関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

特別編 Giris' Ganaration Love & Peace Japan 3rd Tour (福岡 by 01)

てな訳でやって参りました、マリンメッセ福岡。
なにがてな訳か判りませんが、前回が2013年2月28日だったので、14ヶ月ぶりでございます。
マリンメッセには何の異常もなし。


     マリンメッセ福岡(4/27)


今回は相方が替わって、少女時代が出た幻のドラマ『サジャエさん』を編集した経験を持つテレビディレクター、通称サジャエくんを連れての参戦。
一応私の職場の後輩と言う立場。
mimi姐さんから先に会場入りしてるとのメールが来てたので、物販ブースの近くでキョロキョロしていると、姐さんの方でこっちを見つけてくれた。
”ソシコンは可能な限り追っかける”派の姐さんは前夜のステージもご覧になっておられる強者だ。
mimi姐さん「昨日は、ソヒョンがMCの時に”みなさんのおかげでここに立つことが出来ました”とか泣きそうになっちゃって、”初日なのに最終日みたい”って全員から突っ込まれてました」
など、初日の様子を伺う。
やはりセウォル号の事故がまだ韓国中に暗い影を落としている状況なので、ツアーが開催されただけでも儲け物っつー気になるよな。
mimi姐さん「あと物販がすごい行列で、キャップは12時頃には売り切れてました」
げー、スポーツタオルくらいは欲しいけど、並ぶのイヤだなぁ。後にするか。


ところで今回姐さんには連れがふたりいる。
プロの漫画家さんとプロのADさんだ。
漫画家さんは、私も名前くらいは知っている作品をお描きになった方で、おそらくその筋では大層な有名人とお見受けした。
トライさんとでも呼ぶことにしよう。ラグビーをやってたかどうかは不明だが。
mimi姐さん「トライさん、こちらは関西ソニョシデというブログの作者で…」
トライさん「あー、存じてますぅ」
とトライさんは笑顔に。お、なんか有名人に読んで貰ってるみたいやぞ、ここ。
トライさん「すんごい字数多いっすよねぇ」
わし「(かくっ)そ、そこ?」
もうちょっと誉めるとこあるような気もするけどなぁ。
ADさんは、なぜか常に怒った表情をしておられる。もとレスラーという職業柄だからかもしれない。
いずれにしてもmimi姐さんの顔の広さには恐れ入った。
立ち話している間にも、ソシ追っかけ仲間の人たちが何人も挨拶していくのだ。
そのうち、イ・スマンその人ともお友達になるかも知れんぞ。


20〜30分たって入場が開始されると、姐さんは他にも挨拶しなくちゃいけない人がいるからと、先に場内に入って行った。
私とサジャエくんは、近くのベンチに座ってTSUBAKI社長を待つ。
社長からは先ほど”天神のホテルにチェックイン後、タクシーで急行中”とのメールがあった。
そういやー、初めて社長と会ったのも去年のこの場所やったなぁー、と思ってると意外に早く社長登場。
去年はまだ寒くてきっちりコートを着込まれてたのに、今年はずいぶん春らしい格好。
時刻は15時30分。
入場が開始されて30分が経過、会場周りをウロウロしてる人もだいぶ減って来た。
これなら並ばなくとも買えるかと、物販ブースに行ってみる。やたっ、すぐ買えた。
私はスポーツタオルとTシャツ(ピンク)、サジャエくんは馬鹿でかいパンフレット(通称バズーカと呼ばれる箱入り)、社長はトレーディングカード(10枚)を購入。


     


Tシャツは自分で着る気で白を頼んだら売り子のねーちゃんに”白はSしか残っちょらんとよ”と言われたので、仕方なくピンク。
恥ずかし気もなく、この夏着倒しちゃるけんね。この腹さえ収まるなら。
例によって袋に入れてくれないで、裸渡し。袋は1300円で買わなくちゃいけないのです。
でも今回の袋はなかなかデザインとサイズが良かったので、後になって”買えば良かった”とちょっぴり後悔。
6月大阪に行ったときに買おうかなぁ。


