関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第310話 真実なき事実

01 SME
スマン「T−araに内部抗争勃発らしいな」
クッキーマン「内部抗争ゆうか、戦線離脱したファヨンに対して他のメンボがイヤミゆうてるだけでしょ?」
ヨンミン「裏で言い合うのは判るけど、なんで表沙汰にしちゃうかなぁ」
クッキーマン「それが女の怖さですね。
  今年今一番売れてるグループなのに、再編成騒ぎから一気におかしな雰囲気になってきました」
スマン「キム・グァンスゆう奴はいつもこうやねん。上手く行ってる事柄にでも口を出してガチャガチャにしてまう。
  KARAの時も、頼まれてもないのに若い制作者連帯ともめてたし、騒ぎが好きなだけの無能としか思えん」
ヨンミン「少女時代はこんなことにはならへんやろうな?」
クッキーマン「当たり前です。あの子たちはみんな仲良しで、お互いを尊重し合ってますから」
スマン/ヨンミン「うそつけや!」


02 Secret
ヒョソン「( ゚∀)キタ!! ( ゚∀゚ )キタ━━━!」
ジンガー「ど、どないしたん?」
ヒョソン「コア・コンテンツがついにファヨンをクビにしやがったで」
ジウン「おおっ!」
ジンガー「そやけど、メンボからいじめられてたんはファヨンやろ? それなのに会社はいじめっ子の味方をした訳?」
ヒョソン「そうゆうことやな。日本の教育委員会も大体そんな態度やし、案外正しい危機管理法なのかもしれん」
ソナ「よくわかんない」
ジウン「でも、いじめてたゆうたって、全員で無視したり落とした飴食わせたりしてただけやろ?
  そのくらいウチらかて毎日やってることやん」
ヒョヨン「考えてみたらそうやな」
ジンガー「まぁウチらの場合、いじめられてる奴にその自覚がないから問題になりようもないけどな(笑)」
ソナ「よくわかんない」


03 KARA
ギュリ「なになに…”グループ間の不仲はなかった。ただファヨンに自己管理能力、プロ意識が足りず、チーム(スタッフ)を守るため契約を解除した”やて?」
ニコル「まったく意味不明ですな」
ハラ「脚怪我したくらいで我が儘ゆうな、踊らんでエエからちゃんとステージに立てってことでしょう?」
スンヨン「それくらい当然だよなぁ」
ジヨン「はぁ? それをねえさんがゆう?」
ギュリ「日本デビュー直後に尾てい骨割ってひと月もテレビ出れへんかったくせに」
スンヨン「尾てい骨は子どもを産むのに関係してくる、女にとって重要なパーツやないか。大事をとっただけや。ファヨンの脚とはケースが違うがな」
ハラ「それ以外にも、ねえさんはもともと怪我が多いねん」
ニコル「そうやそうや。どんだけチームに迷惑かけたら(ぶつぶつ)」
スンヨン「そ、そうゆうけど、少女時代のティパニかてよお怪我で休んでるで」
ジヨン「あれはSMの成長計画らしいですよ。つまり仕事扱いです」
ニコル「実際美人になって復帰してくるからなぁ」
スンヨン「やったらウチの怪我も労災扱いにしろよ」
ギュリ「美人になって帰って来たらな(笑)」
スンヨン「むきーっ、貴様こそグループのことちっとも考えてないやないか。去年の分裂騒ぎの時も真っ先に裏切りやがって」
ギュリ「グループのこと考えてるからこそ、残ることに決めたんやないか」
スンヨン「うそつけ、ひとりだけええ条件提示されたんやろう」
ジヨン「やめえな、ねえさん」
スンヨン「む? 貴様も裏切りやがったな。さぁ、どんな条件で裏切ったのか、吐きやがれ!」
ジヨン「あーれーっ!」
どったんばったん
ハラ「(ため息)また始まったよ」
ニコル「結局女の子グループでメンバーが仲良しなんてありえへんよねえ」


