関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第507話 出過ぎた釘

クリス「(ぎしぎし)ちょっと、マジでほどいてくださいよ。身動きとれないやないですか」
女の子A「もうちょっとの我慢や。も少ししたら、えらい弁護士さん来てくれるから」
クリス「弁護士とか関係ないですがな。もうすぐコンサートやし、早よ韓国戻って準備せんと仲間に悪い」
女の子A「あの子らは自分ひとりおらんでも大丈夫や。飯はウチが手ずから”あーん”して食べさせたるよってなんも心配することない」
クリス「トイレとかどないするんでっか?」
女の子A「そ、それは…(ぽっ)ちょっと楽しみかなー、えへへ」
クリス「ちょっとねえさん!(じたばた)」


女の子B「で、クリスの様子はどないでっか?」
弁護士「だいぶこちらのゆうことを理解するようになってきましたよ」
女の子B「提訴に同意しそうですか?」
弁護士「もう少ししたら、おそらく。熱心に説得した結果、自分がSMEに騙されていたこと、ようやく気づいてきたようです」
女の子B「判りました。その調子で根気よく洗脳を続けてください」
弁護士「説得ですって」


スマン「クリスが提訴やとー?(がびーん)」
ヨンミン「へえ。先ほどソウル地裁から連絡がありまして、専属契約効力の不存在確認訴状を提出してきたと」
スマン「こっちには前もってなんの話もなしでか?」
ヨンミン「まったく寝耳に水ですわ」
スマン「なんじゃ、なんじゃ、どないなっとるんや」


セフン「クリスにいさんがSMEを訴えたやて?」
チャンヨル「そんなアホな! 中国で別れるまで、そんな様子欠片もなかったで」
スホ「いったい、どんな心境の変化や?」


弁護士「ええでっか? SMEはあなたを付属品のように扱ったんでっせ」
クリス「ふ、付属品のように…熱かった」
弁護士「扱った!」
クリス「あ、扱った」
弁護士「SMEは韓国および中国などのすべての公演や行事、出演について、一方的に日程を決めた」
クリス「決めた」
弁護士「その過程であなたの意志や健康状態は全く尊重しなかった」
クリス「しなかった」
弁護士「悪いのは?」
クリス「ヨンミン社長」
弁護士「敵は?」
クリス「ヨンミン社長!」
女の子C「うふふふ、これは完璧や」
女の子D「うむ。クリスはすっかりウチらの手駒になったでぇ(笑)」


ヨンミン「クリスのバックについてるのは、例のハンギョルですわ」
スマン「ハンギョル?」
ヨンミン「タチの悪い法務会社ですわ。
  SJのハンギョンの時も、奴らのせいで負けたん、憶えてまへんか?」
スマン「あー、あの法律ゴロね」
ヨンミン「やっかいな奴らが出て来ましたなー」


女の子E「ネットは蜂の巣をつついたような大騒ぎやで」
女の子F「へー」
女の子G「”蜂の巣をつついたような大騒ぎ”てゆうけどな、実際蜂の巣をつついた奴おるんやろか?」
女の子H「そらおるやろう。バイきんぐの小峠みたいな駆除会社の連中とか」
女の子G「ひとりでつついても大騒ぎゆうんかな?」
女の子H「人間が騒ぐんやない。蜂の方が大騒ぎになるゆう意味や」
女の子G「ほんならそれをネットに置き換えると、つつかれたのはSMサイドやから、SMが大騒ぎで市民は大騒ぎではない?」
女の子H「いや、今回は市民が大騒ぎや」
女の子G「じゃあこの比喩は間違いやないか」
女の子E「知らんがな!」


スマン「提訴状によると、”収益分配金の支給時に、一方的に作成した計算書だけを提示し、具体的な説明や精算資料を提供しなかった”とあるけど、事実そうなん?」
ヨンミン「いちいちは説明しませんよ。内訳を教えてくれゆうたら別ですけど」
スマン「あと”原告に不当な負担を負わせ、職業選択の自由と経済活動の自由など基本的な人権を過度に制約しているため無効”とゆうてるらしいけど?」
ヨンミン「芸能事務所に自ら入って来て”職業選択の自由”とかゆわれてもねえ(ぽりぽり)」
スマン「で、この子は誰を訴えてるん? ワシ?」
ヨンミン「いや、一応会社の代表としてワシが名指しで訴えられてますわ」
スマン「あ、そう。ほな、ワシは関係ないってことで、あとよろしく」
ヨンミン「ちょっと!」


JYP「年明けから少女時代の熱愛騒動とか、脱税疑惑とか相変わらず賑やかな事務所やなー。
  ここまで続くとノイズマーケティングかと思うてまうな(笑)」
JOO「ウチの事務所がネタなさ過ぎなんちゃいまっか?」
JYP「やかましい!」
YG「そやけどEXOが自滅してくれるのなら助かるなぁ」
JYP「へえ。ただこれがクリスの独断による行動とも思えまへんな。いったい、誰がなんの目的で仕組んだのか…?」
JOO「EXOがいなくなると誰が一番得するかですよねー」


