関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第315話 S.M.ART EXHIBITION

    

スマン「S.M.ART EXHIBITIONへようこそ(握手)」
ヨンミン「全社を挙げて歓迎いたします(ハグハグ)」
日本人「こ、こちらこそ、お招きいただきまして。ど、どーも(へこへこ)」
スマン「それにしても、あのどん底からよお這い上がって来ましたな。たいしたモンや」
日本人「いやぁ、運よく仲間に恵まれまして(ぽりぽり)」
スマン「今回のS.M.ART EXHIBITIONはいずれ世界中に輸出する。日本では常設展示出来るようにもしたい。それについては、あんたの力が是非とも必要なんや。
  お互い3年前のことは水に流して、またパートナーシップを築けたら思うてるんでっせ」
日本人「そ、それは、こちらこそ(ぺこんぺこん)」
ヨンミン「まぁまぁ、ビジネスの話は後ほどゆっくり。まずは我が社の技術を結集したこのS.M.ART EXHIBITIONをゆっくりとご案内しましょう」


てくてく
日本人「そやけどSMアートとスマートを掛けたネーミングはオシャレですね」
ヨンミン「そうでっしゃろ? これからはなんでもユビキタスでスマートな時代ですから」
スマン「日本では『SM展示会』とか誤解を受けそうな名称で紹介されとるが、とんでもない話や。
  SMエンタのSMは変態性愛のSMやなくて、スマート(賢い)のSM。このコンテンツでそれを世界中に知らしめたいんや」
ヨンミン「それはそもそも先生が誤解を受けるような行動が多いからあかんのでしょう?
  さぁ、入り口を一歩入ると…ご覧ください、ウェルカム・ステージです。
  長さ34メートルの巨大スクリーンに45人ものSMアーティストたちが映し出され、代わる代わる来場者を歓迎します」
日本人「わぁ、これはいきなりインパクトありますね」
ヨンミン「映像の中の歌手と記念写真を撮ることも出来るんですよ」
スマン「アイユがコンサートで演出したフォトタイムが好評やったからパクッたんや」
ヨンミン「余計なことはゆわんでええです」
テヨン『あにょはせよ〜、少女時代のテヨンです〜(ニッコリ)』
日本人「テ、テヨンさん…(ジーン)」
ヨンミン「では奥へ進みましょう」
日本人「あ、はいはい」


てくてく
ヨンミン「このS.M.ART EXHIBITIONでは、単に所属歌手の映像や所持品を展示するとゆうことやなく、
  さまざまなIT技術を駆使して、彼らと来場者があたかも触れあったかのような、いわゆる体験型コンテンツを数多く用意しています」
日本人「スクリーンの中の彼らと記念写真が撮れるのもそのひとつですね」
ヨンミン「そうです。こちらの大型スクリーンではスーパージュニアのイトゥクとウンヒョクが新曲『Sexy、Free&Single』の振り付けを教えてくれるような作りになってますし、
  13mものツリー型スクリーンと電話を使ってアーティストと会話することも出来ます」
日本人「ほぉ、(しげしげ)確かにこれはすごい」
スマン「立体映像にも力を入れておるぞ。
  こっちのコーナーでは、3D映像で歌手たちと実際にあってるような錯覚に捕らわれるやろうし、ライブをホログラフで観ることも出来るんや」
日本人「へー。スタッフもアーティストも相当忙しいはずなのに、よくこれだけのコンテンツを用意出来ましたね」
スマン「世界を相手にするにはまだまだや。世界のトップはもっと働いてるからな」
日本人「なるほど。勉強になるなぁ」


てくてく
ヨンミン「一番の目玉は、このマトリックス体験です。映画『マトリックス』で使われた、時間を切り取って360度回り込む撮影の体験が出来ます」
日本人「タイムバレットですね。なんでもソルリさんの『花ざかりの君たちへ』でも使われたとか?」
ヨンミン「さすがにお詳しい。我々はS.M.MOTIONと呼んでいます」
スマン「スライシングの最新流行は縦に360度カメラを配置することやけど、それをやろうゆうたらヨンミンに反対されてな」
ヨンミン「だって真下から撮られたら女性のお客さんが気まずいでしょう?」
スマン「それが良かったのに(しくしく)。せめて今度少女時代かf(x)のMVで使ってみぃひん?」
ヨンミン「却下です!」


てくてく
日本人「…わっ」
ヨンミン「どないしました?」
日本人「あ、あの、ちょこちょこ歩いてる着ぐるみは…(ぞぉ)」
スマン「あれはスマウスゆうネズミ型のマスコットで、会場内を回って愛嬌を振りまいたり子どもと遊んだりしてくれるんや。
  一緒にスジュやソシのダンスを踊ったりもしてくれるで」
日本人「でも、あれはどうみても浦安の…」
スマン「なにをゆう。ワシの姪のスンギュをモデルにデザインした完全なオリジナルや。
  その証拠に、ほら、鼻の先に小さくSMて書いてあるやろ?」
日本人「はぁ…(大丈夫かな? だんだん不安になってきたで)」