04 少女時代
ティパニ「世論は圧倒的にファヨンに同情的やな」
テヨン「グァンスのおっさん、完全に火消しに失敗したな」
ヒョヨン「”グループ再編、やる気のない奴勘違いしてる奴は切る”て大阪市長みたいなこと言い出したのもおっさんやし、むしろ火種だよな」
ソヒョン「銀河連邦の”火種と火消し”が動いているのか。ドゥーズ大国もうかつには手を出せまい」
テヨン「お前、たまには意味のあることを言ったらどうなの?」
ジェシカ「SBSの【ピー】さんやMBCの【プー】さんが、もうT−araは出さねえって言ってる」
ソニ「番組のイメージ悪くなるからねえ」
ユリ「そやけど、ホンマにファヨンは被害者なだけやろうか?」
ヒョヨン「んなこたねえべ。喧嘩する奴はどっちもどっちだよ」
テヨン「ウチは無数の喧嘩を繰り返してきたけど、常に自分が正しかったと言えるぞ」
ティパニ「はいはい」
ソニ「T−araのジヨンがIUとスジの仲が良いのを羨んで”自分も混ぜて”ってツイッターで発言したらしいで。これも時期的にどうかと思うな」
ユリ「他のメンボよりIUやスジと遊びたいゆうてるようなもんやからね」
ユナ「あそこはホンマに仲悪いんやね」
ヒョヨン「それ以前に全員パボなのかも」
ソニ「それにしてもグァンス社長も自分のところのタレントを”トップスター気取り”とかゆわんでもええのにな」
ユナ「実際あれだけ売れてりゃトップスターやしね」
ユリ「そうそう。トップスターなら松葉杖投げようが、喚こうが自由やモンな」
スヨン「ウチら普段からそうしてるし」
全員「クッキーマンがマネージャーでよかったなぁ」


05 ピン芸人
IU「ファヨンが自由契約になったから、あちこちの事務所からヒキがあるんやって?」
マネージャー「そうみたいやね」
IU「わかってるやろうけど、間違ってもローエンに入れるんやないぞ」
マネージャー「ええ? でもそれはワシが決めることじゃ…(ぱかーん)いてて」
IU「直訴でも裏工作でもして阻止せえや。それが自分の仕事やろう、ボケ」
マネージャー「な、なんでそれがワシの仕事…?」
IU「この芸能界はな、もう93ラインは満員なんじゃ。最近じゃJUNIELとかゆう訳のわからん帰国子女まで湧いてきたからな。
  これ以上93ラインのピン芸人を増やしてたまるか」
JUNIEL「(ピョーン)ははぁ、それでせめてローエンには入れないようにしようって言うんですね」
IU「わぁっ、びっくりした(どきどき)」
JUNIEL「人間が小さいですよ、アイユさん。みんなトップを目指す仲間じゃないですか」
マネージャー「ど、どっから出てきたの?」
JUNIEL「細かいことは、言いっこなし(ぺちん)で・す・よ」
マネージャー「いてて(ぴゃー、可愛い)」
IU「(むかむか)人間が小さいってなんじゃい。貴様なら同じ事務所になっても平気だと?」
JUNIEL「はぁい、大歓迎です。だって生かすも殺すも、同じ事務所の方がやり易いじゃないですか?(ぐぇっへっへ)」
マネージャー「わぁ、可愛い顔で怖いことゆうてる」
JUNIEL「そんな訳でジュニはいま、新人グループAOAを応援してます」
IU「う〜む、気の毒に」


番外 わし
わし「ああーっ、こ、これは!?」
    
JOO「ど、どないした? ファヨンの車イス画像に新事実発見か?」
わし「大発見や! ファヨンが使うてるヘッドフォンはIUや大津と同じモンケのビーソロ(ホワイト)やないか!」
JOO「…どーでもええわ」







