関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第415話 イロモノ☆アベンジャーズ

ざわざわ
声「おはようございます」
声「おはようございます」
警備員「はい、おはようございます」
少女時代「おはよーごじゃいマース」
警備員「あー、ちょっとちょっと、自分ら」
クッキーマン「はい?」
警備員「そっちはタレントクロークやで。オーディション会場の会議室は逆方向」
クッキーマン「いや、ワシらはタレントクロークに行くんですけど?」
スヨン「そうでっせ。新曲『LOVE&GIRLS』のお披露目ですねん」
ソニ「早よ行かんとタモさんと竹内アナが待ってるねん」
警備員「はぁ? なにアホなことゆうとる。自分らみたいな小娘、オーディション受けに来たに決まってるやん。
  いっぱしのミュージシャンぶる気持ちもわかるけど、ウソついたらあかんで」
ヒョヨン「(むか)ウソとはなんや。ウチらほど名の売れたグループを知らんのか?」
警備員「知らんけど予想はつくで。多分、美脚なんたらゆうグループや」
ヒョヨン「う…、確かに美脚で売ってるけど」
警備員「そうやろ? だからその手のグループは会議室に行かんと」
スヨン「100歩譲って美脚なんたらとしても、ウチらは会議室で歌ってるんやない。現場で歌ってるんや」
ソヒョン「ちっとも上手くない」
ソニ「この状況でゆうことでもないやろう」
スヨン「しゅん」
テヨン「とにかく、通らせて貰うで(ずい)」
警備員「(ピー、ピーピーピー)あかんあかん。こっち方向には立ち入り禁止や」
ヒョヨン「ホイッスル吹くなよ。『LOVE&GIRLS』踊りたくなってしまうやろ(ふぅッふうッ)」
ユナ「やっすい条件反射やな(笑)」
警備員「うーん、このままではラチがあかん。ちゅうて、ワシも自分らばかりに関わってもおられんし…ちょっと待っとけや」
つてててて
ティパニ「あ、こら、どこに行く…?」
ユナ「もおこの隙にタレントクロークに行った方がええんちゃうか?」
クッキーマン「そんなことして後で問題になってもイヤやしなぁ」
ユリ「あ、戻って来たで」
警備員「(はぁはぁ)オーディション担当のえらい人を連れて来たで。この人と話してみてや」
プロデューサー「『グリグリくりぃむ』のプロデューサーの藤井です。気軽に総裁とお呼びください」
ユリ「そんな大層なあだ名、気軽に呼べるかいな」
プロデューサー「あ、あなた方は『ミュージックステーション』に出演される少女時代さんでは?」
ソニ「やれやれ、やっと話のわかる人が来たで」
プロデューサー「これは失礼しました。多分『上田のバーター選手権』のオーディションを受けに来た新人と間違えたんでしょう」
警備員「間違い? 『美脚時代』を歌う”美脚戦隊スレンダーDX”ゆう9人組でしょう?」
プロデューサー「いや、微妙に違う」
クッキーマン「全然ちゃいますよ。ちゅうか、そんな怪しいグループがおるんですか?」
プロデューサー「います。こんな奴らです」


     美脚戦隊スレンダーDX『美脚時代


クッキーマン「うーむ、これは(汗)」
ヒョヨン「なんとも低レベルな」
プロデューサー「もともとはDXがつかない5人組やったんですけど」


     美脚戦隊スレンダー LIVE


テヨン「なんで『ポリョシカポーレ』?」
ジェシカ「カオスやカオス」
スヨン「ちゅうか、こんな完成度の低いグループの人数増やして水増ししたらあかんでしょ」
プロデューサー「だからこそ、バーター狙いのオーディションに来る訳で(ぽりぽり)
  それにこれは”セクシー☆オールシスターズ”ゆうて、とある企画社によるアホな企画やから、質より量なんですわ」
クッキーマン「それは余程しょーもない会社に違いない」
プロデューサー「そうですね。所属タレントのトップが愛葉るびゆう元裏ビデオ女優(現オカルトタレント)ゆうくらい謎の会社です」
クッキーマン「ぴゃー、昔愛葉るびにはずいぶんお世話になったわぁ」
ソヒョン「(こら)それは違法な自慰行為やで」
クッキーマン「申し訳ない。日本なら解禁やと思うてたんで。
  で、オールシスターズちゅうと、他にも似たようなグループが?」
プロデューサー「ええ。元々は”爆乳戦隊パイレンジャー”ゆうVシネマから生まれたユニットが発端なんですけど」


     爆乳戦隊パイレンジャー OP


ティパニ「ぴゃー」
ヒョヨン「ゆるいぞ。いろんなところがゆるい!」
クッキーマン「…(ぽー)なぁ、次の新曲、これにしようか?」
テヨン「アホか!(すかたーん) 目を覚ませ!」
スヨン「パイエナジーに汚染されやがったな」
プロデューサー「まぁ質はともかく、このようにおっぱいには力がありますから、続いて”爆乳三国志”が企画され…」


     爆乳三国志


ソニ「あーあー、もお…」
ユリ「中国から国交断絶されるで」
ヒョヨン「あちらさんの自慢をからこうたらあかん。作者が昔横浜中華街の関帝廟で、中国人のおばあさんにめっちゃ怒られた事件を教えてやろうか」
プロデューサー「いりまへん。ロケ屋ならそんなこと日常茶飯事です」
クッキーマン「(ぽー)こんな中学に通いたかったなぁ」
ジェシカ「まだゆうてる…」
プロデューサー「で、先ほどの”美脚戦隊スレンダー”および”DX”を挟んで、次に誕生したのが”D-rive”です」


