関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第235話 清渓川の母、2012年を占う

ヒョヨン「占いはどないですか〜。よお当たる清渓川の母の占いでっせ〜。
  …はぁ、またおかんに留守番押しつけられてもおた。『太陽を抱いた月』がどんだけおもろいか判らんけど、仕事放っぽいて観に帰ることないやろうに」
カツカツ
ヒョヨン「あ、客が来た」
声「ええでっか?」
ヒョヨン「どうぞ、どうぞ。そこに掛けておくれやす。で、社長はん、なにを視まひょか?」
声「ほぉ。ワシが社長業やとすぐさま見抜くとはさすがですな」
ヒョヨン「それはもお…ん?(わー、ホンマにキム・ヨンミン社長やんか。あ、あかん、バレんようにしとこ)」
ごそごそ
ヨンミン「急にマント頭から被って、寒いんでっか?」
ヒョヨン「い、いえ、これが占いするときの格好なんですよ、ほほほ」
ヨンミン「なるほど。さっそくやけど、視ていただきたいのは仕事方面なんですわ」
ヒョヨン「はぁはぁ、ほな、この水晶玉をじっと見て」
ヨンミン「じーっ」
ヒョヨン「オモ、素晴らしい運の持ち主ですな。仕事運はバッチリのようです」
ヨンミン「まぁおかげさまで成功しとる方やとは思います。そやけど、今年大きな賭けに出るもんやから、その成否を視ていただこうかと」
ヒョヨン「なるほど、将来のことですな…(例の件かな? 一発カマかけてみるか)。
  んん…半島から世界へ流れる大きな勢いを感じます。特にこの広大なオレンジ色の地域…マンダリン?」
ヨンミン「(ぴゃー)さすが。ずばりお見通しや。おっしゃるとおり、我が社は今年増資を受け世界戦略に打って出ます。中でも最重要目標が中国なんですわ」
ヒョヨン「ほほぉ、ならばこのオレンジ色は臥龍の国のことでしたか(やれやれ正鵠を射貫いたぞ。これでなにゆうても信用されるで、うけけ)」
ヨンミン「ワシら、成功するでしょうか?」
ヒョヨン「それはもお大丈夫、まず間違いなくうまくいくでしょう」
ヨンミン「ほっ」
ヒョヨン「ただ、勢いには大きな2本の柱がありますが、それぞれ男の色と女の色が視えますな」
ヨンミン「ああ、スーパージュニアと少女時代でしょう」
ヒョヨン「なんと、あのグループの会社やったんでっか(判ってたけど^^)。このおばばでも知っとるくらい国民的アイドルやおまへんか」
ヨンミン「おおきに」
ヒョヨン「それでな、男グループ…スーパージュニアの方はやや流れが不安定ですねん。いくつかの支流に分かれたり、別の流れが合流したり。…これは兵役による乱れかな?」
ヨンミン「そうやろうと思います」
ヒョヨン「そこ行くと少女時代の方は、より太く乱れもない。勢いも一番強い。世界戦略の中心に据えるのは少女時代が吉と視えますわ」
ヨンミン「やっぱりそうですか(納得)」
ヒョヨン「そして…少女時代の中でも鍵を握るのは、一際オレンジが濃いこの娘…」
ヨンミン「だ、誰です?(ズイ)」
ヒョヨン「メンバーの中でも一番美しい…」
ヨンミン「ユナですか?」
ヒョヨン「(こけっ)い、いや、そうゆう名前ではなさそうな。一番運動が得意な…」
ヨンミン「ユリかな?」
ヒョヨン「歌が上手い」
ヨンミン「テヨン?」
ヒョヨン「人気者の」
ヨンミン「ティパニ?」
ヒョヨン「(うがーっ!)ヒョヨンて娘ですわ!」
ぴら〜
ヒョヨン「おっとっと(隠し)」
ヨンミン「お、おかあさん、そ、その顔は…!」
ヒョヨン「(しまった、見られたか)」
ヨンミン「ぶっさいくですなぁ(わっはっは)」
ヒョヨン「ほっとけや。とにかくその娘なら中国語も堪能やし、海外では大いに人気が出ると視えてますわ」
ヨンミン「そうかぁ、確かに欧米でも人気あったしな。オランダ妻みたいな顔しとるからかな」
ヒョヨン「オランダ妻てなんやねん」
ヨンミン「なるほど、大変参考になりました。今年はヒョヨンを中心に世界で大暴れしてやりますわ」
ヒョヨン「うんうん、それがええでしょう(ニコニコ)。また来てやー」


