関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第418話 止められない結婚説

01
ティパニ「な、なんじゃこりゃー!?」
ユナ「どーしたどーした? なにかおもろいネットニュースでも見つけたか?」
ティパニ「おもろいゆうか、なんとゆうか。これは…(うーむ)」
ユナ「どれどれ、パッド貸して(ひょい)。えーと、なになに…
  ”タイヨーエレック(株)の新型パチンコ台『CR東進ハイスクール』に警察の手。
  警察庁は、未成年が通う実在の受験予備校を題材にしたことも不謹慎であるが、キャッチコピーとして使われた
  『パチンコ、いつやるか? 今でしょ』と言う台詞が射倖心を煽るとし、厳重に対処したいと述べている”
  なるほど、大問題やな」
ティパニ「アホか。そんなニュースのどこが大問題や。その上や上」
ユナ「上? えーと、”アイユに結婚疑惑…”
  な、な、なにーっ!?


02
ウニョク「いや、デマっすよ、デマ。100パーねつ造です」
ヨンミン「身に覚えがないゆうんか?」
ウニョク「へえ。例のスキャンダルの後は一切接触を断ってますし。妊娠なんかとんでもない(ぶるぶる)。ワシの子なら、多分ドンへが産むと思います」
スマン「ワシの前で腐った話はやめろ(むかむか)」
ウニョク「すんまへん(うねうね)」
スマン「ウネウネすんな! そもそも自分がテレビで、あのスキャンダルを再三ネタにするからこんなこと書かれるんや」
ウニョク「ウケる思うたんですけど」
ヨンミン「アイユペンには、笑ってすませるには大きすぎるショックやったんじゃ。これ以上刺激するな」
スマン「しかし、今度のこれはワシらにとってもマイナスイメージになりかねん。探偵を雇うて、デマを流した犯人を突き止め、焼きを入れてやれ(ギロ)」
ヨンミン「御意(ははー)」
ウニョク「お、出た出た、スマン先生の裏の顔や。なるほど、こんな悪い顔でワシの愛したジュンスも虐めてるんやな」
スマン「腐った話はやめろゆうてるねん! 貴様にも焼きを入れてやるど」
ウニョク「ぴゃー、くわばらくわばら」
スマン「だからってケツ隠んじゃねえ!」


03
犯人「わーっ!(ごろごろごろ)」
探偵「さぁもう逃げ場はないぞ。正直に吐け」
犯人「ワシがなにしたゆうねん?」
探偵「アイユが今年の10月に結婚予定で、相手はウニョクゆうデマ記事をネットで流したのは貴様だな」
犯人「ぶーっ、違うモンね」
探偵「なんだと? こっちはきっちり証拠を握ってるんだ」  
犯人「ワシが流したのは”人気ソロ歌手Aさん”と”男性グループのメンバーHくん”であって、アイユとかウニョクとかひと言もゆうてないもんねー」
探偵「そんな子供じみた言い訳が通用するか! あの記事には明らかな意識誘導の意図があるぜ」
犯人「だってそう書けって頼まれたん…(はっ)し、しもた」
探偵「やっぱり黒幕がいたか」
犯人「あわわわ」
探偵「誰だ! 誰に頼まれた? 正直に言わねえと痛い目にあわすぞ」
犯人「ひー、それだけは勘弁を」
探偵「だからってケツ隠んじゃねえ!」


04
スマン「なんやて? それはマジか?」
ヨンミン「探偵の報告では事実のようです」
スマン「そんなすすきののバーに入り浸っているような探偵、当てになるんか?」
ヨンミン「大丈夫でしょう。流行ってるみたいですから」
スマン「ふむ。それが事実ならこのまま放っておけん。直談判と参りますか」


05
受付嬢「SMEイ・スマン会長、ならびにキム・ヨンミン代表理事のおなーりーーーーー」
声「なにぃ?」
でででで
IU「あー、先生や」
リスマネージャー「こ、こ、これは先生に社長。急なお越しで、いかがなさいました? 
  一声いただければ、こちらから伺いましたものを」
スマン「なに用とな? なんの用件かは、とっくに判っておろう」
リスマネージャー「い、いえ、さっぱり(どきどき)」
スマン「ほほお。白を切ると申すか? ならば、その方の真っ黒い腹かっさばいて、ズルズルと真実を引き出してくれるわ(しゃきーん!)」
IU「キャーーーー!(いやーん)」
ヨンミン「先生、よその事務所で下半身抜き身にするのはやめてください」
リスマネージャー「ひゃー」
ヨンミン「あんたもケツ隠すのやめなさい」


