関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ミニそにょ115

ソニョ歌謡祭支援企画 2012新人総括


わし「今年もアリス(ミラ・ジョボビッチ)の血液中のT−ウィルスくらい、ウヨウヨと新人が湧いたな」
JOO「判りにくい、判りにくいわぁ」
わし「あまりに数が多いので、もはや専門家でない限り、何が何だか判らない状態や。オーロラ状態とゆうてもええやろ」
JOO「いや、オーロラは今年の新人ちゃうけどね」
わし「そんぐらい混沌としとるゆうことや。察しなさいよ。
  そこで、みなさんの投票の一助になるように、めぼしいところをまとめてみようと思う」
JOO「よし、わかった!(すっく)
  今年の新人と言えば、まずダントツでBTOBやな。他に考えられへん」
わし「(がくっ)なんか世間の認識とけっこうなズレが…」
JOO「(うふふ)世間の認識なんかどうでもええ。ウチの弟のイルフンがおるグループが一番なんじゃ」
わし「却下します。そやけど、ついでやから、男子の新人から見てみようかね」
JOO「BTOBをいったん置くならば、今年の新人賞最有力候補は6人組のB.A.Pかな。デビュー年に3回カムバックという、息継ぎなしで100m泳ぐみたいな活動をやったグループやね」
わし「完全に賞取りに来てるな」
JOO「そうやね。TSエンタから1月26日に『WARRIOR』でデビューしとる」
わし「なんか名前が日テレ資本のレーベルみたいで嫌やなぁ」
JOO「VAP(バップ)ちゃうわ。B.A.P(ビーエーピー)にはBESTでABSOLUTEでPERFECTゆう意味があるんや」
わし「最高で絶対で完璧? それって少女時代のことやん」
JOO「あー、はいはい(やっとれんわ)」


     B.A.P『WARRIOR』


わし「MV見る限りは格好いいけど新鮮味がないなぁ」
JOO「ホントの持ち味は関ジャニみたいな、明るくて面白い子たちやと思うんだけどね。来年は売り方を変えてくるかもしれんね」
わし「なるほど。SJ−Happy以来の3枚目路線に期待しよう。次!」
JOO「へーい、お次はプレディスのNU’ESTやね」
わし「アフスクの弟分か。”ヌエンド”みたいで気持ち悪い名前やな」
JOO「ニューエストて読むんやって。NU(New)、Establish、Style、Tempoってことらしい」
わし「読みから教わらにゃならん新人が多すぎる。A’st1(エースタイル)みたいにすぐ解散しなきゃええけど」
JOO「3月に『FACE』て曲でデビューしとるね」


     NU’EST『FACE』


わし「B.A.Pに比べると線が細いような」
JOO「5人の内4人が95年生まれやから、仕方ない。まだ子どもなんよ」
わし「95ライン(ぴゃー)。ソルリやクリスタルもすぐお姉さんになっちゃうなぁ」
JOO「わっはっは。89ラインの少女時代なんてもう完全にババァやで(笑)」
わし「人のこと言えるんか?」
JOO「う…墓穴掘った」←90年生まれ
わし「後は?」
JOO「それはやっぱりSMから鳴り物入りで登場したEXOやない? KとM、どっちも売れてるけど、韓国ではやっぱりEXO−Kかな」
わし「去年ずいぶん派手にプロモーションかましてたのに、デビューしたのは遅かったな」
JOO「韓国と中国で同じ曲で同時にデビューやから、調整に手間取ったのかも。結局4月8日までずれ込んだもんなぁ」


     EXO−K『MAMA』


わし「はぁー、さすがSME。レベルの高さはため息もんだな」
JOO「とても新人には思えへんね」
わし「まぁ実際デビューした時も、3ヶ月に及ぶプロモーションでさんざティーザー見せられた後で、大して驚かんかったしな。
  やっぱ新人て、新鮮さも大事やと思わん?」
JOO「それはまぁ確かに。そこ行くとBTOBには新鮮な驚きが仰山詰まってますよ。
  事務所もBEASTや4MINUTE、APinkを輩出したCUBEで、今ノリにノッてまっせ」
わし「JYPEよりも?」
JOO「あそこはあきまへん。今年はなにも目立った活動はありまへんでしたし」
わし「創業者が自分の活動で手一杯で、所属タレントの世話まで行き届かないのかな?」
JOO「ホンマ、クソ事務所ですわ(けっ)」


     BTOB『秘密』


わし「あれ? 軽快でストレートで、意外にアイドルど真ん中やん」
JOO「そうなんよ。他者との差別化を図ろうと奇を衒うだけじゃ、いつか本質を見失います。BTOBこそ基本に立ち返った本当のアイドルグループなのです」
わし「うむ。その前の3グループより気に入ったかな」
JOO「やったー!」
わし「でも、今年一番の新人はBusker Busker(バスカバスカ)やけどね」
JOO「(がくっ)奴ら、アイドルちゃうやん」


