関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第121話 明日から、ドラマ

ティパニ「お、おおっ(喜) やったー! ウチが1位や」
ソニ「相変らずスポーツ新聞の芸能欄で妙なアンケート記事読んどるんか? オヤジ臭いからやめれ」
ティパニ「最近iPadに変えたもんね。それに今見とるんは、芸能ニュースやのうてコリア・トップ・フェイスの勝敗表や」
ソニ「なにそれ?」
ヒョヨン「ネットの人気投票のひとつや」
テヨン「ええっ? そのランキング、先週まではウチがぶっちぎりの1位やったで」
ティパニ「締め切り間際にどっとウチの票が増えたみたいや。これで1月のチャンピオンはウチやで(笑)」
テヨン「クッソー、84勝10敗のウチが、なんで70勝13敗のパニに負けるんや? そんなサイト、所詮インチキや(ムカー)」
ティパニ「何がインチキや。投票してくれたウチのペンに謝れ(ウキーッ)」
ソニ「う〜む。ネタがないと空気も荒れ勝ちになるなぁ」
スヨン「ウチの誕生日ゆう最高のネタがあるやろう」
ジェシカ「そんなん、どこが面白いねん。却下や却下!」
ヒョヨン「ビタ500のCFも決まったで」
ティパニ「水前寺清子がCFやってる奴?」
ソニ「サントリーが抗議して来んうちに、今の発言取り下げろ」
ユリ「クリスチャン・ディオールのモデルになった件は?」
ユナ「それはたいしたもんやけど、本社直々の仕事やないし。ウチやテヨンねえは関係ないし」
ソヒョン「そうそう。所詮2軍3軍のアルバイトレベルや(Hoot)」
2軍/3軍「なんやとこら、偉そうに1軍面しやがって!」
がちゃん
スマン「こらー、喧嘩すんな! 大人しく待っとれゆうたやろう」
ソニ「そやかて…」
テヨン「待たせ過ぎや。ウチら普段秒刻みで仕事こなしとるんやど。何の説明もなく会議室で待機させられたら暇を持てあましてまうに決まっとる」
全員「そうだそうだ(ブーブー)」
スマン「ちょっと間が空いたからって、すぐに角突き合わせてクワークワークワークワー…鶏か、自分ら?」
ソヒョン「(ふん)鶏に角があるか」
ユリ「クワークワー啼くのはカラスやし」
スマン「屁理屈はええんじゃ。ともかく、ゲストが到着されたそうや。すぐクッキーマンがお連れするから、あくまでも上品にふるまえよ」
ソニ「ゲスト?」
スマン「日本のフ…テレビの偉いお方じゃ。ドラマの件で事前に自分らと会うてみたいそうや」
ユリ「ドラマて、あのウチら全員が出演するゆう…?」
ソニ「あれ、フ○テレビやったんや(ひえー)」
ユナ「げげげげげげっ月9か?」
ティパニ「んな訳ないやろ」
こんこん、がちゃ
クッキーマン「お連れしました」
スマン「これはサイトーさん、お久しぶりです」
サイトー「どもども。あんにょんはせよ〜」
スマン「(指し)この子たちですわ」
全員「こんにちは、少女時代です!」
サイトー「ほほ、全員揃うとさすがに壮観ですな。ま、みなさん座って座って。ワシも座らせて貰うさかい」
全員「はーい」
がたがた
サイトー「実は今、おたくらの事務所とこっちのテレビ局とそれからうちところで、ドラマ作ろうゆう話があってな。
  情報がリークして記事になったりもしたから、もおご存じやろうけど、少女時代はん全員が主演のドラマですねん」
ソニ「全員が主演?」
ソヒョン「『URAKARA』みたいなもんかな?」
サイトー「あんなローカル局の深夜ドラマと一緒にしたらあきまへん。うちがやるからには視聴率トップを狙うて、ゴールデンでドーンと放映しまっせ」
ユナ「「げげげげげげっ月9や」
サイトー「ふふ、月9の時代はもお終わりました。今ではあの枠の廃止が検討されてるくらいですわ。
  みなはんに出ていただくのは、それに変わる新たな枠になるでしょな。社運を賭けたまったく新しいドラマ枠がみなはん主演で始まるんですわ」
ジェシカ「ひえー」
サイトー「ジャニーズとの契約があって、主題歌は嵐かSMAPが担当する事だけはもお決まってます」
ユナ「(がくがく)キムタクが出てる月9の主題歌をウチらが歌うゆうのが最大の夢やったのに、逆にウチらのドラマの主題歌をキムタクが歌う…。そんな夢のようなことが…(泣)」
ヒョヨン「キムタクの出演は…?」
サイトー「ないとはゆえませんな」
