関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第208話 The Boys

01:The Boys
スマン「なんか、出来上がってみたらタイトル曲以外、けっこー普通のアルバムになったなぁ」
ヨンミン「せめてテディ・ライリーの曲があとひとつ欲しかったですね」
パク・ジュンヨン「あまり先鋭的になってもあかん、コンサートでペンが一緒に歌える曲が必要やと、先生がご自分でおっしゃいましたよって」
スマン「そんなことゆうたっけ?」
ジュンヨン「へえ」
スマン「何月何日の何時何分何秒にどこでゆうたん? 証拠はあんの?」
ジュンヨン「…(こ、こいつ)」
ヨンミン「まぁまぁ、出来てもうたもんは仕方ありまへんがな。それにこれはこれでええ曲揃いですし」
スマン「う〜ん。日本で出したアルバムがカッコ良かったからなぁ。ちょっとインパクトに欠ける気がするねん」
ジュンヨン「自らハードル上げすぎた感はありますね」
スマン「なんやねん、他人事みたいに。自分の責任やからな(ムキーッ)」
ジュンヨン「も、申し訳ありまへん(くそー、ワシはゆわれたとおりやっただけやのに)」
ヨンミン「責任云々は売れへんかった時にする話です。今の少女時代やったらどんなアルバムでも飛ぶように売れますよ」
スマン「ま、それはそやけどな。ウチの猫が書いても売れる思うときあるモン」
ジュンヨン「(猫が作曲するかよ)ほな次回は先生が書きますか?」
スマン「なんやとー!」
ジュンヨン「ひーっ」
スマン「ええアイデアやないけ」
ヨンミン/ジュンヨン「あらっ(こけっ)」
スマン「次は社員みんなで曲を作って外注費を浮かそう。決まりー!」
ヨンミン「とほほ(勘弁してくれや)」


02:텔레파시 (Thelepathy)
ユリ「テレパシーってあれか? アムロララァが戦いながら会話してる奴か?」
ソヒョン「あれはテレパシーやなくて人の意識が重力から解き放たれて拡散しとるんや。冨野監督がそおゆうてはる」
ソニ「そやけど表現としてテレパシーとの差別化が出来てない時点で、テレパシーゆわれても仕方ないやろな」
ユナ「実際にテレパシーてあるんかな?」
ヒョヨン「どおやろ? なんか虫の知らせみたいなことはあるかもしれんけど」
テヨン「テレパシーは実在する!(どーん)」
ユナ「ええっ? 幽霊やUFOは否定するのに超能力は信じるんか?」
テヨン「だってウチ、テレパシー使えるもん」
全員「マジ?(ぴゃー)」
スヨン「ほ、ほんならウチがなに考えてるか、当ててみて?」
テヨン「う〜ん…(ぴ〜ん)わかった! ”腹減ったなぁ。今晩なに食おか”やな」
スヨン「ひゃー、大正解やぁ。恐るべし、テレパシーの世界」
全員「(そんなん誰かてわかるがな)」
テヨン「いしし」


03:Say Yes
ティパニ「♪何度もゆうよ 君は確かに 僕を愛し〜てる〜 Say Yes
  ”僕は死にまっしぇん、あなたがしゅきだから〜”…なんてお約束をやると思うたら大間違いやで!」
ソニ「もおやっとるがな」
ジェシカ「(クルクルクル)♪歯医者にお〜なり〜! あんたは痛みを与える天才
  歯医者にお〜なり〜! 残酷な奴ほど儲かるで
  歯医者なら大正解ーーーー!
ユナ「な、なんじゃ、その歌?」
ヒョヨン「(ラップ)みなさん、恐怖の歯医者さんですよ
  笑気ガスを自分で吸っちゃう Oh My God!
ジェシカ「うひゃひゃひゃー」
ヒョヨン「(ラップ)患者さんはたまったもんじゃないよ サド侯爵も真っ青さ
ジェシカ「♪Say Ah〜(アーッってゆえや)」
ユナ「は?」
ジェシカ「♪Say Ah〜!
ユナ「あー」
ジェシカ「♪Say Ah〜!!
ユナ「あ〜〜〜(あんぐり)」 ← ワニ顔
ジェシカ「♪虫歯見〜っけ(むんず)」
ユナ「いたたたた」
ジェシカ「…ってゆう歌の方がよかったなぁ」
ユナ「人の虫歯で遊ぶな!(ズキズキ)」