ヒョヨン「やったー、うまく誤魔化すどころかウチの売り込みも出来た。毎日、清渓川の母やろうかな(笑)」
声「あんにょーん」
ヒョヨン「はいはい、いらっしゃいませ。そこに掛けて」
声「あい(ぺたん)」
ヒョヨン「うわっ(こ、今度はジンリかい、続くもんやなぁ)。…そ、そんで、お悩みは?」
ソルリ「ウチ、世間の悪口に悩んでて」
ヒョヨン「とゆうと?」
ソルリ「ウチ、芸能人やってるんですけど、ネットとか雑誌で、態度が悪いとか整形してるとか、ひどいことゆわれてるんです」
ヒョヨン「はぁ(ここはお悩み相談所かよ)。そんなん芸能人ならありがちなことやないの?」
ソルリ「ありがちだからって、ゆわれた方は傷つくんです。慰めにならへんわ。
  態度や性格だって、ホントに悪いのはスジョンやし。それよりも少女時代ねえさんの方が100倍も悪いんですよ。なのに、なんでウチばかり」
ヒョヨン「それは仕方ない」
ソルリ「どうしてです?」
ヒョヨン「少女時代の方が100倍も売れとるからや! あれほどの大スターにたてつくマスコミはおらんよ」
ソルリ「むぅ(ぷくー)」
ヒョヨン「ちょっと言われただけでむくれるのはガキの証拠。少女時代かて、今のようになるまで、どんだけ悪口言われて来たことか」
ソルリ「よお知ってますね?」
ヒョヨン「そ、それは、この水晶が全部教えてくれるさかいな」
ソルリ「じゃあもひとつ訊きたいんでっけど、少女時代ねえさんみたいに売れるにはどおしたらええんでしょう?」
ヒョヨン「よしよし、やっと占いっぽくなった。そうゆう悩みなら視てしんぜましょう。じっとこの水晶を覗いて」
ソルリ「じー」
ヒョヨン「ふむふむ…(うひゃひゃ、水晶越しのジンリの顔、めっちゃへんやな。クエみたい)お、自分、もともと女優やな」 
ソルリ「そおです。天才子役と呼ばれてました」
ヒョヨン「そやのに、最近はお芝居から遠ざかってる?」
ソルリ「へえ。ソニョンねえ(ルナ)とかスジョンばっかりドラマに出て。
  ウチは個人活動そのものが少ないんですよ、MCをちょっとやったくらいで。あーあ、一番美人で才能があるのになぁ」
ヒョヨン「なるほど(性格だけは芸能人向きやな)…ふむふむ、今年は歌手活動は適当にしてドラマに出なさい。そうすれば運が向いてくるはずや」
ソルリ「グループで考えたら、歌手活動が勝負の年やと思うんやけど」
ヒョヨン「これだから素人は…。まぁ売れたくないなら好きにしたらええ(ぷい)」
ソルリ「そ、そんな、見放さんといてえな」
ヒョヨン「プロの意見を聞きに来たんやろ?」
ソルリ「そおでした。すんまへん。助言をお願いします」
ヒョヨン「しょうがないなぁ。とにかくドラマのオーディションに出て、役を掴むんや。
  お勧めはMBCの時代劇やな。平均して視聴率がええ」
ソルリ「はぁ(メモメモ)」
ヒョヨン「出来たら人気子役が出るドラマで、8割子供時代の話がええな。
  キム・セロンが何のドラマに出るか調べて、そのオーディションを受けるのも手やで」
ソルリ「かつての天才子役のウチが、人気子役のコバンザメみたいな真似を…(屈辱)」
ヒョヨン「そんな輪ゴムみたいな口してやがって、プライドだけで生きていけるか、このバカチンが!」
ソルリ「がーん!」
ヒョヨン「キム・セロンからシャーリーズ・セロンエマ・ワトソン井上和香とコバンザメ界の出世魚を目指せばええだけや」
ソルリ「(よろよろ)な、なんで井上和香が最終目標なんです?」
ヒョヨン「まぁ同じ”口が輪ゴム族”ということで。とにかく今はグループ活動は置いといて、自分の出世だけを考えるんや。
  そうしたらグループ全体の人気も上がってくるさかい」
ソルリ「わ、判りました。とりあえず、明日からキム・セロンの追っかけをやります」
ヒョヨン「そうそう、それがええ。頑張ってなぁ(わはははは)」


