関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第450話 応答せよ1976

こんこん
ヨンミン「入りなさい」
かちゃ
ソルリ「(ぬっ)呼ばれたから来たんやけど…わ、社長の他におっちゃんまでおるの?」
ヨンミン「おっちゃんとはなんや。帝国とも呼ばれるSMグループの会長やぞ」
スマン「まぁまぁ、穏やかにやろうで」
ソルリ「そやけどみんなそう呼んどるから。なんならビクねえみたいに豚野郎って呼んでもええけど」
ヨンミン「ええ加減にしろ!」
スマン「…(んー、ソルリたんに豚野郎ゆわれるのもええかも)」
ヨンミン「テヨン、ティパニ、自分らの教育が悪いから、こんな風に育ってしもうたんやぞ」
テヨン「奴の体を流れる釜山の血のせいや。ウチは関係ない」
ソルリ「あれ、おねえたちまで」
ヨンミン「自分の教育担当やから、責任上同席させたで」
ティパニ「昔ちょっと相部屋だっただけやん。勘弁してや、ホンマ(とほほ)」
ヨンミン「とにかく、これで面子が揃った。座りなさい。
  これよりf(x)ソルリの査問会を開始する」
ソルリ「は? サモンのもんさ?」
ヨンミン「誰が大正製薬じゃ、ボケ!
  最近の自分の悪評、醜聞、数が多すぎてf(x)全体の人気に影響及ぼしそうや。気ぃが弛んでるんちゃうか?」
スマン「いろいろ問い質すことがある、ちゅうことや」
ソルリ「悪評? 醜聞? 身に覚えがありまへんなぁ」
ヨンミン「とぼけるな。まず、これを見ろ」
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1978392


    

  
ソルリ「こ、これは、2話前のチンチンラジオのネタ? せっかく作者の人が番組終了する形で不問にしてくれたのに、なんで蒸し返すん?」
ヨンミン「不問に出来んからに決まってるやないか。
  このVCRの1分20秒過ぎ、エンボとルナがちゃんとまじめに踊ってるのに、なんで自分ひとりだけダンスサボってるんや?
  テレビやなくとも、こうやって撮られてるんやから、どんな時もちゃんとやれてゆうとるやろ」
ソルリ「これはサボってる訳やなく、ちょっと回るタイミング間違えただけやって。みんなと同じ動作になるまでタイミングを計ってたんよ」
ヨンミン「ホンマか? 手ぇ抜いてた訳やないゆうんやな?」
ソルリ「ホンマホンマ。ロシアの巨大ヘリはホーマー」
スマン「うわっ、自分ボケるの下手やな」
ソルリ「放っといてんか」
ヨンミン「そおやとしても、何十回も繰り返してきたダンスをなんで間違えるんや? パニ、教育係としてどお思う?」
ティパニ「何千回踊っても間違えるもんは間違えるからなぁ。ソルリの気持ちも判る」
ソルリ「ほーら」
ヨンミン「…。自分に訊いたワシが悪かったわ。
  ほんなら、これは? チェジャとの朝帰りデートや」
http://news.nate.com/view/20130926n19373?mid=e0100
ソルリ「え、これが問題? ウチらのグループって恋愛禁止やった?」
ヨンミン「禁止はしてないが、自分はまだ子どもやし…」
ソルリ「…ぷ」
ヨンミン「なに笑うねん?」
テヨン「今のは笑われても仕方ない」
ティパニ「女の子を嘗めたらあかんよ」
スマン「風俗ばっかり行ってるから、リアルがわからんよおなるんじゃ」
ヨンミン「先生まで…」
ソルリ「ホンマやで。シカねえさんがウチより若い時に練習生全員食うてたの、すでに伝説になってるじゃん」
ヨンミン「マジで?(がーん) そ、そやけど、奴はミョンスと不倫…」
テヨン「練習生もホント、ミョンスもホント。中年でハゲで練習生もしくは全く売れてないコメディアンおったら、それがシカの理想かもな(笑)」
ティパニ「三浦マイルドやん(爆)」
ヨンミン「ぴゃーっ(蒼白)」
ソルリ「とにかく恋愛が禁止やないなら、誰とデートしたって違反やない。脱法交際や」
ヨンミン「しゃーけどカメラに撮られるなんて」
ソルリ「ウチは手をつないで歩いただけ。SHINeeにいさんなんて、テレビでナウンやウンジとハグハグしてるやんか。あれこそ取り締まるべきや」
ヨンミン「あれは…そんなにいやらしくもなかったやん」
ソルリ「はぁ? 締まりのない顔全開でデレデレデレデレしてたけど?」
ヨンミン「えーっと…そや、ウギョルに出とる時、ミンホとキーはスマホになるんや。そう思えばええ」
ソルリ「言ってる意味がわからないんですけど?」
ヨンミン「例えば、このdヒッツのCFや」