てくてく
日本人「こっちはなんかコンピュータが仰山並んでますけど?」
ヨンミン「ああ、それはゲームコーナーです。PCでゲーム体験出来ます」
日本人「あれっ、意外に普通ですね。御社はまだネクソンと契約されてましたっけ?」
スマン「いや、最近は自社でゲームも開発しててな。その第一弾の経営シミュレーションゲームを体験出来るんや。名付けて『SM City』」
日本人「それはどう考えても『Sim City』のパチモン…(ぽか)いてて」
スマン「そんな甘いモンちゃうわ。
  あなたはSMEの経営者となって、YGやJYP、DPSなどとの過酷な競争に打ち勝ち、SMEを世界企業に育てるのです。
  日本やアメリカの大手レコード会社との交渉、在籍アーティストの造反など、気に掛けるべきイベント、パラメータはまさに鬼の数。
  果たしてあなたは第二のイ・スマンになれるのか」
日本人「在籍アーティストの造反てのがちょっと気になりますね」
スマン「そこが一番力を入れたところや。このゲームでは造反した奴らを徹底的にボコボコに出来るし、そうする程評価が上がる仕組みになっとる(いひひ)」
日本人「リアリティの追求は二の次で?」
スマン「ゲームは夢に満ちて楽しいものじゃなくちゃ」
日本人「はぁ」
スマン「もちろんニンテンドーなどの家庭用ゲームも開発しとるぞ。これはそのうちのひとつ『逆転裁判』」
日本人「もう名前がそのままなんですけど」
スマン「ハングルやからわからへんて。現実世界ではJYJ側の要求が通ってもうた裁判をこのゲームではひっくり返すことが出来る」
日本人「そ、それは難易度が高そうな…」
スマン「いや、奴らを有罪にするのは簡単なんや。
  ゲームの醍醐味は、その罰を、切腹を申しつけるのか、市中引き回しにするのか、遠島か、生皮を剥ぐのか、打ち首にするのか、一族郎党に至るまで種を根絶させるのか、
  進行によってそれが枝分かれしていくことにあるねん」
日本人「切腹て(呆)」
ヨンミン「これが売れたら『逆転裁判〜ファヨン版』を開発します」
日本人「無理無理無理」


てくてく
日本人「なんか雰囲気が縁日っぽくなって来ましたが?」
スマン「ええやん、楽し気やないの」
ヨンミン「ここは的当てゲームコーナーです」
日本人「(ずこっ)いきなりアナクロですね」
スマン「キッズ向けや。玉を投げて鬼の身体に当てる簡単な遊び」
日本人「はぁ、子どもの頃やったことがあります」
ヨンミン「やってみますか? さぁ玉を持って」
日本人「はい。…あのー、的が鬼やなくてジュンスやユチョンやジェジュンの人形になってるんですけど(汗)」
スマン「それがSMにとっての鬼や(きっぱり)。さぁ遠慮なく投げたらええ。自分かてジュンスのこと嫌いやろう」
日本人「そ、それは…(例のスキャンダルはおいといて、アーティストとしてのジュンスは尊敬してるんやけどなぁ)」
スマン「投げへんのなら、今後の仕事もないと思うて貰おうか」
日本人「ひーっ(踏み絵か)、投げます投げます。えいっ!」
ぴゅーん、ぽて
日本人「あ、倒れた」
ヨンミン「大当たりぃーーーーっ!(どんどん)」
スマン「わっはっは、JYJ人形はすぐ倒れるようになってるんじゃ。愉快愉快」
ヨンミン「さぁどんどん行きましょう。
  隣は東方神起型抜きコーナーになってまして、5人の中からユンホとチャンミンだけを上手く切り抜いたら景品が出ますよ」
スマン「実はJYJの3人は抜けにくくなってるねん。失敗したふりして、ユチョンの首とかちょん切ってやったらええ(笑)」
日本人「(げっそり)もう全然スマートやなくなっちゃったよ」
ちゃんちゃん







※S.M.ART EXHIBITION…SMエンターテインメントのIT展示会。
 2012年8月11〜19日ソウル特別市江南区三成洞のコンベンションセンターCOEXにて開催。
 もともとSMは芸能事務所以外にレコード会社や芸能アカデミー、外食産業、アパレル事業と多角的な経営を目指してきたが、
 これを機にIT産業との結びつきを深めるつもりかも知れない。
 期間中の18日、SMTOWN LIVEも行われる予定で、相乗効果によりSMのイメージアップを図るようだ。


    
    人気の”Genie AR SHOW”コーナー。これは楽しいがちょっと恥ずかしい^^
    でもSM歌手と写真が撮れるだけでも嬉しいではないか。


※タイムバレット…SFX(特撮)に一種で、激しいアクションのある瞬間に時間が静止し、その瞬間を切り取ったようにカメラが被写体を中心に大きく回り込むと言う映画『マトリックス』で有名になった技法。
 それ以前にもCFやPVでは使われていた。タイムスライス、スライシング、マシンガン撮影とも言う。
 カメラを数十台並べて一斉に(もしくはやや時間差をつくって)シャッターを切ることで得られる広い範囲からの多数の画像をモーフィング技術で繋ぐことによって得られる。
 対交する角度では写り込んだカメラをCGで消してしまう。
 つまり撮影技術そのものの革新ではなく、CGやモーフィングと言ったコンピュータによって可能になった処理技術がもたらした革新と言えよう。
 しかし、どんな技術に関しても言えることだが、使いこなしには深い理解とセンスが必要である。
 少女時代の『The Boys』MVやe-maのど飴のCFでも使用されている。
 その他”30秒マシンガン撮影”と呼ばれる映画『ソードフィッシュ』の冒頭での大爆発シーンが有名で、これにはおよそ600台のカメラが使用されている。
     『ソードフィッシュ』の30秒マシンガン撮影
    一瞬で判りにくいが最初に映る女性の身体に爆弾が仕込んであり、それが爆発した。