ジェア「視てくれます?」
ヒョヨン「はいはい。あ、これはなでしこJAPANのキャプテンやおまへんか。性の悩みですか?」
ジェア「誰が澤穂希や! よお見てみぃ」
ヒョヨン「これは失礼。元スーパーモンキーズのREINAさんやった」
ジェア「MAXぢゃねーよ! ブラウンアイドガールズじゃ!」
ヒョヨン「すんまへん。なんかブスさ加減がWっとったもんで、つい」
ジェア「似てまへん! 客を相手にボケるのも大概にしてや」
ヒョヨン「あんまりカリカリすると、もっと顔がくちゃくちゃになりまっせ。そうでなくとも生ゴミみたいな顔なんやから」
ジェア「な、生ゴミ…(がーん)」
ヒョヨン「ほんで、どないしました?」
ジェア「今年の運勢を視て欲しいんです(むかむか)。去年はそこそこええ年やったけど、今年はもっと良くしたいよって」
ヒョヨン「はいはい。ほんならこの水晶を見て…わー、まるでガラモンやな(笑)」
ジェア「え? ウチの未来がガラモン? ガラモンてなんです?」
ヒョヨン「いや、柄モンの服を着るとええて出てます。あと、そやな…お客さん4人グループ?」
ジェア「ブアゴルやってゆうたでしょ」
ヒョヨン「あんまり芸能界に詳しくないから」
ジェア「(ぶつぶつ)スーパーモンキーズは知っとるくせに」
ヒョヨン「今年は良くしたいて、どれぐらいの成功をお望みで?」
ジェア「そうやなぁ。もっかい『アブラカダブラ』みたいな大ヒットが欲しいなぁ。出来れば少女時代もかなわんくらい大噴火したい」
ヒョヨン「顔は噴火しとるけどな」
ジェア「(ムッキーッ)いちいち顔のことはゆわんでよろしい!」
ヒョヨン「うひゃひゃひゃ。…うん? おおっ、3人組になったらものすごくヒットすると出てますで」
ジェア「3人? 誰かをクビにするってこと?」
ヒョヨン「まぁそうゆうことでしょうな」
ジェア「そやけどガインはルックス的にもヴォーカル的にも外せないし、ミリョのラップも必要や。となるとナルシャ?」
ヒョヨン「もしくはジェア?」
ジェア「そおか、ウチが外れれば万事うまくいくな。よし、そおしよ…てバカ!」
ヒョヨン「でも水晶は嘘つかんもん(ウチはつくけどな)」
ジェア「ほ、ほんなら、ウチが抜けたらどんぐらいヒットするねん?」
ヒョヨン「えーと…出ました、オーロラ以上レインボー未満やそうです。どっちにしろ宙に浮いた状態ですな、気象現象だけに(はっはっは)」
ジェア「やってられるか、ボケ!」


