関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第229話 ちょろい商売

若者「おっかぁ、オラ軍隊さ入るだ!」
オモニ「オモ! 急になに言い出すだよ、この子は」
若者「『青春不敗3』で、ひょっとしたらこんな田舎にもめんこいアイドルの娘っ子が来るかも、思で辛抱しとったけんど、昨夜の『クリスマスの童話』観てたら判ったんだど。
  アイドルは軍隊に慰問に来るだよ。んだで、オラ軍隊に行って少女時代に会うだ!」
オモニ「はぁー、夢みたいなこどばかり言っていねずで、さっさとデコン掘って来てけろ」
若者「んだらば行ぐで、おっかぁ! ユリやぁ(でででで)」
オモニ「ぴゃ〜、パボな童っ子だこど」
…2年後
若者「(よろよろ)おっかぁ、今けえったで」
オモニ「オモ、おでれーた! パボ息子だぁ。少女時代たらユリたらには会えたごとかよ?」
若者「(ふりふり)アンデだっけぇ。兵役中に慰問に来たのはフルチンのパク・ジニョンと森三中だけだったさ」
オモニ「イルボンも慰問に来ただか?」
若者「間違えた、ピギー・ドールズだったさ」
オモニ「そやっけ、とーちゃん生きとる間に言ったさ、『軍隊なめるな』て」
若者「た、確かになめとったわ(がくっ)」


ナレーション「なんて経験、あなたにはありませんか?」
野村総研●●さん「新兵が通常の軍隊勤務で少女時代に遭遇出来る機会は860万分の1です」
ナレーション「そう、この確率は、海辺に行って『釣りバカ日誌』のロケに遭遇するより、遙かに低いのです」
若者「んだば、どおすれば?」
ナレーション「そんなあなたのために、当社がフィギュアの老舗海洋堂とコラボレーション。9年の開発期間をかけ作り出したのが、少女時代フィギュアの決定版”Genieシリーズ”です!」
バーン!(完成イメージ)
ナレーション「週刊少女時代クロニクル(Genie篇)であなたも少女時代に逢えます。
  個性豊かな9人のメンバーの表情、ユリの太ももライン、ティファニーの寸胴半ケツ、普段は見れないジェシカの右頬の2連ホクロにいたるまで完璧に再現。
  さらに9人の美脚がシンクロする、驚きの可動関節機構を採用。どんなポーズも思いのまま。片足を蹴り上げた状態でも美しく固定出来るスケルトン台座付き。
  さらにさらに初登場ミュージックバンクバージョンに加え、めざましテレビヘリポートバージョン、大阪城ホール”お呼びですか?”バージョンなど、ファン垂涎の舞台装置及び、衣装も付属」
若者「ほ、欲しいずら!」
ナレーション「創刊号には少女時代のデビューまでを詳細に綴った『関西ソニョシデ−ビギンズ』とデータ集。フィギュアパーツはサニーの右手中指・左足薬指とヒョヨンの左右つけまつげ豪華4点をセットして初回特別価格7990ウォン!」
野村総研●●さん「これで少女時代に会える確率は100%です」
若者「ぴゃ〜! 大盤振る舞いだで。全730号、買い続けるぞ−!」
デアゴスティーニ(ちゃん)







※本屋に行ったら『週刊TOYOTA2000GT』が出ててさすがに心が揺らいだ。
 でも冷静に考えたら創刊号こそ安いけど、以後は毎週2000円前後の出費で65回払い続けないと完成しない。
 しかもこちとらの腕によっては、製作過程で組み立てを失敗する、パーツを失くすなどと言うことも考えられる。
 2000円×65=13万円である。(調べたら全号買うと115350円だそうです)
 13万あったら大概の完成品ミニカーは買えてしまうのでバカバカしくなってやめた(毎回こんな感じでちょっと葛藤する)。
 でもこれまでは100号完結とか、300号なんてのもあったらしいから買い続けた人はえらいわぁ。



※たぶんこんな奴とは違うでしょう(笑)
    
    誰が誰やら(笑)