わし「で、女子は?」
JOO「女子もいっぱいデビューしたで。まずSPICA、続いてEXID」
わし「またまた読み方不明のグループが誕生や。イグジッドとでも読むんかい?」
JOO「うんにゃ。そのままイー・エクス・アイ・ディなんやって」
わし「わー、めんどくさ」
JOO「デビューしてすぐメンバーの半分が脱退したらしい」
わし「あかんやん。そんなグループはすぐにでも芸能界の出口(EXIT)から出て行って欲しい」
JOO「得意気な顔してるけど、そんな上手ないで。そのあとデビューしたのがハローヴィーナス」
わし「あのアリスのパンチラで有名な?」
JOO「パンチラで有名なのは一部のブログでだけ。それにスカートの下に仕込んどるあれはパンツやないから」
わし「え? そんならなに?」
JOO「ショートパンツかな」
わし「パンツやんか、パンツやんか」
JOO「(あーうるさい)アレを下履きと思い込んで幸せになれるならそう思えばええやんか、もお。
  で次がGangkiz(ギャングキッズ)。T−araの妹分ね」
わし「出来の悪い姉を持って不幸やったな。次」
JOO「5月のCrayon Pop(クレヨンポップ)、7月にはJEVICE(ジェビス)とAOA(Ace of Angels)。
  Crayon Popは独自の展開で、日本でも結構知られとる」
わし「そやね。後一押しやね。いっそ日本にターゲット絞った方が結果が出ると思うけど」
JOO「そうしたくても事務所に金がないんちゃうか? 日本活動は資金いるから」
わし「うう、夢を売るアイドルがそんなナマナマしい現実に苦しめられとるなんて悲しいのぉ。
  ところで、AOAて、少女時代みたいな格好でT−araっぽい曲を歌うあいつらか?
  ダンス形態とバンド形態があって、形態が変わると人数も変わるという、気持ち悪いグループやな」
JOO「そうやね。ナマコみたいや」


    AOA『ELVIS』


わし「ナマコのくせにたいそうなグループ名つけやがって(ぶつぶつ)」
JOO「続いて、D−UNIT、Evol、SKarf、TWO X、FIESTAR…」
わし「フィエスタと言えばIUの後輩グループだっけ?」
JOO「そやったなー、夏頃ツイッターでIUがえらい推してたわ」
わし「IUがパジャマで午睡(フィエスタ)してると、突然横から裸の人間魚雷が…」
JOO「おっちゃん、なにブツブツゆうてるの?」
わし「判る人には判る。気にするな」
JOO「9月には84LY(エイボリー)、10月には15&ね」
わし「アイボリー→エイボリー→84LYか。韓国読みとは言え、さすがに苦しくない?」
JOO「知らんがな。ウチがつけた訳やなし」
わし「15&は知っとる。『K−Popスター』の優勝者パク・チミンと『スターキング』のペク・イェリンがおるふたり組やろ」
JOO「実力はピカイチ。しかも脅威の97ライン(ガタガタ)」
わし「もう完全に自分の復活はないな」
JOO「でもほら、見た目がJYP品質やから」
わし「お前がゆうなよ(呆)」
JOO「その他にもGoddessやらBBde GirlsとかTahitiとか、山のようにデビューした年でした」
わし「マジで1兆組はデビューしたかも」
JOO「するか!」
わし「そやけど、そんだけデビューして去年のAPink程も売れたグループがひとつもないとは」
JOO「今年の女子は、グループが完全に飽和状態。IU効果かソロが目立った年やったからね」
わし「韓国産業の集中力は素晴らしいけど、さすがに需要を供給が上回った感じがするな。
  それにどう頑張っても、少女時代や2NE1、KARAなどの売れてるグループ以上の魅力を捻出するのは無理やろ」
JOO「その飽和感がソロへの流れを作ったのかもね」
わし「ソロというと、やっぱりANDAMIRO(アンダミロ)かな?」
JOO「なんで真っ先にそこやねん?」


     ANDAMIRO『HYPNOTIZE』


JOO「ううっ、ごついわぁ、顔が」
わし「ヒョヨンがソロデビューしてたら間違いなくこの路線だよな」
JOO「いや、あの人はそんなに歌上手ぁないて。
  ちゅうか、今年目立ったソロゆうたらポストIUのJUNIELかポストイ・ヒョリのAileeでしょうが」
わし「ああ、そうね。それは間違いない」