ユナ「すいませーん、よろしいですか?」
ヒョヨン「はいはーい(さささ)。すんまへんな、寒いからホッカイロ買いに行ってたもんで…げげ(ユ、ユナや。顔、顔隠そう)」
ユナ「(ふう)おかあはん、人はなぜ恋をするのかしら?」
ヒョヨン「はぁ?」
ユナ「ウチの恋の行方を占ってくださいな」
ヒョヨン「恋って、あんた…、誰と?」
ユナ「その人は大スターなの。特に日本では、ウチらの人気も霞むくらいに」
ヒョヨン「ま、まさか、マッコリ野郎?」
ユナ「まぁ、さすが清渓川の母、すぐ判るのね」
ヒョヨン「そ、それが仕事やからね(ひえー)、そやけど、その人はオカマやないの?」
ユナ「オカマじゃないわ。オカマっぽいだけ。ちゃんと女性を愛することが出来るし、男の人にも女の人にもとても優しいのよ」
ヒョヨン「どおでもええけど、そのしゃべり方はなんやねん?」
ユナ「あ、これは気にしないで。今役に入っているから、どうしてもこうなるんです」
ヒョヨン「70年代風清純女性のしゃべり方ゆう訳か。そんで、なんでまたマッコリ野郎なんかに惚れたんや?」
ユナ「だって、ロケの時着替えてるの見たら…(図解)ここがこんなだったんですもの(キャッ)」
ヒョヨン「そ、そんなに? …(マジマジ)いやぁ、これはすごいで。マジでこんなやったら、ウチかて惚れてまうかも」
ユナ「ソレがね、彼の台詞に合わせて(図解)本番中にこっち向いたりそっち向いたりするの。可愛いでしょ?」
ヒョヨン「そうゆうことは画に描かんでもええよ」
ユナ「ドラマ観るときは注意しててね」
ヒョヨン「もちろん気にしておくけども」
ユナ「ドラマ『ラブレイン』は3月26日からKBS2の月・火ドラマ枠で放送予定です。お楽しみに!」
ヒョヨン「番宣女優か!」
ユナ「ウチと彼の恋、うまくいくかしら?」
ヒョヨン「どれどれ…ああ、大丈夫や、何の問題もない」
ユナ「ホントに?(喜)」
ヒョヨン「これほどお似合いのカップルもおらんで。普通に仕事に集中しとったら、ごく自然に愛し合うようになる」
ユナ「(じーん)彼のオカマキャラも治るかしら?」
ヒョヨン「それは判らんけど、どおせ人前じゃオレ様キャラなんやから問題ないんじゃね?」
ユナ「それはそうですね。ありがとう、おかあさん。ウチ、勇気が湧いてきたわ。明日からも、お仕事頑張ります!」
ヒョヨン「はいはい、気をつけて帰りなはれや(あんにょ〜ん)。
  …ふふふ、自分とオカマがうまくいく訳あるかい、バーカ。
  そやけど、これで邪魔者がひとり減ったで。キムタクはウチのもんじゃ、けけけ」
ユナ「(ひょい)工藤静香のスタイルからして、キムタクのここはこんぐらいやと思うんやけど」
ヒョヨン「さっさと帰れ、アホ!」


ジェシカ「ウチ、今度新曲を出したんやけど」
ヒョヨン「とゆうと、歌手の人でっか?」
ジェシカ「へえ。キューティ・ブロンドと申します」
ヒョヨン「(ダサッ。占いで偽名を使う理由が判らんわ)」
ジェシカ「ウチの曲は売れるでしょうか?」
ヒョヨン「どれどれ…うーん、その曲はドラマのOSTですな」
ジェシカ「あい」
ヒョヨン「なんと裏番組が『太陽を抱いた月』…これは苦戦しますよ、キューティさん」
ジェシカ「ホンマでっか? 今年の歌謡大賞を狙ってるんですけど」
ヒョヨン「それは厚かましい」
ジェシカ「そーかなぁ、ささやかな望みやと思うけど。そしたら、一体どおしたらヒットさせることが出来ますか?」
ヒョヨン「ちょっと待って…おっ、ヒットを邪魔しとる影が見えます。男の影や」
ジェシカ「えー、どの男やろ?」
ヒョヨン「(がくっ)そんなに身に覚えが?」
ジェシカ「まぁ多少はね(ほほほ)」
ヒョヨン「そおですね、この影は頭部がちょっとハゲてますね。わかった、影がハゲで下げなんですわ」
ジェシカ「(ちっ)あいつか…!」
ヒョヨン「さっそくそのハゲと別れなさい。そうすればヒットするでしょう」
ジェシカ「判りました。すぐ電話します(ぽぴぽぴぽ)…よぼせよ〜、もおオッパとはこれきりや、二度と逢わへんで(ぽち)…別れました」
ヒョヨン「決断早いですなぁ。今の相手はやっぱり、コメディアンの…?」
ジェシカ「ええ、モト冬樹さんですの、ほほほ、お恥ずかしい」
ヒョヨン「(コケッ)どんだけハゲ好きやねん!」