06
スマン「ズバリゆうわ。ワシらが来たのは例の結婚記事のことや」
リスマネージャー「(へへー)この度はとんだご迷惑を。
  この件につきましては、我が社としましても法に訴えるつもりで、最初にデマを流した犯人を探しております」
ヨンミン「訴えるつもりで探してる? むしろ世間から隔離する目的でやろ?」
リスマネージャー「(どきっ)そ、それはいったいどおゆう…?」
ヨンミン「件の犯人はワシらの手のモノがいち早く確保して、黒幕の正体を聞き出したで」
リスマネージャー「(どきどき)そ、それは素早い」
ヨンミン「まだ白を切る気か? 今回の一件、総てローエンが仕込んだ狂言ゆうことはもお判ってるんやで」
スマン「全部まるっとお見通しだい」
リスマネージャー「そ、そんな…」
IU「(ふっふっふ)バレちまったら仕方ありませんね」
スマン「わー、悪い顔してるなぁ」
IU「ウチは元々こんな顔ですねん。それでJYPのオーディション15回も落ちたんです」
リスマネージャー「当社に入ってからはだいぶ笑顔の練習をしましたけど、たまに生来の性格の悪さが顔に出ますね」
スマン「ウニョクも気の毒に。ちゅうか、自分もこの狂言、知ってたんやな?」
IU「知ってたもなにも、発案者がウチですからね」
ヨンミン「なに?」
IU「最近すっかり人気に影がさして、歌もドラマも司会もなにやってもパッとせんから、人気回復のためのノイズマーケティングとしてスキャンダルを企画したんですわ」
スマン「なるほど、世間を刺激しようゆう腹か? そやけどこの国はアイドルの恋愛にはまだ厳しいで」
IU「でも、以前よりはずっと受け入れやすくなってます。
  このスキャンダルを機に、イワシにいさんにとの恋愛を真摯に認めれば、”IUちゃん、素直でええ子やぁ”てなって国民の嫁になれるかなぁなんて」
ヨンミン「国民の嫁? また妙なことを吹き込まれたな」
IU「おたくのタレントにね」 ※第405話参照
ヨンミン「そやけどウニョクは自分と付き合う気はないやろ。ドンへやジュンスの方が好きみたいやで」
スマン「ジュンスて誰?」
ヨンミン「はいはい。とにかくキミの出る幕はない」
IU「くそー、あの腐れ男子め。前の穴より後ろの穴が好物とは変態な(ワナワナ)」
リスマネージャー「女の子がそんな表現やめなさいよ」
IU「とにかく、いざとなったらウチは力尽くでもイワシにいさんと結婚します!」
リスマネージャー「ぴゃー!」
IU「そこまで体を張った話題作りや。この結婚説、誰にも止められまへんで!
  所詮男同士では結婚出来へんのやから、にいさんかてそのうちあきらめてウチの思い通りに…」
スマン「そうかな? キムジョ・グァンス監督が今度同性と結婚するゆうてるで」
IU「そ、それは。…そやけど韓国の法律ではまだ」
ヨンミン「たしかにまだ認められておらんが、監督は憲法訴願などを考慮中やゆうし、実際にふたりで暮らし始めたら事実婚や。そうなったら男も女もない」
IU「う、うう」
スマン「これ以上噂を助長するようなら、ワシはSJのグループ内恋愛を解禁する覚悟や!」
IU「ぴゃー!(がーん)」
スマン「世の中に腐女子の数は多い。ウネ以外にも、カントゥクやハンチョル、さまざまな結婚説が湧いて湧いて、それこそ止められないであろう」
ヨンミン「ハンチョルはもおないと思いますけどね」
リスマネージャー「ア、アイユ、ワシらの負けや。素直に謝ろう」
IU「うえーん」
スマン「これにて一件ラクチャック愚連隊(はっはっは)」
ヨンミン「それはラスチャック愚連隊!」





※スマン先生の裏の顔…見たことはないが、きっとあるに違いない。


※キムジョ・グァンス監督…
    
    左が監督で右が19歳年下の恋人。
    か、勘弁してくれ(がたがた)