    


ソルリ「これがなにか?」
ヨンミン「石原さとみたんと桃李の野郎がひとつのベッドに横になっている。パッと見にはすごく危険な映像や」
ソルリ「まぁペンは”うきー!”てなるやろうね」
ヨンミン「そやけど、桃李の野郎はあくまで擬人化されたスマホやねん。そやから、さとみたんはどんな男とも寝ていない。清純なままや。操は守られてるんや」
ソルリ「…どうしてもそお思いたいんやな」
ヨンミン「ウギョルも同じや。擬似結婚なんやから、ちょっとハグハグしたって目くじらたてるなってこと。
   テヨンはウギョル出てた間、ヒョンドンとプライベートでデートしたりしたか?」
テヨン「ある訳ないやん。どつくで」
ヨンミン「な? これがウギョル。虚構。お芝居。ごっこ。フィクションなの。
  それやのに、自分の朝帰りデートはガチでリアルやないか」 ※(C)出川哲朗
ティパニ「やばいよやばいよぉ」
テヨン「似てねー(呆)」
スマン「噂になるなら、せめてもうちょっと若くてイケメンにしろや。アイドルなんやから」
ヨンミン「そういうことやないでしょ(めっ)」
ソルリ「(ふん)社長はせいぜいウチのことをf(x)のパンチラ要員としか思うてへん。そやけどウチのこの自由なアーティスト魂は、そんな小さな枠には収まらへんねん」
スマン「パンツは小さい方が興奮するけどな」
ソルリ「ウチの未来にはもっと大きな可能性が広がっているんです。そう…まるで1970年代のF1界のように」
ヨンミン「はぁ?」
ソルリ「あの頃、F1がこれほど大きなビジネスとなり、世界中で何十億人が視聴するビッグビジネスになると思っていた人がいたでしょうか? 否、誰もいなかった。
  そこはただ、スピード馬鹿の負けず嫌いたちが、己のプライドを賭けた戦場やったのです」
ヨンミン「ちょっとちょっと」
ソルリ「そんな頃のF1を描いた映画がまもなく公開されようとしています。それが『RUSH』です」
ヨンミン「テレビ慣れしてない俳優の番宣か! 唐突すぎるわ!」


     『RUSH』予告編


ヨンミン「勝手なことすんなって! 先生、なにか言ってくださいよ」
スマン「ナレーションがまた立木さんやないか。日本には他にナレーターおらんのか?」
ヨンミン「(こけっ)そーゆーことやなくて」
ティパニ「広川太一郎がおるで」
スマン「それじゃ『チキチキマシン猛レース』になってまうやろ」
ソルリ「『チキチキマシン猛レース』の実写版映像はこちら」
ヨンミン「いらんもん見せるな」


    