ヒョヨン「芸能活動に違和感? どうゆうところが?」
エムボ「なんちゅうか、世間に女性として見られてないゆうか。ペンも女の人ばかりやし」
ヒョヨン「確かにボーイッシュな雰囲気してはりますな」
エムボ「そやけど、デビュー前は普通にスカート穿いたりしてたんでっせ」
ヒョヨン「練習生時代のことは知っとるけど、今のカッコの方が全然似合うてる思うけどな」
エムボ「え、なんでウチの練習生の頃を?」
ヒョヨン「おほほ、この水晶玉がすべてまるっとお見通しなんですわ」
エムボ「すげー」
ヒョヨン「今は同じグループのメンボが特別美人で女性らしい人ばっかりやから、尚更男に見られるんですわ。
  ここはひとつ、男グループと活動してみたら?」
エムボ「コラボでっか?」
ヒョヨン「そうそう。大国男児のカラムなんかどお?」
エムボ「カラムと絡む?」
ヒョヨン「(ずるっ)…カラムが『愛を歌うより俺に溺れろ!』みたいに女装して、お宅は男装で、つまり逆トラブルメイカー状態ね。ステージの上で思いっきりカラムの尻を触ってやればええ」
エムボ「ウチは女らしく扱われたいの! 男役やってどないすんねん」
ヒョヨン「そしたらSMEの新人グループ…」
エムボ「エクソでっか?」
ヒョヨン「うん、エクソはかっこいい男ばっかりやから、その中に入ればさすがの自分も女の子に見えるかも」
エムボ「うーん、エクソとコラボかぁ」
ヒョヨン「エプエクス+エクソでエプエクソね。そんで松田聖子のデビュー曲を女の子っぽく歌う」
エムボ「松田聖子?」
ヒョヨン「♪エムボの〜秘密あげた〜いわ、”ウチの秘密…実は女やったんです。本当の名前は山田由紀子”なんちゅうてね。」
エムボ「最初から女ゆうとるわ! 真面目にやれ!」


IU「今年日本に進出するんですけど」
ヒョヨン「大失敗です(きっぱり)」


キム・ジャンフン「ワシの病気はどうやったら治るんでしょう?」
ヒョヨン「ええ? そうゆう悩みなら医者に相談してもろた方が…」
ジャンフン「医者とはガキの頃からの付き合いやけど、ちっとも治らへんのです。
  今回もヒチョルくんにコラボして貰うて新曲出したのに、カムバックしたとたんに入院なんて、彼に申し訳ない」
ヒョヨン「あー(あったなぁそうゆう事件が)…とりあえず視てみますか。んー、お客さん、パニック障害ですね?」
ジャンフン「へえ。発作が起きると、どうしようもなく不安感が押し寄せて、息が出来んようになるんです」
ヒョヨン「歌手がそんな持病もっとったら致命的ですな」
ジャンフン「治療を受けて治った思うてたんですけど(しょんぼり)」
ヒョヨン「そやけどなぁ…心の病は難しいしなぁ」
ジャンフン「心やない、神経の病や。有効な治療さえすれば必ず治るはずなんや」
ヒョヨン「(そう思うなら医者行けよ、めんどくさい)…はぁ、なるほど」
ジャンフン「なにか視えましたか?」
ヒョヨン「はっきりと。にいさんの救世主は金髪の天使…少女時代のヒョヨンと出ておる」
ジャンフン「少女時代?」
ヒョヨン「さよう、これからは常に少女時代の曲を聴き、ヒョヨンの出てるテレビを観る。出来ればコンサートも観た方がええでしょう」
ジャンフン「あの子ら、国内でコンサートとかやってます?」
ヒョヨン「海外まで追いかけて行けばええやん」
ジャンフン「ぴゃー」
ヒョヨン「CDも全部買い、サイン会にも出かける、ヲタ芸も覚えるのです」
ジャンフン「わ、わかりました。ただ、ひとつだけ質問が…」
ヒョヨン「なんです?」
ジャンフン「ヒョヨンてどの子でしょう?」
ヒョヨン「(こけっ)」
ジャンフン「ユナとティパニとジェシカとユリとテヨンとスヨンとソヒョンは顔が判るんですが」
ヒョヨン「残りのふたりのうち、ソニじゃない方や、ボケ!」
ジャンフン「ははぁ、ブスな方ですね?」
ヒョヨン「うっ…(ここで”綺麗な方や”と言うと、美醜の感覚がおかしくてソニを応援するかもしれん。”金髪の方や”ゆうてもどっちも金髪やし)
  す、好きな方を応援したらよろし」
ジャンフン「判りました。そうしますわ」
ヒョヨン「くそ−、なんか敗北感が…。パニック障害になりそうや」