     テイクアウトバッグ


買い物も済んだので、そろそろワシらも入場することに。
私はおサイフケータイつきスマホなのだが、今回からシステムが変わり、アプリに”かざすフォルダ”っつープラグインが導入されている。
これを使うことで、毎回チケットをダウンロードしなくてよくなるらしい。
当選した時点で、その人のケータイで入れるように、チケボサイドが操作するようだ。
逆に言えば、当選者のケータイが固定されるので、チケットの受け渡しはますます困難になるんじゃね?
iPhoneなどQRコードを利用する機種は従来通りなので、そんな心配はいらないようです。
機種変をお考えの皆さんは、この辺考慮された方がええかもしれません。
ただ、”かざすフォルダ”は確かに便利で、今までのようにアプリを起動することもなく、普段の状態でセンサーの前にかざすだけで”ピッ”と入場出来るのである。
目的はともかく、技術は進化している。


余談だけど、今後”顔認識システム”が進化すると、ケータイもチケボも関係なく、手ぶらでゲートを通過出来るようになるはず。
人間ECTみたいなもんだな。
その代わり、顔を登録する訳で、チケットの譲渡は絶対出来なくなるし、整形手術も出来なくなる。
なんなら徹夜明けで顔が浮腫んでいる女性もハネられたりして、かえって面倒くさいことになりそう。
わし「こんなシステムを取り入れるのは、結局ダフ屋撲滅のためなんだから、行政が公にダフ屋をやればええんや」
サジャエくん「ちゅうと?」
わし「コンサートを観れる観れないが、抽選だけに左右されるのはやはり不自然。
  どうしたってチケットが余る人もいれば、なんとしてでも観たい人もいる。ダフ屋的潤滑システムはやはり必要。
  だったら、公益ダフ屋や。公認ギャンブルみたいなもんで、必要悪と思えばええ。
  行政の利益がかかってるとなれば、あっという間に権力が行使されてフリーのダフ屋は撲滅されるし、収益は行政サービスのために使用されるので万事うまくいく」
サジャエくん「あー、なるほど」
わし「消費税を上げるよりずっとええわい」


などと席についてくだらないこと会話を交わす。
ここは一階のAブロック。しかもど真ん中である。
前回はアリーナだったけど、ちょいと端すぎて”やっぱ全体が見える正面が一番ええのかも”と思っていたので、ここはまさに願ったりのポジション。
一方、社長と姐さんはGブロックだという。
わし「おやおや、サイドなんですね。こっちは正面ですよ(ぷぷぷ)」
こみあげる優越感、押さえきれない笑い。
まったくもってお気の毒ー、と思うておったのだが、ステージを観て愕然となった。遠い、遠いのだ!


     


今回の舞台構成は1stの時に似ているが、それより大分こぢんまりとしている。
メインステージはもちろん、センターステージすら私の席からは遠い。
1stの時はPAブースの前くらいまで出てたのに、今回、近眼の私にはメンボの顔も見分けられないくらい引っ込んでいるのだ。
しめたとほくそ笑んでいたのに、実際には連合軍におけるマーケット・ガーデン作戦ぐらい失敗やった訳だ。
わし「(がーん)ワシはイギリス第21軍集団司令官バーナード・モントゴメリー元帥かっちゅうねん」
サジャエくん「誰でっか、そら?」
わし「誰て、マーケット・ガーデン作戦の発案者やないか」
サジャエくん「とゆわれても」
わし「サジャエくん、キミな、映像関係の仕事しとって『遠すぎた橋』も知らんのかいな(呆)」
サジャエくん「知りまへんな。オレまだ若いっすから」
わし「むか」
まぁ、こんなこともあろうかと、私は今回も持参したKENKO 8×42双眼鏡を首から掛けた。
ソシ観戦には欠かせない相棒である。 
一方、後で判ったことだが、社長の席は神席であった。今回の大正解はBとGだったのだ。
まだ席が決まってない方はよく覚えておいていただきたい。
今回の神席はブルーシー&グリーンアース。AでもPinkでもねえ!(うきーっ)


