナ「は?」
ヒョヨン「そんである日鬼のような顔をした子犬を拾って来るんや」
スヨン「あーなるほど。で、大学の先生はアフリカマニアの変人で」
ユナ「のだめは血液マニアと…よお出来とるなぁ…て、あかんに決まっとるやろ!」
ソニ「先輩の母親が新事業を興すために有明海の海苔養殖場を埋め立てようとして、邪魔になったのだめの父親を抹殺するって話では?」
ヒョヨン「そうか! それでのだめは先輩に近づいて…」
ユリ「復讐や! やっぱり王道は復讐劇やないか!」
ソニ「ところがのだめは重い心臓病で、余命1年未満」
ユリ「え? なにその展開」
ソニ「一方先輩は飼っていたハスキー犬に股間を噛まれて死んでしまう」
ユリ「ぴゃー、犬が復讐したー」
ヒョヨン「なんでディザスターやあるまいし、みんな死んじゃうねん?」
ユナ「(ぴーん)判った、先輩の心臓がのだめに移植されるんやな」
ソニ「大正解ー! 先輩の鉄の心臓に命を救われたのだめは海を見てハラハラと涙を流すのだった」
ユナ「ええ! それは売れる、画期的や!」
スヨン「『ウチの人生の春の日』やないか! ええ加減にしなさい!」
♪ちゃんちゃん






※パニ出張中…テティソのメンバーは、この時期ポロ・ラルフ・ローレンのイベントに参加するため、ニューヨークを訪れている。
 前々週のティファニーの実家訪問と同じように、ペイコンテンツOnStyle『The TaeTiSeo』の収録を兼ねたものと思われる。
    


※本文にもある通り、2014年9月第2週から3大テレビ局の水木ドラマが大激突となる。
 KBS第2はロマンチックファンタージーの『アイアンマン』で、すでに評価の高い俳優イ・ドンウク、シン・セギョンが主演。
 SBSはこちらもファンタジー寄りの恋愛ドラマで『僕にはとても愛らしい彼女』。
 ワールドスター”ピ”の除隊後初ドラマで相手役はf(x)クリスタル、すでに史上最高額で中国輸出が決まっており、話題性では負けていない。
 一方MBCでスヨンが主演する『私の人生の春の日』は話題性では2作品にかなわないようだ。
 心臓移植と言う重く刺激的なテーマを抱えながら、視聴者に違和感なくロマンスを提供できるかが制作陣の腕の見せ所となるだろう。
 「新水木ドラマ『アイアンマン』vs『私の生涯の春の日』大激突」
  http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=188463
 「『私の人生の春の日』少女時代 スヨンの涙演技が話題に“海を見たら涙が出た”」
 http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2003229


※『明日もカンタービレ』…『のだめカンタービレ』の韓国ドラマタイトル。
 当初は『カンタービレ・ロマンス』とも言われていたが、どうもロマンス色が薄い展開らしく、このタイトルとなった。
 合わせて主人公野田恵もソル・ネイルと名前を変更されている。
 ネイルは韓国語で「明日」を意味することから、記事などでは『明日もカンタービレ』と表記されたり、そのまま『ネイルもカンタービレ』だったりしている。
 日本に輸入された場合どうなるか判らないが、ゴロが良くなく意味も判り辛い『ネイルもカンタービレ』になることはない気がする。


※「『家政婦のミタ』かて復讐劇にしちゃったんやから」…『家政婦のミタ』の韓国版『怪しい家政婦』は、始めのうちはほぼ日本の原作通りなのだが、
 後半になって家政婦ボンニョの夫と子どもを殺した犯人の男というものが登場し、ボンニョは復讐を果たすためにこの男を愛する振りをするという驚愕の展開となる。
 一般に日韓のドラマでは一本あたりのボリュームが倍以上違うので、単純な移植にならないことが多いが、まさか家庭劇にも復讐を持ってくるとは(笑)
 韓国ドラマ界の内幕を描いたSBSの『オンエアー』で、売れっ子シナリオライターのソン・ユナがなにかにつけ「復讐劇にしよう」と提案してて面白かったのだが、現実もその通りのようである。