04:Trick
テヨン「テレビ出演の日は、まいど準備が大変やなぁ(もそもそ)」
ソニ「(ばーん)体重が激減して、腹の肉だけやなく胸までツクツクになったキム・テヨン!」
テヨン「わ、なんやねん、急に」
ソニ「なんとか女性らしい身体に見せようと、胸用カルチャンを2枚、いや3枚重ねにして世を謀りやがって。
  お前のやっとることなんか、全部するっとまるっとお見通しやっ!」
テヨン「それって貧乳の奴がゆう台詞やなかったか?」
ソニ「そ、そやね。ウチは貧乳やなかったな。ほな、あんた言いなさいよ」
ユナ「なんでウチが…」
ソニ「貧乳刑事ユナ」
ユナ「(むきー)牝鹿や!」
スヨン「(じゃーん)まぁまぁ、ここはこの栗間太澄が解決してあげましょう」
テヨン「また変な奴が(頭イタ)」
スヨン「来ました、来ました。手力です!」
テヨン「やかましい!(ごちん)」
スヨン「(きゃんきゃん)♪殴られるために生まれたんじゃなぁい


05:봄날 (How Great Is Your Love)
ミョンス「たらった、たらった(ルンルン)。
  ♪今日は憧れのボムたんとデートやねん。下着もおろしたてやし、ホテルも予約済み。どんな展開になってもOKやでぇ
声「待てーい!」
ミョンス「む、何者?」
声「この痴れ者め。不倫ばっかりしやがって、ワシの可愛いシカたんが泣いておるやないか」
ミョンス「ゆうとくけど、シカとも不倫やからな」
声「理屈をゆうな。貴様のようなチ○コに手足の生えたような奴は、このアジョシ仮面マンが成敗してくれる」
ミョンス「なに? 自分がいま世間を騒がしているアジョシ仮面マンか」
アジョシ仮面マン「天誅!(シュ、シュー)」
ミョンス「わぁ、何をする!」
アジョシ仮面マン「はっはっは、男性ホルモンから作った強力な禿げ促進剤をスプレーしてやったで。貴様の毛根は、もう死んでいる!」
ミョンス「(がーん)な、なんちゅうことしてくれるねん。ワシの大事な髪の毛が(ハラハラ)わー、もお抜けて来た」
アジョシ仮面マン「ええか、今度シカたんを泣かすようなことがあったら、全身にガムテープ巻いてビーッてしてやるからな」
ミョンス「(泣)そんなことされたら体中の毛がのおなってまうわ」
アジョシ仮面マン「わかったらデートは諦めてさっさと帰るがよい」
ミョンス「わーん、せっかく今日はボムたんの日やと思うてたのに。憶えてろ、アジョシ仮面マンめ(しばばばば)」
アジョシ仮面マン「色に心奪われた愚かな奴(ふっ)」
ジェシカ「(そー)オッパの浮気を防いでくれたのね。ありがとう、テギョ…いいえ、アジョシ仮面マン…」

ジェシカ「て、歌詞なん?」
スヨン「全然違うわ、アホー」


06:My J
ティパニ「My J? このJって誰のことやろ?」
ソヒョン「チャン・グンソクのことやない?」
ティパニ「(ぞー)なんでそうなる?」
グンソク「オレ様、来たー!(てててて)」
テヨン「呼んでねえよ」
グンソク「冷たいこといわないでよぉ。ボクとユナちゃんとは何度も一緒に朝を迎えた仲なんよ」
ユナ「撮影でやろ。気色の悪いことゆわんといて」
ヒョヨン「自分が日本でコンサートばっかりやってるから『愛の雨』の撮影が全然進んでないらしいなぁ」
グンソク「ボクのせいやゆうの?
  ユン・ソクホ監督がボクよりユナちゃんばっかり可愛がるから、気を引こう思うてちょっと無茶なスケジュール入れてみただけやないの」
ヒョヨン「そんなことで無茶すんなよ」
ユナ「おかげでこっちも歌手活動に専念できてええけどな」
グンソク「ボクね、ずっといても平気なくらい日本が好きなんよ。二丁目にたくさんお友達出来たし」
テヨン「(げえ)楽しそうやな」
グンソク「そうなんよ。今度紹介するわ、マイ・ゲイ(フレンド)」
ティパニ「なるほど、そうゆうことか…て、バカ!」