ユナ/ヒョヨン「わーん!(抱き) 芸能人やっててよかったなぁ」
ティパニ「ウチら、明日からみんな女優やで」
テヨン「それで、どんな内容になるんですか?」
サイトー「さぁそれでんがな。ワシら最近みなはんのこと知ったばかりでっしゃろ? プロデューサーも脚本家も、どんなドラマがみなはんに合うてるのか、今イチ掴めてまへんのや」
スマン「それはそうでしょうな」
サイトー「そこで今回、幾つかアンケートさせて貰うて、その結果で検討しようゆうことになりまして、そんでワシが今ここにおるゆうわけですわ」
ソニ「なるほど(やっと読めたわ。日本人は話がまだるっこしいのお)」
クッキーマン「アンケート…(なんや、嫌な予感が…こいつらアホやからなぁ)」
サイトー「ほな、まず、みなさんに訊きますが、日本で受けとるからKARAのヒップダンスをやれ、ゆうたらやります?」
全員「は?(なんやその質問?)」
クッキーマン「先生…」
スマン「まぁ待て。個々の性格を見るためかもしれんし」
ジェシカ「ウチは嫌や、みっともない」
ヒョヨン「ウチかて必然性のないダンスはお断り」
ソヒョン「お尻振るためにダンス習うて来た訳やないし」
ソニ「SMは上品なパフォーマンスが信条です」
ユナ「ウチらのペンかて、そんなこと望んでないと思います」
テヨン「失礼千万」
スヨン「自分の場合、どこからが腰でどこから尻かわからんからな(笑)」
テヨン「なんやと。それはパニやんか」
ティパニ「む…。ウチは別にケツ振ってもええで」
全員「は?」
ティパニ「あの動きは尿路結石に良さそうな気がする」
サイトー「ほお、ティファニーさんは尿路結石と(カキカキ)」
クッキーマン「(妙なことだけメモしとるなぁ)」
サイトー「なるほど。次にスヨンさん?」
スヨン「イエー(サッ)」
サイトー「スヨンさんはすき焼きが好きと聞いてますが、ソウルで食べるならいくらまで出します?」
スヨン「(そうゆうの、ドラマとなんか関係あるんやろか?)
  そうですねえ、東京で食うた時はひとり10万ウォンぐらいしましたけど、ソウルやったらせいぜい2〜3000ウォンまでですかね」
ヒョヨン「鶏肉かて食えへんがな」
テヨン「いつもクッキーマンにたかってるばかりやから、物の価値がわからへんのや」
サイトー「ほたら、1キロの鉄と1キロの綿、重いのはどっち?」
スヨン「からこうてるんですか? どっちも1キロやから重さは一緒ですやん」
サイトー「ほな、牛肉1キロとジャガイモ1キロでは?」
スヨン「それは牛肉(きっぱり)」
サイトー「なるほどなるほど(カキカキ)。
  ヒョヨンさん、日本で尊敬するダンサーは?」
ヒョヨン「それはもお、マドンナとマイケル・ジャクソンが取り合ったとゆう…」
サイトー「ケント・モリ?」
ヒョヨン「ラッキー池田です」
サイトー「(ガク)そ、そおなん? それは知らんかった」
ヒョヨン「アーノルド・シュワツネッガーさえ振り付けたんですよ。超リスペクトしてますわ」
サイトー「(カキカキ)なるほど、よくわかりました。テヨンさん?」
テヨン「イエー」
サイトー「ここに下着のカタログがありますが(ズラー)、テヨンさんが考える無難な色とあかん色の境界線はどの辺で?」
クッキーマン「(わっ、白から青〜緑〜赤まで、いろんな色が揃ってるわ。あんな奇抜な色、ワシの嫁なら絶対履かへんで)」
テヨン「えーと(じー)、全部無難な色です」
クッキーマン「(がく)はぁ?」
サイトー「こんな色も?」
テヨン「そんなの1ダースくらい持ってますわ」
クッキーマン「ヒーッ(清純派アイドルがそんなパンツ履いたらあかんやろ)」
サイトー「それならテヨンさんにとって無難やない下着の色とは?」
テヨン「う○こ色ですね。あれはシャレにならん」
ユリ「そやな、あればっかりは履く気にならへん」
クッキーマン「アイドルが”う○こ”とかゆうな!」
サイトー「ソヒョンさん、1988年3月16日、イラク東部の町でイラク軍による軍事攻撃が行われました。そのことはご存じで?」
ソヒョン「ハラブジャ事件ですね。マスタードガス、サリン、VXガスなど複数の化学兵器が大量に使用されました。ただ青酸ガスとゆう説もあります。
  被害は死者5000人、負傷者1万人などとゆわれていますが、関係各国が事件そのものを黙殺しているため詳細は不明です」