ティパニ「これのナレーションは何故広川太一郎やないんや?」
ヨンミン「そんなこと、説明せんでもわかるやろ」
スマン「それより、『RUSH』ゆう映画の予告編にニキ・ラウダって出てたけど、ラウダの映画なの?」
ソルリ「そうみたい」
テヨン「そうみたいてなんや。しっかりせえ。自分が紹介した映画やないか。
  1976年ゆうたら、F1が一番ドラマティックやった年やぞ」
ソルリ「しまった、おねえが食いついた」
ヨンミン「SME一のスピード狂やからなぁ」
ティパニ「速いクルマと早い男が大好きやから」
ソルリ「ああ、それでジュンスにいさんとかカンインにいさんとか」
テヨン「やかましいーわ!」
ティパニ「ダメンズ大好き、テヨンさん(笑)」
テヨン「この年はタイレルの6輪車が登場した年としても記憶されているけど、やっぱり面白いのはチャンピオン争いやね。
  フェラーリニキ・ラウダマクラーレンジェームス・ハントの一騎打ちやったんや。
  ラウダがシーズン序盤から調子よくポイントを重ねる一方、ハントは不運が重なりなかなか得点できない。
  そんな中迎えた第10戦ドイツGPでニキ・ラウダは不可解なスピン、クラッシュ。瀕死の大やけどを負ってしまう」
スマン「うむ。顔面にひどいやけどを負ったあの事故やな」
テヨン「そお。未だに原因がよくわかっていない事故や。命が助かっただけでも奇跡という怪我で、ラウダにとってその年のチャンピオンシップは絶望と思われた。
  その隙に前半取りこぼしたポイントを着実に拾っていくハント。これを見たラウダはわずか6週間で復帰してくる。まさに超人。
  そしてわずか3ポイント、ラウダがリードした状態で、勝負は日本GPに持ち込まれた。未だに語り継がれる富士スピードウェイでの最終戦や」
スマン「思い出した。あの日は大雨やったんや!」
テヨン「ピンポーン」
ヨンミン「…なに、このノリ?」
テヨン「このレースには日本チームや日本人選手もスポット参戦していた。
  長谷見昌弘が駆るコジマKE007を始め、タイレル星野一義、サーティースの高原敬武、ウィリアムズの桑島正美などが日本の夢と希望と独島占領の野望を背負って走った」
ヨンミン「ウソつけ。不用意に政治を持ち込むな」
テヨン「当時の3ポイントちゅうのは今よりずっと大きい差やった。例えラウダが無得点でもハントが5位以下ならラウダがチャンピオンになる。
  決勝日は夜半から雨に見舞われ、決勝開始すら危ぶまれた。結局1時間半以上遅れて、雨の中スタートが切られた。
  PPはロータスを駆るマリオ・アンドレッティロータスはこの年、シーズン途中からアホみたいに速くなっていたが、チャンピオンシップに絡むには遅すぎた。
  続いて予選2位のハント、3位のラウダがアンドレッティの巻き上げる水煙を浴びながら続く。先頭車以外は全くなにも見えない危険な状況。
  と、わずか2周後、ラウダはピットへと戻り静かにマシンを降りた。チャンピオンシップを棒に振る行動だが、『私にはそれより大事なものがある。命だ』と言ってのけた。
  この件を機にエンツォ・フェラーリと仲が悪くなったんやけど、この決断は未だにF1においてもっとも理性的で勇気ある判断と言われているんやで」
ヨンミン「だったら自分も学べや」
ティパニ「で、チャンピオンシップはどうなったん? ハントが勝ったの? それともラウダが?」
テヨン「それはWikiを見ればすぐ判るけど、映画を見る楽しみのためにここでは言わないでおくわ(にやり)」
ティパニ「なんだよー」
ソルリ「おねえ解説おおきに。まぁそんな1976年のシーズンを再現した映画なんやけど、なにしろ映像が素晴らしいねん。
  もうひとつティーザーを見て貰おうかな」


    


