関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ソニョシデ学園 08

昼休みに幼なじみのジェシカが体育館裏に向かうのを偶然見かけた。
そんな地味な場所に出入りする娘ではないので、不審に思って覗いてみると
「…!」
ジェシカと物理のミョンス先生が仲良さ気に話していた。
ジェシカは今まで見た事ない程ほど嬉しそうな顔をしている。
ジェシカとミョンス先生が…
どうなっているのか全く理解できず、ふたりから目を離せない。
喉がひりつく程に乾いていた。
しばらくして、ミョンス先生がひと言ふた言囁くと、急にジェシカの顔色が変わった。
バシーン!
強烈な平手を先生に見舞って、泣きながら教室の方へ駈け戻って行った。
残されたミョンス先生は、頬を押さえて呆然と見送っている。
ちょっと先生が羨ましかった。


ジェシカは何事もなかったような顔で午後の授業を受けている。
いつも通りの氷の顔だ。
ジェシカと先生がどんな間柄なのかよくわからないけど、ボクは2番目でもいい。
3番目でも4番目でもいいから、彼女に愛されたいと強く願った。