※T−ara事件…2012年8月初旬に芸能界を騒がせたファヨン解雇事件のこと。
 そもそもはメンバーのひとりファヨンが、7月23日のMBC『ショー! 音楽中心』の事前収録中に足首をひねり、松葉杖生活を余儀なくされたことが直接の発端。
 その後25日に日本の武道館で行われたコンサートでも松葉杖姿で現れ、ちゃんと参加出来なかった。
 雰囲気がおかしくなったのはこの直後で、ファヨン以外のメンバーがツイッターで「意志の差」とか「演技の天才に拍手」とか、あたかもファヨンにプロ根性が無く、怪我して痛がっているのは演技である、とうかがわれるようなコメントを載せたのである。
 一方ファヨンは「意志だけではどうにもならないこともある」とコメントし、見守っていたファンに「あいつら実は仲悪いんじゃね?」と思わせた。
 それに呼応するように、ネットにT−araのメンバーがファヨンをいじめているとして、その証拠を示すような動画が一斉にアップされた。
 この辺のネチネチ具合はネットで詳しく説明されている。
 もともとT−araにはそれ以前からいじめ問題が噂としてあったし、ファヨンは初めからいた訳ではなく、T−araに人気が出だした頃に追加されたメンバーなので、先輩メンバーとの仲が取り得沙汰されてもいた。
 騒ぎが大きくなる中、所属事務所コア・コンテンツの代表キム・グァンスは28日「30日にT−araに関する重大発表を行う」ことを明らかにし、一連の事件をどう収束させるのか注目された。
 30日、グァンス代表は資料を通じて「ファヨンを解雇する」と発表し、関心を持って待っていた世間はずっこけた。
 「世間で言われているいじめ問題は存在しない。ファヨンのために詳しく語らないけど、彼女はプロ意識に欠け、スタッフに迷惑を掛けるから、スタッフと協議した上でクビにした」と言う内容だった。
 これにファンが納得するはずもなく、「いじめを受けていた被害者はファヨンなのに、グループ存続のためにその被害者をクビにするのか」と一斉に反発した。
 すると代表は「ファヨンのために詳しく語らない」と言っていたのも関わらず。ファヨンがどれだけ我が儘な娘かと言うことを、文書で提出してきた。
 曰く、ファヨンは本番直前に舞台に上がることを放棄した、松葉杖を投げて泣きわめいた、など。
 ファヨンは控えめに「真実のない事実」とコメントするにとどめたが、傷ついている様子は充分うかがわれた。
 真実はともかく、この時点で世論はファヨンの味方についたようだ。
 怒ったファンは数千人単位でファンクラブを脱退し、ファンカフェはファヨン個人のファンカフェに模様代わり、「T−araに真実を求めます」というコミュニティまで出来た(そのメンバーの数はこれまでのT−araファンを遙かにしのぐ)。
 グァンス代表は火消しに躍起になるも、逆に風を送る結果となり、マスコミは大喜び、ファヨンの「もうやめてください」と言うツイートも功を奏さなかった。
 結局、グァンス氏を含むT−ara関係者は、全員これは自分たちの問題だから自分たちで解決出来ると考えていた風がある。が、もちろんもっとも大きなマスはファンなのであり、ファンなしで芸能人が成立するはずがないことに気づかなかったようだ。今回の事件はそのしっぺ返しと思われる。
 T−araは2012年上半期でもっとも売れた歌手であるにもかかわらず、初夏にグァンス代表はグループを再編すると言い出すなど、ファン心理を無視し芸能人を商品視する姿勢が目立っていた。彼の事務所代表としての資質を疑問視する声も上がっている。
 そうした中で、今のところまだ事態は収束していないのだが、T−araの韓国での活動は無期停止、日本ではガンガン売っていくという、これもまたネット社会の情報量を無視したような戦略を掲げている。
 ネタとしては面白いのだが、犠牲になるのはT−araメンバーやファヨンではなく、常にファンなのだという意識で舵取りをしていただきたいものだ。
 あー、少女時代のファンで良かった(笑)。


※AOAを応援するJUNIEL…2012年7月30日、JUNIELはソウル広壮洞で行われたAOAのデビューミニコンサートに応援に駆けつけた。
    
    画面左はCNBLUEのジョンヒョンとミンヒョク。