関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第316話 スヨンの夢物語(ポッポ篇)

監督「カーット! OK。では次のシーンに移る」
スヨン「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!  いよいよウチとオ・ジホさんのポッポシーンやー(どきどき)」
ジホ「(つつ)スヨンさん、大丈夫やって。ワシが上手いことリードしてやるさかい。ちょっとチクッとするだけで、気づいたときにはもう終わっとるよ」
スヨン「はぁー、そんな予防接種みたいなもんなんでっか?(もんぎゅもんぎゅ)」
ジホ「そうそう、ワシとのポッポはあらゆる恋の予防接種…って、ポッポシーンの前になに食うとるの?」
スヨン「へ? 納豆でっけど? (ズルズル)はぁーごっそさん。ほな、一発やりまっか」
ジホ「いやいや、そんな納豆食い即ポッポはあかんやろ。エチケットとして歯ぁ磨くなり、うがいするなり…」
スヨン「そやけどウチ、初めてのポッポやから、せめて納豆菌で唇をコーティングするとかせんと怖いもん」
ジホ「納豆菌まみれで初ポッポに挑む自分の方が怖いわ!」
スヨン「まぁ、そこはそんな神経質にならんと。口を離したあとに糸引いて妙に色っぽかったりするかも」
ジホ「なにを初期の『くりぃむレモン』みたいなことゆうとるか。口を洗って来い!」
スヨン「そっちこそ坂上忍みたいでピリピリしすぎ。おおらかにおおらかに(プーン)」
ジホ「坂上忍でなくても嫌がるわ。わぁ、寄るな、納豆くさー(ぱかーん!)」
スヨン「うきゃー!(ごろごろごろ)」


スヨン「シクシク」
ソユル「ねえさん、どうしました? お腹痛いんでっか?」
スヨン「ん、自分は誰や?(ぐすん)」
ソユル「クレヨンポップのソユルゆうケチなアイドルでやんす」
スヨン「クレヨンポッポ?」
ソユル「ほー、なかなか無理矢理ですな」
スヨン「それより聞いてくれよ。ウンジ16、ソルリ15、スヨン0、この数一体なんやと思う?」
ソユル「彼氏の数ですか?(ぱかっ)いててて」
スヨン「ラブシーンのNGの数や、ボケ」
ソユル「ははぁ、スヨンねえさんは初めてのラブシーンなのに一度もNG出さへんかったんですね。さすがです」
スヨン「アホか、納豆のせいでいまだ撮影にも至ってへんから0回なんや。
  0ってことは∞ってことでもあるやんか。納豆問題をクリアしても、上手くできるか不安で不安で。
  15回や16回どころか、一生OKが出ないんやないかと思うと、スタジオに戻る勇気が出て来んのや」
ソユル「なるほど、判りました。そんなねえさんのために、このソユル一肌脱ぎましょう(ごそごそ)」
スヨン「一肌脱ぐって、リュック降ろしただけやん。シースルーピンクのリュックなんて、えらい趣味してるなぁ」
ソユル「♪パパラパッパパー! ポッポ練習ぬいぐるみ”ポポラッチー”!」
スヨン「わぁ、急に青猫ロボットの真似なんかしてどうした?」
ソユル「このぬいぐるみで思う存分ポッポの練習をしてください。いつでも何処でもポポラッチ。
  ♪あっちでも、こっちでもポッ・ポッ・ポ〜ですよ」
スヨン「どんなぬいぐるみやねん」
ソユル「えへへ、ここのスイッチを入れると(ブイ〜ン)ほら、ベロが高速で出し入れを繰り返すんですよ」
スヨン「すげー、それはテクニシャンになりそう…て、イジリー岡田か! 気持ち悪いわ(ポカポカ)」
ソユル「いててて。あきまへんか? ほななにがええかな?(ごそごそ)」
スヨン「そのバッグから何でも出てくるんやったら、チキンでも出して貰おうか」
ソユル「チキン? ははぁ、チキンの脂で唇をテカテカにして、セクシーを演出するつもりですね」
スヨン「いや、泣いてたら腹減っただけ」
ソユル「(ずっこけ)はらほらひれはれ」


………
……


ゆさゆさ、ゆさゆさ
助監督「スヨンさん、スヨンさん、そろそろ出番です」
スヨン「んー…(がくっ)はっ、あかん寝とったわ(じゅるる)」
助監督「次はいよいよオ・ジホさんとのラブシーンですから、頑張ってください」
スヨン「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !! そ、そやった、今度こそ本当のポッポやぁ。夢やないで(どきどき)」
ジホ「(つつ)やぁスヨンさん、あんまり緊張しないで。リラックスしてやりましょう(くっちゃくっちゃ)」
スヨン「はい、ありがとうございます…て、ジホさん、本番前やけど、ガムかなんか噛んでらっしゃるんですか?」
ジホ「あ、これ? 生たこやねん。ワシ、大事なシーンの前に生たこ噛んだら落ち着くんよ(にゅるにゅる)」
スヨン「…」
ジホ「なんやったらキミも食べる? 口の中吸盤で吸われると、ポッポ以上の快感やでぇ」
スヨン「結構です…ウチにはウチのやり方がありますよって。
  (くるり)ちょっとクッキーマン、ホンオフェ買うて来てえ!」