JOO「今年、ウチのカムバックは…」
ヒョヨン「ありません(ばっさり)」


作者「ビクトリアのキャラで悩んでまして」
ヒョヨン「とゆうと?」
作者「よく知らないうちにドSの女王として出演させたんですが、『青春不敗』などで見る限り、彼女はポワーンとした天然キャラじゃないですか。
  あまりにも現実と乖離してしまっているので、作品にリアリティが不足すると言うか、なんと言うか…」
ヒョヨン「大丈夫や。気にせず続けなさい」
作者「え?」
ヒョヨン「今までテヨンにしろソヒョンにしろ、現実のキャラを反映したことなかったやないの」
作者「そゆうたらそうですね。…(ほっ)気が楽になりました。これからも好き勝手に妄想して書き続けます」
ヒョヨン「うんうん。ただし、ヒョヨンだけは現実通り、美人で性格が良く、歌が上手くて人気者となさい」
作者「それが一番嘘なんじゃ…」


てってけてってけ
清渓川の母「(はぁはぁ)お待たせー。長いこと店番させてスマンかったな」
ヒョヨン「ホンマ勘弁してや。えらいお客さん来たよって、誤魔化すの大変やったんやで」
清渓川の母「ほー(じゃらじゃら)ホンマや、仰山稼いだな」
ヒョヨン「バイト代弾んでや」
清渓川の母「あんたもお本業で充分稼いどるやないの。…そや、バイト代がわりにウチが占ってあげるわ」
ヒョヨン「えー?」
清渓川の母「なんでもええで。一番高い金銭運や恋愛運でもかまへんから」
ヒョヨン「ほんなら結婚運を視て貰おうかな。いつ素敵な彼と結婚できるか。相手がキムタクなら30歳までは待ってもええで」
清渓川の母「わかったわかった。張り切って占うわ」
ヒョヨン「(どきどき)」
バサバサ、ドバシャシャー!
清渓川の母「わぁ、切ってる途中でタロットがみんな落ちてもうた」
ヒョヨン「…(ふ、不吉な)」
ポキーン!
清渓川の母「げー、筮竹が折れた!」
パキーン!
清渓川の母「ぴゃー、水晶まで割れた!」
ヒョヨン「ええ加減にせえ! もおええわ、自分で星見て占うから」
清渓川の母「えらいすんまへん。今日は調子悪いからそないしてや」

ヒョヨン「ピャーッ!」
清渓川の母「ど、どないした?」
ヒョヨン「ほ、星が、星が…(へなへな)」
清渓川の母「うわーっ、夜空の星がひとつ残らず消えてもうてるー! 『宇宙消失』やぁ!」
ヒョヨン「こ、これがウチの結婚運か…(呆然)」
清渓川の母「あ、今夜は曇りやった(ぽん!)」
ヒョヨン「ええ加減にしなさい!」







ジェシカの新曲…ジェシカも出演するドラマ『ワイルドロマンス』のOSTとして2012年1月19日に公開された。
 ドラマの内容に合わせて明るいポップスで、ラッパー、キム・ジンピョとのコラボレーションである。
     Jessica & Kim Jin Pyo 『어쩜』


※カラム…男5人のアイドルグループ大国男児のメンバーで、中性的な顔立ちをしている。
 新條まゆのコミックを映画化した『愛を歌うより俺に溺れろ!』(2012年公開予定)で、女性的で“姫”と呼ばれている少年の役を演じる。
     『愛を歌うより俺に溺れろ!』
    左側がカラム。


※キム・ジャンフン…1967年生まれのポップス歌手。渋い声の反日家、と言うか愛国主義者。
 2011年9月下旬にスーパージュニア、キム・ヒチョルとデュエットした『別れ ホンマにワシらしい』で久しぶりに活動を開始した。
 音楽番組では、基礎軍事訓練を受けるために入所したヒチョルの代わりに、スーパージュニアメンバーのイェソン、ウニョク、シンドンなどが相手を務めるなど話題をまいたが、
 3週後の10月18日、パニック障害の発作で緊急入院、すべての活動休止を余儀なくされた。
     『別れ ホンマにワシらしい』


※『宇宙消失』…オーストラリアのSF作家グレッグ・イーガンの小説。
 ある日突然地球の空からすべての星が消えるというショッキングな導入部がある。