     D-rive『ギアスパーク』


ユナ「お、一気に普通になった」
プロデューサー「揺り戻しってんですかね。レースクイーンコンセプトで、PVなどでは水着でスポーツカーを整備するような姿も映ってましたが」
クッキーマン「そんならテヨンとスヨンが水着で飛行機を整備するゆうMVを…」
スヨン「撮る訳ねぇ(ごん!)」
ティパニ「これはなんだか、オートサロンかD−1グランプリの会場でしか営業出来ないコンセプトやなぁ」
ソニ「そやけど、そんな会場やったらホンマモンのキャンギャルが大勢おるやろ」
プロデューサー「そのとおりですねん。そやからこの”D-rive”も全く売れず、再び巨乳路線へと回帰します。それが”胸の谷間にうもれ隊”です」
ジェシカ「いろんなところからネタ持ってくるなぁ(感心)」
ティパニ「もおAVのタイトルの世界やね」


     胸の谷間にうもれ隊『スケベ!』


プロデューサー「萌えとエロスを合体させた”萌えエロ”がテーマです」
ソヒョン「萌えとエロを分けるところがそもそもおかしいねん」
テヨン「こんなユニット、韓国にもおらへんやった?」
ティパニ「ああ、オレン…(もがもが)」
ソニ「(しー)それ以上ゆうたらあかん。そっちはそっちで根強いペンがおるんやから」
プロデューサー「結局この会社はおっぱいが好きなんでしょうな。ほぼ同時期には”爆乳ヤンキー”と言うグループも生まれています」


     爆乳ヤンキー夜露死苦おっぱい』


ソニ「えーと、ヨル、ツユ、シヌ…」
プロデューサー「これはヨロシクと読みます」
ソニ「ぴゃー、全然わからんかった」
ジェシカ「おっぱいならぬ完敗やな(笑)」
ソニ「つまんねーぞ、おい」
テヨン「爆乳つーと、必ずこのホクロのねーちゃんが出てくるね」
プロデューサー「ああ、手島優でしょう。まぁ彼女がこの企画の中心人物の一人なのは確かです」
テヨン「じゃあこのねーちゃんを軸に、後はちょいとしたメンバーの入れ替えとネーミングでグループの数をカサ増ししてる訳やね」
プロデューサー「鋭いですね(笑)。実際この”爆乳ヤンキー”は”爆乳三国志”とほとんど一緒なんですよ。
  『夜露死苦おっぱい』も”爆乳三国志”時代から歌ってましたし」
テヨン「ひゃー(呆)」
プロデューサー「”爆乳ヤンキー”は他にも『ブラを探して』とか『爆乳音頭』とか名曲がありますので、一度聞いてみてください」
ソヒョン「迷曲やろ(笑)」
クッキーマン「『爆乳音頭』と…(書き書き)」
テヨン「メモらんでええ!」
ソニ「で、まだ続くんでっか?」
プロデューサー「残念ながら続きます。次に笑われたのが”爆乳甲子園”でして」
ティパニ「現れたやなく、笑われた?」
ユナ「まぁ当然やろうな」
プロデューサー「”爆乳甲子園”は補欠まで含めた10人組グループで、実に合計922cmのバストを誇ります」
ユリ「もはや走幅跳の距離やな。色気のかけらもない」


     爆乳甲子園爆乳甲子園


テヨン「あ、またこの女(手島優)が出てる」
プロデューサー「爆乳シリーズですからね」
スヨン「この人はどういうつもりでやってるの? お笑い感覚?」
プロデューサー「いえ、以前テレビではどれも真剣にやってると語ってましたが」
ソヒョン「あー、つまりイタイ人なんやね」
プロデューサー「それは間違いありません。で、爆乳シリーズはこれで打ち止め。次はお尻ですね」
ユナ「爆尻?」
ティパニ「爆尻はないやろ。ホッテントットやあるまいし」
ジェシカ「と、ソシいちの爆尻がゆうております」
ティパニ「爆尻ゆうな」
プロデューサー「次のグループはシンプルに”尻ガール”です」
ソヒョン「知りたがーる?」
プロデューサー「いえ、”尻ガール”」
ソヒョン「えらい手を抜いたなぁ」


     尻ガール『ヒップ!ステップ!!ジャンプ!!!』


プロデューサー「韓国人が2名入ってまして、4人組ですので、狙いはあのグループだったようです」
ユナ「なるほど。あのグループも完成度低い思うてたけど、こうやって比べると実に立派なグループに見えて来るな」
ヒョヨン「尻の振り方一つとっても本家の方がずっと音楽性あるもんな」
プロデューサー「まぁこういうイロモノアイドルグループがいくつもありましてね。
  今回それらを集めて笑っちゃおうと言うネット配信番組を企画してたんですよ」
クッキーマン「そのオーディション出場者と間違われたゆうことですね」
プロデューサー「誠に申し訳ない。警備員にも情報を徹底させるよう総務には言っておきますので」
テヨン「いや、おもろかったからええですけどね(笑)」
ばたばたばた!
声「すいません、『上田のバーター選手権』のオーディション会場はこちらでしょうか?」
プロデューサー「はいはい、あの角を右に曲がったところで受け付けてますよ。出場者の方ですか」
ファヨン「はい、韓国から来ましたリュ・ファヨンと申します」
ユギョン「同じくホン・ユギョンです」
ファヨン/ユギョン「私たち、日本でアイドルになれるよう頑張ります!」
ソニ「ぴゃーっ!」
ジェシカ「マ、マボロシや」
ユリ「観なかったことにしよう(涙)」






※上田のバーター選手権…ホントにあるから世の中不思議(笑)
    
    ちゃんと美脚戦隊スレンダーも登場します