関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

ソニョシデ学園 07

体育の授業中に、転んで脚を怪我してしまった。
クラスメートが寄って来て「これは保健室に行かなくちゃ」と口々に言う。
保健室にはユリ先生がいる。あの人はちょっと苦手だけど、ばい菌が入ったら嫌なので素直に保健室に行くことにした。
「失礼しまーす」
保健室に入るのは久しぶりだ。
ユリ先生が、白衣の下にすごいミニスカートを履き、つまらなそうに本を読んでいた。
組んだ長い足から目が離せなかった。白衣と対照的に、浅黒く輝いている。
先生は、本から目を上げるとにっこりと笑った。
「あら、いらっしゃい。どうしたの?」
そういいながら、僕のシャツに手を掛け、ボタンを外そうとする。
「ちょっと膝を…」
「まぁ、大変。よく見なくちゃね」
ボタンが外され、先生の細い指が鎖骨のあたりをそっと撫でていく。
「い、いや…怪我したのは膝で…」
その口が、先生の人差し指でそっと抑えられる。
「膝だけじゃないかも。せんせえがちゃんと見てあげるから…」
胸がドキドキしてきた。
以前はこんな先生が苦手だったけど、今日はそんなに嫌じゃない。むしろ、このまま身をゆだねて…
「…!」
その時、窓の外から、幼なじみのジェシカがじっとこっちを見ていることに気づいた。
無表情なのがかえって怖い。
僕は慌てて先生の手を振りほどき、「だ、大丈夫ですから!」と言いながら保健室を飛び出した。
「あ、蟻地獄だ…この学園は」
そんな言葉が知らず知らず口をついて出た。
でも、そんな学園が好きでたまらない僕だった。






※「保健医ユリ」シリーズはじめました(保健医と言う職業はありませんが)。
 ぶっちゃけAVすれすれです。言ってみれば着エロです。申し訳ない。