スマン「うほー、これCGちゃうやん」
ソルリ「そうやねん。ほとんど世界中の愛好家から借りた実車で撮影し、CGは最小限に抑えてる。
  ラウダ役のダニエル・ブリュール、ハント役のクリス・ヘムズワース共に、その本物のマシンを実際に操縦して撮影したらしい」
テヨン「うらやましい」
ソルリ「この熱くて人間臭いドラマを作ったのは、『ラストキング・オブ・スコットランド』の脚本で知られるピーター・モーガンと『アポロ13』の監督ロン・ハワード
  お馬鹿映画の『ドリヴン』とは気合いの入り方が違うで」
スマン「ロン・ハワードかて『バックドラフト』はイマイチやったやないか」
ソルリ「あれは脚本があかんかった。火炎の演出はすごかったで」
スマン「そうかなぁ」
ソルリ「それに、もともと『ガンホー』みたいな小作品の方が合ってる監督やったけど、大作ばっかりやってる間に段々ドキュメンタリー的手法を身につけて、この『RUSH』ではその手腕が充分活かされてる思うねん」
テヨン「なんでそう言い切れるんや」
ソルリ「そんなん、ティーザー観れば伝わって来るやろ!」
ヨンミン「なんで急に映画談義?」
スマン「そおゆうたらロン・ハワードって子役出身やったなぁ。『メイベリー110番』とかよ観たわ」
ソルリ「そうやろそうやろ。子役出身かて、こんなアートな未来が築けるんや」
スマン「確かにそうやな…ん?」
ヨンミン「この流れ…自分、まさか、映画監督を目指してるんか?」
ソルリ「ぴんぽーん。ウチは将来アカデミー賞をとれる監督になるんや。キム・ギドクなんかちーちゃいちーちゃい」
テヨン「(けっ)夢は寝てからゆえや」
ソルリ「そやからちょっとくらいダンス休んでも、アイドルにあるまじき朝帰りデートしても、そんなコトは関係ない。
  なぜなら、ウチの本業は監督やからや! すべてが芸の肥やしや(どーん)」
ヨンミン「なるほど、それが言いたくて『RUSH』を持って来たのか」
スマン「まどろっこしいねん。映画やりたいなら、そおゆうたらええのに」
ソルリ「ホンマ?」
スマン「うむ、話はわかった」
ヨンミン「ちょっと先生」
スマン「自分かて可愛いウチの子や。中大でも漢陽でもアカデミーでも、ちゃんとした大学の映画科に通わせて、立派な監督にしたるがな」
ソルリ「…大学?」
ティパニ「おー、意外に太っ腹や。よかったなぁソルリ、これからみっちり勉強したら、来年の受験に間に合うかもやで」
ソルリ「…受験?」
ティパニ「そら大学に入るには必要やからな」
ソルリ「大学行かな、監督なれへんの?」
テヨン「あかん、こいつは一切勉強できへん奴やった」
スマン「どや、やってみるか?」
ソルリ「え、えーと(ぽりぽり)ちょっとジンマシンが…」
ヨンミン「(ずる)ダメな奴」
ソルリ「監督への道は意外な障害があったので、今後も子役として生きてくってことで(えへへ)よろしくお願いします」
ヨンミン「ふざけんな! どこに朝帰りする子役がおるかっ(レヴァーブロー!)」
ソルリ「ぐええええ」
ティパニ「OH! 嘔吐せよ1976になっちまったで」
スマン「はっはっは、韓国映画に嘔吐はつきものや(めでたいめでたい)」
テヨン「くだらねーよ(呆)」






※「ナウンやウンジとハグハグ」…2013年9月13日放送のMBC『私たち結婚しました』の中で、SHINeeのキーとテミンが、必要以上にAPinkのウンジ、ナウンと濃厚なスキンシップを持ったこと。
 この記事でメンブンに陥ったペン多し
  http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1978760


※ただ『RUSH』を紹介したくて書いただけ。申し訳ない(平伏)


※1976 F1日本GP
    


※『メイベリー110番』…
     
    冒頭、駆けてくる子供がロン・ハワード(表記はロニー・ハワード)


※おまけ…
     『アメリカン・グラフィティ
    ジョージ・ルーカスの最高傑作。『応当せよ1962』とでも言うべき青春映画。
    ロン・ハワードはスティーヴ・ボランダー役で出演している。


     『ラスト・シューティスト』
    ジョン・ウェインの遺作。時代遅れになりつつある、老年のガンマンの悲哀を描いた。
    カウンター越しの撃ち合いはよく憶えてるなぁ。
    ロン・ハワードはガンマンに憧れる若者を好演した。