     JUNIEL『悪い人』


     Ailee『見せてあげる』


わし「JUNIELはちょっと推しが弱くて、Aileeに一歩譲った形になったけど、関ソニョでの評価は別やからな」
JOO「ほんならJUNIELが新人賞の可能性もあると?」
わし「うむ、ギターを抱いたウナギイヌという斬新な個性を評価されるかも。
  そやけどAileeには太股ゆう強力な武器があるからな」
JOO「(こけっ)歌やダンスやなく、太股が武器?」
わし「もちろんや。K−Popアイドルがあれだけ脚の露出にこだわるのも、それが強力な武器やと判っとるからやないか。『最終兵器 脚』や!」
JOO「(アホやな、こいつ)Aileeの太股てそんなにええの?」
わし「ええ!(きっぱり) その太さといい、パンパンの張り具合といい、K−Pop界ではf(x)のルナ、APinkのチョン・ウンジと並ぶ名器である。
  まとめて太い三連星と呼んでもええ。そのうち3人で”ジェットストリームアタック”ゆうユニットでも組むか」
JOO「よお脚だけでそんなに語れるな(呆)」
わし「アホか、K−Popアイドルの脚だけで一晩中語れなくて、なにがペンじゃボケ。
  お望みとあれば、ムチムチのユリ、プニプニのソルリ、黄金比カーブのティパニと、テーマごとに分けて語ってもええんやぞ」
JOO「わぁ、すんまへんすんまへん。勘弁してください(マジで)」
わし「いずれにしても、JUNIELは弾き語り、Aileeはソウルフルな歌唱と、MVよりライブの方が見てて楽しいという共通項もある。来年も期待出来る、ええ新人や」
JOO「そおゆうたらペク・アヨンはいかがですか?」
わし「脚の話?」
JOO「新人賞の話や!」
わし「ペク・アヨンは『K−Popスター』でテティと一緒に『Lady Marmalade』を歌ったのでソシペンにもなじみはあると思うけど、いかんせん線が細いよな」
JOO「そやけどウチの師匠は真っ先にスカウトしてましたで」
わし「そら顔がもろにJYP好みやももん。それに他所の事務所でヒット出されるより、自分ところで飼い殺しにしようとでも思うたんちゃうの?
  ゴードン・マレーを飼い殺ししたロン・デニスみたいなもんで」
JOO「さっぱりわからん」
わし「ともかく、IUをオーディションで落としたせいでローエンにさらわれた経験があるから、そこら辺には敏感になってるかもよ」
JOO「そうやろか」
わし「そのうちカムバックの曲も書いてもらえず、ミュージカルに活動の場を移して細々と生きるアイドルの抜け殻になって行くんや。第2のJOOに身をやつすんや」
JOO「本人を前に無茶苦茶ゆうね、あんた」


     Beak AhYeon『遅い歌』


JOO「そうゆうたらイ・ハイはいかがですか?」
わし「あー。『K−Popスター』最後のひとりね。
  デビューが遅くて各音楽祭の新人賞対象にはなってなかったけど、もしそうなったらAileeを喰ってた可能性が大きいな」
JOO「デビュー曲からえらい売れましたもんね」
わし「来年はもっと売れるやろうし、K−Popの中で重要なポジションを占めるのは間違いないと予想されとる。
  なんちゅうても事務所がJYPやなくYGゆうのが大きい」
JOO「それはなんとなく同感」


     Lee Hi『1,2,3,4』


わし「そやけどさー、この子は日本じゃ売れんやろう」
JOO「なんで?」
わし「だって見た目がチビANDAMIROやん。なんか暗いし。髪を下ろしたジャケット写真は、チャッキーが成長して貞子になりましたみたいな不気味さが…」
JOO「わ、酷い。アイドルやのに」
わし「歌が上手いだけなら日本にも仰山おる。ワシらがあえてK−Popに向かうのは、決して歌が上手いだけが理由やないんやで」
JOO「じゃあなにが理由なん?」
わし「それは太股です(きっぱり)」
JOO「ええ加減にしなさい!」


JOO「てな訳で、来年はもっともっと多くの新人が誕生するでしょう。
  すでにプレディスから17人組の大型グループ”SEVENTEEN”なんてのもデビューの予定があります」
わし「そのまんなやな(笑)」
JOO「今年の新人は今年の内に消化しておかないと、”年末で忙しいから、年が明けてからじっくり賞味しよう”なんて思ってるとえらい目にあいますよ」
わし「アイドルのキャリーオーバーは危険やってことやね」
JOO「そうです。それもあって歌謡祭の受付を新年早々からやるのです。今年のことは来年に持ち込まない。これをモットーにやっていきたいと思います」
わし「はーい。でも仕事のギャラは年をまたいでも回収します」
JOO「それは大事なことですね(納得)」






※ヌエンド…NUENDO。ドイツのスタインバーグ社が開発した映画・TV制作業界向けの業務用デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)。
 判りやすく言うと、音の加工・編集アプリ。高価だが、どうせ一般の人には必要ないソフトである。


※Busker Busker…オーディション番組『スーパースターK3』(Mnet)の準優勝者で、2012年4月にデビューした3人組。
 全曲自作で演奏も行うというスタイルは韓国では少数派だが、発売と同時に人気に火がついた。
 今後はこういったスタイルが増えるかも知れない。
     Busker Busker『桜エンディング』


※『最終兵器 脚』…元ネタは2011年に『SUNNY』と並んで国で大ヒットした『最終兵器 弓』。邦題は『神弓』。
 パク・ヘイルがブレイクするきっかけとなった。
 
 丙子胡乱(1636年)が舞台だから、当然鉄砲はもうあるはずだが、なぜか一挺も出て来ない。