07:OSCAR
オスカル「アンドレ、自分、眼が…」
アンドレ「神はん、もっかい光を! ワシにはまだ見たいものがあるんや!」
オスカル「おお、アンドレ、なにを見たいんや。ウチが連れてってやるで」
アンドレ「その声はラスカル…」
オスカル「アライグマやない!」
アンドレ「ワシは、新、し…世界を…(はぁはぁ)」
オスカル「すべての人々が平等になった、革命後の新しい世界やな。わかった。ウチが必ず実現させてみせるで」
アンドレ「ちゃうねん、最後に通天閣見て死にたいねん。そやから新世界へ」
オスカル「はぁ?」
アンドレ♪ワテは浪速の男やで〜おんどれ
オスカル「死んでまえ、ボケ」


08:Top Secret
ユリ「みなさーん、こんにちは! お茶の間奥様のユリで〜す」
ティパニ「パニパニティパニで〜す」
ユリ「今日の『ショー音楽中心』は、T.O.Pさんと」
ティパニ「Secretのみなさんがゲストです。お楽しみに〜」

ユリ「なに見てんだよ。そんだけだよ、そんだけ(けっ)」


09:Lazy Girl(Dolce Far Niente)
パク・ジュンヨン「ほんで、ここがまたジェシカのパートね」
ジェシカ「あい」
スヨン「えー、今回シカのパートが多過ぎへん? ずるいわ」
ジュンヨン「この歌に限っては仕方ないやろ」
スヨン「なんで?」
ティパニ「だってタイトルが『怠惰な少女(何にもしない楽しみ)』ゆうんやもん」
スヨン「はー、シカそのものやなぁ」
ジュンヨン「それに”Dolce Far Niente”はイタリア語として訳すと”なにも乗ってないデザート”ゆう意味やで」
スヨン「わーそんなつまらん歌いやや。そんなんシカがひとりで歌うたらええわ」
ジェシカ「はいはい(いししし)」


10:제자리 걸음 (Sunflower)
スマン「ひまわりと言えば?」
ティパニ「ヘンリー・マンシーニ
ソヒョン「ゴッホ
ヒョヨン「さすが狂気に惹かれる少女やな」
クッキーマン「嶋田加織のヌードグラビア」
ぽか
スヨン「乙女を前にヌードとかゆうな」
スマン「ほな、足踏みと言えば?」
ジェシカ「ミシン」
ユナ「脱穀機」
クッキーマン「いつの時代の話や」
テヨン「ダイエット」
ユリ「もおそれ以上痩せんでええて」
スマン「ぶー、答えはビクちゃんでした」
ヒョヨン「は?」
スマン「鞭、蝋燭、三角木馬、これもみんなビクちゃんね」
ソヒョン「だったら足踏みやなくて踏みつけやろ」
スマン「そのとおり。この曲は”SMホテル・サンフラワーで踏みつけプレイ”、その興奮と悦びを歌うた曲やねん」
ヒョヨン「そんな歌ばっか(とほほ)」



11:비타민 (Vitamin)
テヨン「はー、だりーなぁ。さすがに疲れが溜まってるわ」
ユナ「おねえ、そんなときはこれ飲んで。ユナヴィタ500!」
テヨン「なんやねん、これ?」
ユナ「ウチが開発した健康飲料や。これを売り出して大儲けしたるねん(いしし)」
テヨン「ま、まさか、羊の羊水で作ったとかゆうんやないやろな?」
ユナ「ちゃうがな。ちゃんとレッドブルとオロCとユンケルを混ぜて作ってる」
テヨン「(がく)それはそれであかんような」
ユナ「なぁ、おねえのおとん、社長さんやろ。つまり経営のプロや」
テヨン「そんなたいそうなもんやないけどな」
ユナ「ウチ、ユナヴィタ500の会社興すから、面倒見てくれへんかな?」
テヨン「あかんあかん、サイドビジネスは身を滅ぼすで。JYJ見たらわかるやろ」
ユナ「そやかてお金儲けしたいモン(ぷー)。『愛の雨』の中でさりげなくユナヴィタ500飲んだり、ラベルもグンソクの顔にしたりして宣伝の手段は考えてるんや」
テヨン「無許可でか?(アホな子やなぁ) そんなもんに我が家を巻き込むなよ」
ソヒョン「その話、ウチが乗ったで」
ユナ「ホンマ?」
ソヒョン「ウチのおかんかて経営のプロや。あんじょうやりまっせ」
ユナ「わーい」
テヨン「なにか企らんどるな」
ソヒョン「ぴーぴー」
テヨン「滋養強壮のためゆうて、トカゲの黒焼きとか芋虫とか、いろいろ入れる気やな」
ソヒョン「ぎくっ」
ユナ「ホンマやの? そんなんあかんで。ちゃんとしたもん入れてや」
ソヒョン「い、いや、ウチはただ、サツマイモの粉を入れたかっただけや」
ユナ「サツマイモかぁ。そんならええかな」
ユリ「山芋の粉も入れよう。ウチも乗るわ、その話」
ユナ「ぴゃー、これは心強い。よーし、みんなで頑張って大金持ちになろうで」
3人「おーっ!」
テヨン「売れるか、そんなドリンク」