女の子A「はぁ? EXOのコンサート、11人でもやるんやて?」
女の子B「まぁいまさら払い戻しも出来んし。SJかて一人欠けたぐらいどってことないやん」
女の子A「ふーむ。そこがウチらと違うとこやな」
女の子C「そうかな。ウチらかてよお(ピー)がドラマで欠けたり(ピー)が声帯結節ゆうて工事したりしてるけど、問題なく乗り切ってるで」
女の子E「工事ゆうな!」
女の子F「ただまぁ、EXOもこれで臑に傷持つ存在となった訳で、ペンの信頼は薄らぐやろうし、コンサートもすっきりって訳にはいかんやろ」
女の子A「まったく。ウチらが3年かかってやっとコンサートまでたどり着いたゆうのに、わずか2年で演るなんて生意気な」
女の子C「潰したれ潰したれ」
女の子B「その他にもアルバム100万枚売り上げたり、毎曲連続でヒット飛ばしたり」
女の子C「潰したれ潰したれ」
女の子D「この分らではウチらの9週連続1位ゆう記録も塗り替えられかねん」
女の子G「もうPSYに抜かれてるやん」
女の子D「あれは別格。交通事故みたいなモンや」
女の子A「とにかく、身内といえども出る釘は叩く、それがウチらのプロフェッショナルの証。仕事の流儀や」
女の子H「威張るようなことか?」
女の子B「そやけどこの雰囲気の中でもコンサートやるっちゅうのは気に食わんな(ほじほじ)。念のため、もう一人くらい潰しておくか?」
女の子A「やるんなら今度は”K”の方がええで」
女の子C「じゃー、次は(ピー)やな」
女の子たち「それは面白そう!(がっはっはっは)」






※EXOクリス提訴事件…
 2014年5月15日夜、私がサジャエくんら地元のソシペンと気持ちよく飲んでいると、きっすぃ姐さん、mimi姐さんのTwitterのTLが炎上していると言う。
 私のフォロー範囲では静かなものだったので、おそらくナムジャアイドル関係のだろうと思って質問してみると、この事件が勃発していたのだった(つっても酔ってすぐ寝たので、真実を知ったのは翌朝だったが)。
 EXOは4月11日、12人全員で上海コンサート(1万人規模)を成功させ、翌日帰韓したのだが、中国出身のクリスだけ少し地元で休みたいとメンバーたちから別れて行動していた。
 が、15日になって突然ソウル中央地検にSMEを相手どり、専属契約無効の訴訟を提起したのである。
 かつてSUPER JUNIORの中国人メンバー、ハンギョンが2012年12月に、やはりSMEを相手に専属契約無効の訴訟を起こしたことがある。
 韓国裁判所での裁判の結果、ハンギョンが所属事務所に勝訴し、現在は中国で独自に活動している。
 その時ハンギョンを勝訴に導いた腕利き法務会社ハンギョルが、今回もクリスのバックについており、SMEとしては頭の痛いことである。
 提訴に至るまでメンバーも事務所もそんな気配に気づいておらず、まさに寝耳に水。憤る以前に呆然としているという。
 誰かが知恵をつけたとしか思えないが、SMEでは現在事実関係の情報を収集中。
 メンバーはおおむねSMに満足しているようで、クリスの行動にはどちらかと言えば批判的なようだ。
 提訴時期に対しては「なぜカムバックしたばかりで、最高の実績を出している今のタイミングなのか」という疑問視されている。
 早速「食い逃げ」と批判したり、「中国系人材は信用できない」との暴言も出たりしており、勝訴したとしても韓国でのイメージの低下は避けられないようだ。
 EXOは2012年4月にデビューした12人組グループで、少女時代の弟的存在。
 同じ曲を6人ずつ2班に分かれて韓国語(EXO−K)と中国語(EXO−M)で別々に活動するのが特徴。12人全員で活動することもある。
 デビュー2年目の2013年にフルアルバム”XOXO”をリリースしてから一気に人気に火がつき、2001年以来12年ぶりに韓国でミリオンセラーを記録した。
 さらに『Wolf』『Growl』『Overdose』と立て続けにチャートで1位を獲得している。
 SJや少女時代、SHINeeと言った先輩たちを押しのけ、おそらくSM史上最強のグループとなりそうな勢いであり、今回の事件はそのような状況で起きたため、大ニュースとなった。
 4月の23〜25日の3日間、ソウル市オリンピック公園体操競技場でコンサートを開く予定。
 チケットは販売開始後、数分で売り切れるという人気ぶりで、クリス抜きで行われるという。