関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第255話 科捜研のユナ

沢口靖子ユナ「これが物証?」
内藤剛志「そうや。この写真が、現場に残されたただひとつの手がかりや。犯人(ホシ)はソシペンらしい」


    


ユナ「…(じー)変な顔」
内藤「アホか、少女時代のジェシカやぞ。めっちゃ美人やん」
ユナ「科学的に見て、人が美しいと思う顔は左右対称の場合がほとんどやねんで。そやけどこの顔は左右が極端に違う、ブスの証拠や。ちょっと待ってて」
内藤「なにを…?」
♪デッデッデッデッデッデッデッデッ… ←特徴的なBGM
カチャカチャ、ぽち、ジー
ユナ「ふう、出来たで(はい)」
内藤「な、なんや、これは?」


    


ユナ「ジェシカの左顔だけで作った顔や」
内藤「ぴゃー、ワシのシカたんが変顔にぃ」
ユナ「ほんでこっちは右顔で合成した写真」


    


内藤「な、なんちゅう悪趣味な…(わなわな)」
ユナ「こうしてみるとよおわかるやろ? 左右対象にしてみたらブッスい女、それがジェシカやねん」
内藤「アホか、左右対象にするからおかしゅうなるんや」
ユナ「科学は嘘をつかない。ウチが飛び抜けた美人なんも左右が揃った顔してるからや」
小野武彦「待て、マリコ。それは違うで」
ユナ「マリコゆうな。著作権が発生するやろ」
小野「世界でもっとも美しい絵画モナ・リザに描かれているリザ・デル・ジョコンドの肖像は左右の顔が不均等や。
  しかも、ダ・ヴィンチは謎めいた表情を与えるためにあえて左右を異なる角度で描いたとゆわれておる」
内藤「おお、てことはシカたんはモナ・リザと同じ、ミステリアスな美女ゆうことですね」
小野「科学的に間違いない!」
ユナ「(むかーっ)そんなアホなことあるかい。モナ・リザかてこうやって左右の顔を合成したら変な顔になるに決まってるわ」
がちゃがちゃ、じーこじーこ
内藤「わー、やめれ! 世界の名画を冒涜すんな!(バチ−ン!)」
ユナ「うきゃぁ(ごろごろ)。…いててて、右ほっぺが腫れたやんか」
内藤「よかったな、これでシカたんやモナ・リザと同じになったで(笑)」
ユナ「ぎゃふん」







※ドラマ『科捜研の女』のBGM…
 アニメ『パトレイバー』を始め押井守監督と長年コンビを組んでいる川井憲次が劇判を手がけているため、『パトレイバー』そっくり。
 だいたい勝手に作曲させるとすぐ『パトレイバー』調になるため、押井監督は毎回さまざまな制限を設けて、それを避けている。
 持ち味を殺す結果にも繋がりかねないが、「川井は出来る子だから」と言うのが押井監督の言い分である。
    


※ちなみに左右均等と言われるユナの右半分で顔を作ってみた
    
    確かにあまり違和感はない