関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第179話 踊るゾンビ

ぞろぞろぞろ
ユナ「また日本かよぉ」
ティパニ「まったくひと月で何回往復するねん」
ジェシカ「定期券買うた方が絶対安うつくで」
クッキーマン「国際線に定期券やらあるか」
ジェシカ「そおか国際線やったな。もお身近すぎて外国ゆう感覚がないわ」
ソニ「身近やからって油断したらあかん。最近日本の奴ら、すぐ入国拒否とかしやがるからな。
  今度のステージが何平方メートルかチェックしてるんか?」
クッキーマン「ワシらSMの人間は優秀や。どこぞの事務所みたいなヘマするか」
ピーッ、ピピーッ!
入国管理官「こらこら、そこの韓国人、待ちなさい!」
ソニ「ほーら、いきなり止められたやないか」
クッキーマン「えー、なんでや?」
入国管理官「ひとり多いで。このチェ・スヨンゆう人物は申告されとらん」
クッキーマン「そらそうや、スヨンは今頃病院で寝てるはず…、ああっ?」
スヨン「えへへ、来ちゃった」
全員「どひゃ〜!」
スヨン「(カクカク)みんながSMタウン頑張ってるのに、ウチだけ寝てるのは申し訳ない」
クッキーマン「いや、寝てろって。一刻も早く全快してカムバックに備える方が、SMタウンよりよっぽど大事や」
ヒョヨン「そうやで。どうせみんな東方とかSJとかSHINeeが目当ての観客ばかりやし」
テヨン「やる気なくすようなことゆうなよ」
ティパニ「それに自分、全身ギプスでガッチガチに固められてるやないの。顔かて包帯でぐるぐる巻きやし。そんなんで舞台あがれる訳ないがな」
スヨン「大丈夫やって。ほら(カクカクカク)、それ(ケタケタケタ)」
全員「ぷっ(笑)」
ソヒョン「どうみてもゾンビの阿波踊りやなぁ」
スヨン「そお? 普段のスヨンのダンスもこんなもんちゃう?」
ユリ「ん…? 普段のスヨン?」
ジェシカ「(ひそひそ)なんかおかしいな?」
ソニ「(ひそひそ)んだんだ。第一スヨンは、寝てて飯が食える入院生活を投げ打って、公演に駆けつけるような奴やない」
ユナ「声も細いし」
ユリ「あからさまに包帯で顔を隠してるのも不自然や」
クッキーマン「スヨン、カール食べるか?」
スヨン「いやぁ、今あんまりお腹すいてないから」
全員「…(怪しい)」
ソヒョン「おねえ、なんか背が縮んだんやない? ソニねえくらいしかタッパがないで」
スヨン「そ、それは、今はヒビ入った骨盤を外してるからや。全快したらもとの身長にもどるって」
ヒョヨン「お前の体はレゴか」
スヨン「それより、ウチやっぱり踊りはあかんわ。医者に止められとった」
ユリ「それはそうやろ」
スヨン「そやから、ひとりで静かにバラードかなんか歌おうと思うんやけど」
ソニ「自分がバラード?」
スヨン「実はウチ、バラードめっちゃ得意やねんで。観客が何万人おろうと満足させる自信はあるわ」
ジェシカ「へえ(本物のスヨンがバラード歌うたら観客全員の耳から血が噴き出すわ)」
テヨン「わかった。ならそうしたらええ」
クッキーマン「おいおい、勝手に演目変えるなよ。本番は明日なんやで」
テヨン「そやけど、怪我を押してきた本人の気持ちを思うたら無碍には出来へん」
スヨン「テヨンねえさん(ウルウル)」
テヨン「至急音源を用意するわ。ジュは『男のせいで』と『悪い男』のどっち歌いたい?」
スヨン「そおですねえ、ここは初心に返ってJYP師匠の『男のせいで』を…あっ」
全員「ははぁーん」
テヨン「やっぱり貴様か、チョン・ミンジュ!」
スヨン(JOO)「痛い、痛い。骨折したお尻が急に…」
ジェシカ「折れた骨盤は外しとるんやろうが(ゲシゲシ)」
JOO「あーん、ウチも歌いたいのにぃ」
ソニ「やかましいわ(バシバシ)」
イトゥク「(つかつか)待て待て、亀をいぢめちゃあかん」
JOO「あ、イトゥクにいさん」
イトゥク「ジュかて悪気があった訳やないやろ」
ユナ「悪気は充分あったと思うで」
イトゥク「とにかく、やる気だけはあるんやから、ワシらで活躍の場を与えてやろうや」
全員「えーっ?」
JOO「さすがイトゥクにいさん、一緒に歌を歌った仲やな。優しい」
イトゥク「丸坊主にしてヒチョルと入れ替えるってのはどうやろう? K−Popペンにはそれが一番喜ばれる解決策やないか?」
全員「ああ、それがええ。さすがSJのリーダー(パチパチ)」
クッキーマン「よし、ワシが入れ替え工作を指揮するわ」
JOO「いやーん、勘弁してー」







※2011年9月1日、スヨンを除く少女時代の8人は、SMTOWN LIVE in Tokyo Special Edition(9月2〜4日)に出演するため、金浦空港から羽田へ降り立った。


※入国拒否…2011年8月31日、プロモーション活動のため来日(しようと)したCNBLUEが、税関で入国を拒否された。
 興行ビザをとっていなかったのが理由だが、これまで日本側はこの程度の目的と期間であれば、入国を許可していたのである。
 だが、K−Popブームと共に、あまりに多くのK−Pop歌手と関係者が来日を繰り返すようになったことから、
 より厳密に規則を適用するようになったと思われる。
 8月には8月はBEAST、F.CUZも同様の理由で入国を拒否されている。
 ちなみにSMエンタのアーティストでこのような目にあった者はいないが、キチンとビザを取得しているからなのか、大手故に大目に見られているのかは不明。