さて、落ち着いて場内を見回すと、ステージ後方には大きなプロジェクターがあり、ツアーのロゴマークを映し出している。
これも2ndツアーまでは、ソシのCF映像が流れたりしていたものだが、今回はロゴのみでピクリとも動かない。
BGMも流れてこない。
暇なのか、それぞれのブロックでわーわーと大声が上がり始めた。
サジャエくん「なにやってんすか?」
わし「あれは掛け声練習や。曲によって合いの手を入れる台詞とタイミングが決まってるさかい、誰かが音頭をとって始めたんやろ」
サジャエくん「ほえー」
アイドルのコンサートなど今まで行ったこともないサジャエくん、物珍しそうである。
かくゆう私もソシ以外のアイドルのコンサートには行ったことないけどな(はっはっは)。
サジャエくんと反対側の席にはひとりで参戦したらしいヲタクな若者が座っていて、やたら話しかけてくる。
●かもの「昨日も観たんですかぁ?(いひっいひっ)」
わし「いや、昨日は観ていない」
●かもの「で、でも、昨日はああだったとかこうだったとか、今言ってましたよね。き、聞いてましたよ(しししし)」
わし「それはワシの知り合いがな」
●かもの「こ、この後はどこのコンサ廻るんすか?」
わし「…」
相手してるとキリがないので、華麗に無視する。
しかし、これも後で判ったことだが、この若者とは仲良くしておくべきだったのだ。
まさか、この若者があれほど強運やったとは…(とほほ)。後悔先に立たずとはまさにこのことである。


さて、時刻も定時を過ぎ、待ちきれなくなった観客が”ソニョシデコール”を始める。
観客「ツッタカター、ツッタカター、ソニョシデ、ツッタカター!」
サジャエくん「絶対そんなコールと違ったと思うな」
観客「ツクツクボーシ! ツクツクボーシ!」
サジャエくん「やかましい!」
私はと言えば、PA席の真後ろだったので、技術スタッフの動きで始まりの時期を探っていた。
メインステージ狙いの超望遠カメラが2台あるのだが、カメラマンがふたりとも後ろを向いてヘラヘラしてるから、まだ本番ではない。
(ちなみにこのカメラは記録用ではなく、ステージのプロジェクターにメンバーを映し出す演出用のカメラである)
そもそもコンサートは、毎回大仰なVTRから始まるので、それが始まらないうちはいくらソシコールを叫んでも無駄だ。
わし「今頃スヨンはまだ弁当食ってるし、テヨンはトイレしてるはず」
 スヨン「(もんぎゅもんぎゅ)うーむ、博多と言えばやはりかしわ飯弁当。あと5人前は食える!
 ユリ「本番前にあんまり食うと、後でもつ鍋が入らんようなるで」
 スヨン「大丈夫。今日は胃のストック持って来たさかい」
 ジェシカ「(こけっ)サイボーグか、自分!」
 テヨン「あーあ。膀胱のストック欲しいなぁ(しょしょしょー)」
 ヒョヨン「そこでしゃがまんと、ちゃんとトイレでやって来い!」
わし「…なんちゅうてな(にへら)」
サジャエくん「うわー、気持ち悪うー」


私の右斜め前の席には中学生らしい女の子が座っていて、応援団扇を持っている。
その自作団扇に書かれたメンバーの名前は…なんと효연!
わし「えーっ?(がたーん)」
サジャエくん「そない驚かんでも(困惑)」
わし「いやいや。韓国時代からの年季の入ったソシペンが、結果ダンシングクィーンに転ぶというのなら判る。
  が、彼女はどう見てもまだ子供。ペンになって88日くらいしか経過してないに決まってる。
  そんな子が姐さんのペンになってはあかん!」
サジャエくん「言い切りますなぁ」
わし「正しい日本の新参者ならユナかパニのペンでもやってるはず。
  これはよほど歪んだ教育を受けたか、欧米育ちの帰国子女に違いない」
サジャエくん「そんなら帰国子女ってことでええやないでっか。放っておきなはれ…おや、カメラマンが姿勢を正した…」
す…
観客「うわー! きゃー!」
客灯が落ち闇となった会場を、どよよーんと歓声が包み込む。
来たっ!
いよいよ、少女時代の3rdツアー『Love & Peace Japan』の始まりなのである。帰国子女(疑惑)は放ったらかして、刮目せよ!
ぶうぅぅん…
プロジェクターが輝いた。例年なら、なんだかファンタジーな映像から、少女たちの紹介へと移っていくのだが、今年は…
わし「は? オーシャンズ9?」






※おまけ…
     『サジャエさん』
    よく見たら波平さんはクロマキー合成じゃないな。
    別撮りは別撮りだけど。