関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第300話 神との対話

キム・ヒョヨン:1989年9月22日生、仁川広域市出身。
        少女時代ではメインダンサーを務める。
        長い間他のメンバーの陰に隠れていたが、2011年以降、突如個別活動を開始。
        『青春不敗2』では卓越したバラエティセンスを、『Dancing with the Stars2』では卓越したダンス実力を発揮している。
        ルックスはデビュー当時から大幅にリファインされ、現在ではブス界一の美人アイドルと呼ばれている。
        人生の目標は良妻賢母。
        座右の銘は「立つ場所が変わらぬ山河の花となり、小川のように清らかで美しく、最高と最善を尽くす、勤勉、誠実、正直な人になれ」


おっちゃん「てゆうプロフィールで間違いないんやっけ、自分?」
ヒョヨン「”ブス界一の美人アイドル”ってのが気に入らんけど、まぁだいたいそんなところやね」
おっちゃん「ほぉ、ブスゆわれても堂々としたモンやな。気に入ったで」
ヒョヨン「ちゅうか、おっちゃん誰? いきなり他人(ひと)のテーブルに座り込んで、他人の焼酎飲みながら無礼なことゆうとるけど」
おっちゃん「しー…あんな、大きな声では言えんけど、実はワシ、神様やねん」
ヒョヨン「ほぉ。それはまた大物が来たな。そんで何の用? ウチをお迎えに来たとでも?」
おっちゃん「あ、信じてへんな?」
ヒョヨン「いや、信じてるって。そやからさっさと用件ゆうて自分のテーブルに戻ってや」
おっちゃん「そう煙たがるなや、ええ話持ってきたんやど。あ、おねえちゃん、”サザエとフグの夫婦盛り”ひと皿ちょうだい。あと焼酎のおかわりも」
チユル「はーい。で、どっちにつけます?」
おっちゃん「そら、このテーブルやがな」
チユル「ラジャー! マスター、”サザエとフグの夫婦盛り”入りましたー!」
ヒョヨン「マジかよ(呆)」
おっちゃん「ワシはなぁ、自分が長年少女時代で虐げられてきても、プライドを失わず生きてるその姿勢を評価してるねん」
ヒョヨン「別に虐げられてた自覚はないけど」
おっちゃん「あと、嘘をつきたくないからパフォーマンス中に他のメンボみたいに愛想笑いしないとか、立派やないか」
ヒョヨン「へー、なかなか詳しいな」
おっちゃん「ウィキペディアに書いてあったし」
ヒョヨン「(がく)全部ウィキ情報かい」
おっちゃん「そんなことないって、ちゃんと判ってるがな。
  今までかて、注目を浴びよう思うたら、ユナやパニやテヨンの近くに行けば、いくらでもテレビに映れた訳やん。
  そやけど、そうゆうことを一切して来なかったあたりにポリシーを感じるねん」
ヒョヨン「ポリシーゆうか、ウチは誰かの屏風になってまでテレビに映ることが目標やないんでね。己のパフォーマンスで注目されへんかったら意味がないやん」
おっちゃん「それがエライゆうねん。T−araのヒョミンやアフスクのジュヨンに聞かせてやりたいで」
ヒョヨン「いや、聞かせんでええよ。奴らは奴ら、ウチはウチさ(グイ)」
おっちゃん「カッコええ、ますます惚れたで、キム・ヒョヨン。
  そこでや、このワシ、神様からご褒美がありマース」
ヒョヨン「はー、あくまで神様キャラを通す気やな。そこまでゆうなら神様って証拠を見せてみろ」
おっちゃん「神様は絶対や。ワシが”ワシは神様や”ってゆうたら疑ったらいけないの。キミ、中近東辺りでそんなことゆうたら死刑になるよ。
  そやけど、ここは中近東でもないし、疑いを持たれたままじゃその後の話がしにくいよって、ひとつこうゆう話をしてやろう」
ヒョヨン「ほぉ」
おっちゃん「先日の夜中、自宅でテレビを見とるとき、何気にNHK−BSにチャンネルを変えてみたんや」
ヒョヨン「えらい庶民的な神様やな。てか、ただの日本人サラリーマンちゃうんか?」
おっちゃん「そしたら『AKB総選挙』やっててさ。眠かったんやけど、30位の発表やったんで、あと10人待てば”みるきー”が選ばれるなぁ思うて、そのまま見てたんよ」