12:Mr.Taxi[Korean Version]
ティパニ「♪ソウル、そっからトキオ、ロンドン、ニューヨーク…てなってるやん? なんでトキオとソウルを入れ替えたん?」
ヒョヨン「愚問や。それでも韓国人か」
ティパニ「違いますけど」
ヒョヨン「我が国の地名を豚足国の後に持ってくることなど、韓国人のプライドが許さんのじゃ」
ティパニ「でも日本じゃ、♪トキオ、ソウル、ロンドン、ニューヨークて平気で歌ってたやん。韓国の人もそれで文句ゆうたりしてへんかったで」
ヒョヨン「そ、それは”郷に入りては郷に従え”ゆうからな。あっちはあっちでプライドがあるねんから」
ソニ「そおそお、そやからあっちじゃ”日韓”、こっちじゃ”韓日”てゆう表現になるんや」
ヒョヨン「中国とかでも同じやぞ」
ティパニ「ほなアメリカでやるときはニューヨークが頭に来て、イギリスでやるときはロンドンが最初ってこと?」
ソニ「ま、まぁ、そうなるのかな」
ティパニ「その時のソウルとトキオの序列はどおなるん?」
ヒョヨン「それはやな、えーと、観客席を見て韓国人が多かったらソウルが先、日本人が多かったらトキオが先や」
ティパニ「顔見ただけじゃわからないんやないの?」
ソニ「言葉でわかるやろ、アホやな」
ティパニ「ニューヨークとかロンドンの話やで。アジア人といえども英語で喋ってるはずやん」
ヒョヨン/ソニ「う…」
ティパニ「なぁなぁ、教えてや」
ヒョヨン/ソニ「うるさーい! 美国いってPUFFYにでも訊いて来いや、ボケー!」
ティパニ「わぁ、逆ギレやぁ」


Bonus Track:TRX
スマン「新しい少女グループの名前やが”TRX”に決めたで」
イ・ジョンア「へえ、f(x)寄りのネーミングですね。ガールズグループには少女時代以外に漢字由来の名前がないから、そっち路線で行くのかと思うてましたが」
スマン「ワシもそのつもりで美脚時代とか数の子天井痴喜とか考えてたんやけど、ジェシカが『ドボイズ』の冒頭で言う台詞がカッコええから、そっちから名前を拝借してな」
ジョンア「ああ、なるほど」
スマン「”爺ぃ”にするか”TRX”にするか3日ばかり悩んだけど、結局”TRX”に落ち着いた」
ジョンア「3日も悩む問題でっか?」
スマン「あと”なにか”とか”イヌ企画”って名前も捨てがたかったけどな」
ジョンア「無理して面白くしようとせんでもええです。
  そやけど”TRX”ゆうたら”Teddy Riley's experience”ゆう意味でしょう? 新人の歌を全部テディに書かせる気ですのん?」
スマン「んー、さすがにそれは高くつきそうやなぁ。そや、日本のTKは今安いやろ。TKに書かせるか?」
ジョンア「ホンマにええんでっか?」
スマン「なにが?」
ジョンア「それやったらTRXやなくてTRFになってまいますよ」
スマン「がーん! そらいかん、やっぱり”スマっ子”に変更や。近田春夫に曲を書かせろ」
ジョンア「どっちにしろ売れそうにありませんな。可哀想に」






※パク・ジュンヨン…SMエンターテインメント・プロデューシング・デパートメント室長。
 プロデューシング・デパートメントはイ・スマン直轄の部署であり、アーティストの売り方や、楽曲制作、CDやグッズのデザインなどを行っている。


※「Say Ah!」…
    


※イ・ジョンア…SMエンターテインメント・アーティストプランニング&デベロップメントチームのチーム長。
 アーティストプランニング&デベロップメントチームは練習生たちの育成、選抜などを担当している。