ヒョヨン「その”みるきー”とやらの順位は覚えてた訳やな」
おっちゃん「うん。去年の圏外から19位に大躍進やもん、覚えてるがな。
  そんで、その直前の20位がこの春までいいともメンバーやった秋元才加で、むっちゃ悔しそうにしてたんが大笑いやったな。
  19位の”みるきー”もよかったけど、18位に入った山本彩も目が綺麗ですごく良かった。このふたりはNMB48のトップ2なんやで。時代はNMBやと思わん?」
ヒョヨン「いや、少女時代や(きっぱり)」
おっちゃん「そ、それはそうやね。当然や(汗)。
  で、24位に入った秦佐和子って娘がおってな。声優を目指してるだけあって、すごく綺麗な声してるの」
ヒョヨン「ふーん」
おっちゃん「それで”おっ”と思って画面をよく見たんやけど、鼻が思いっきり右向いてる変な顔やってん(がははははっ)。ジェシカ以上に歪んでたで(ひーひー)」
ヒョヨン「おっちゃん、そんなこと大声でゆうたら、どっちのペンからも刺されるで」
おっちゃん「そこや! 神を殺せる人間なんかおらん。そやから、ワシはなんでも言いたいこと言うてええねん。これが証拠な(なははは)」
ヒョヨン「…(頭イタ)。記念すべき関ソニョ第300話になんちゅうくだらない…」
おっちゃん「くだらないブログやからこそ、記念にとびっきりくだらない話を持ってきたのかも知れんぞ」
ヒョヨン「(こらあかんわ。さっさと帰ってもらお)で、そのアイドルマニアな神様が、ウチにご褒美ってなんやの?」
おっちゃん「自分を一日だけ少女時代の誰かと入れ替えてやろう」
ヒョヨン「はぁ? いきなりおとぎ話みたいなこと言い出したな」
おっちゃん「だって神様が叶える望みってこうゆうことやろ? ワシ、ちゃんと世間の需要も把握しとるんやで。なんちゅうても神様やからな(笑)。
  さぁ、誰と入れ替わる? ユナになって、美人美人と騒がれてもええ。テヨンになって男にもてまくるのもええ。
  パニやユリになってフェロモンまき散らしてもええし、シカになって居眠りこきまくっても、ソヒョンになって一日中陰気な顔をしてても、ソニになって牛のウンコ掃除をしてもええ。
  なんでも自分の望みのままや」
ヒョヨン「どれもあんまり嬉しくないような。特に後半」
おっちゃん「そうか? 誰もが羨む少女時代やで? ちなみに今スヨンになるとドラマの現場で監督からごっつ怒られるゆう特典つきです」
ヒョヨン「(誰もが羨む少女時代ゆわれても、もおすでに少女時代やしなぁ。奴らの素の顔も知り尽くしとるし…)うーん、やっぱりええわ」
おっちゃん「(がくっ)むぅ、やっぱりワシを信用しておらんのやな、ホンモンの神様やぞ。なんなら来年スギちゃんを売れなくすることだって出来るんやで」
ヒョヨン「別に信用してない訳やないけど(ちゅうか、神様ゆう証拠がAKB総選挙の話で、どう信用すりゃええのか逆に訊きたいわ)、ウチはウチやから。
  今まで他のメンボを羨ましく思って生きてきた訳やないし、ウチは自然体のウチが一番好き。そんな自分にプライドもあるから」
おっちゃん「うーむ、謙虚な奴。ワシが見込んだ通りやった。わかった、ここは自分の意見を尊重し、他のメンボの誰とも入れ替わらないようにしよう。
  今後とも、少女時代一のダンサー、ヒョヨンとして精進するがよい」
ヒョヨン「へい」
おっちゃん「(ふらり)ほな、ワシは帰る。焼酎、ごちそうさま」
ヒョヨン「バイバイキーン…てか、普通は”その謙虚さに対し褒美を与えよう”とかゆうて、金銀財宝でも置いてくもんやないんか? これじゃ、ただの食い逃げやんか」
おっちゃん「はっはっは、神様は気まぐれ。人生は不条理なもんじゃよ(ふらふら)」
チユル「あ、お客さん、危ない!」
キキーッ、パッカーン!!
おっちゃん「わーっ(くるくる、どーん)」
ヒョヨン「ああっ、神様が撥ねられた!?」
ひげ八親父「うーむ、ニーチェならこう言うやろう、”神は死んだ”と」
ヒョヨン「助けろよ!」







※さすがにこれを”文芸シリーズ”にする勇気はなかった(笑)