サイトー「なら何故その事件が世間に知られることに?」
ソヒョン「難を逃れたクルド人が抵抗組織などを通じて世界にアピールしたからです。
  イラン・イラク戦争停戦後に他国のジャーナリストや医師が実際に負傷者を確認しており、多数の住民が巻き込まれたことは確実とされています」
サイトー「(おもろいなぁ、この子)最近はなんの勉強をしてるの?」
ソヒョン「サリンの光学対掌体分割についてです(生き生き)」
サイトー「ほお、光学対掌体を選別出来るようになると一体どんなメリット…」
スマン「オホン、ウォホン!」
サイトー「ああ、こりゃ立ち入りすぎましたな。
  ユリさん、この写真(水着の熊○曜子)とこの写真(着衣の小向美○子)、あなたが自分に近いと思うのはどっち?」
ユリ「よお知らんけど、こっちの服を着てる人の方かな」
サイトー「なんでそう思うんでっか?」
ユリ「だってこの人の方が、水着の子より百倍エロいでしょう。生き方そのものが絶対エロいですよ」
サイトー「ふむふむ(カキカキ)」
クッキーマン「(ぼそぼそ)先生、大丈夫なんでっか、こんな質問ばかりで?」
スマン「おもろいやんか」
クッキーマン「はぁ(この態度…。どうせソシなんてどうでも良くて、最後になったら”主演はビクちゃんに”とかごり押しする気やな)」
サイトー「ユナさん、今日の1万ウォンと明日の1億ウォン…」
ユナ「(即答)今日の1万ウォンです!!」
ティパニ「”1億ウォン…”の先が気になるけど、聞かんでええんかな?」
ジェシカ「多分”貰えるならどっち?”て決めつけとるんや」
ティパニ「そんなら普通1億ウォンやろ」
ジェシカ「自分に貧乏人の気持ちは一生判らんよ」
サイトー「サニーさん、この人(JYP)とこの人(チユル)、事務所の敵なのは?」
ソニ「チユルです!!」
ユリ「そこはJYPやないんか?」
ヒョヨン「JYP相手に去勢張る訳にもいかんし、あっちとは時々協力関係にあるからな。奴がSMの権威を着て威張れるのはチユル程度っちゅうことや」
ユリ「なるほど」
サイトー「最後にジェシカさん」
ジェシカ「………(生色)」
スヨン「おい(つんつん)」
ジェシカ「ん?」
サイトー「はい、よくわかりました。みなさん、ありがとうございました」
スマン「もお、ええんでっか?」
サイトー「へえ。有意義な時間でしたわ。このデータを元に作家陣といろいろ練って、近いうちに企画書出しますさかい」
スマン「あんじょう頼んまっっせ」
クッキーマン「ほな、ホテルまでお送りしますわ」
サイトー「すんまへんな。えーと、夜の方はサニーさんとソヒョンさんをひとつ…(いひひ)」
クッキーマン「夜の方?」
サイトー「お相手ですがな。この国の常識やて聞いてますで」
全員「そんな常識あるか、ボケ!」


クッキーマン「先生、日本からメールが来てます」
スマン「おっ? ドラマの企画出来たんかな? 上手いことビクちゃんを押し込めるとええなぁ」
クッキーマン「やっぱり…」
スマン「(ポチ)なになに…ああ、これはあかん」
クッキーマン「どおされました?」
スマン「まずタイトルが『ドリーム・キャスト』」
クッキーマン「『ドリーム・ハイ』のパクリでしょうが、すぐ駄目になりそうなネーミングですね。内容は?」
スマン「フグの養殖をやっとる9人の娘がおってな、その名も『アイドリーム!!!』」
クッキーマン「ま、まさか『アイドリング!!!』?」
スマン「そいつらが、関西弁で毒を吐きまくったり毒ガス撒いたりフグの肝投げまくったり、韓国じゃとても放送出来へんエロ発言を繰り返した挙げ句、終いにはう○こ漏らす話や」
クッキーマン「うひゃー、どこぞのブログもそこまで荒んでないっすよ」
スマン「ゴールデンとか偉そうなことゆうから期待しとったんやけど、やっぱフグテレビじゃこんなもんか」
クッキーマン「へ? フ○テレビやなかったんですか、お台場の?」
スマン「フグテレビや。下関のケーブルテレビ」
クッキーマン「それでソヒョンの毒の話に異常に興味持ってたんか。よおそんなとこと取引する気になりましたな」
スマン「ビクちゃんがなんでもええからドラマ出たいゆうからな。そんでソシを出汁にして…。魚だけに(笑)」
クッキーマン「…(イラッ)」
スマン「それにほら、フグ釣ったら魚籠(ビク)に入れなアカンやろ? 今回はそんなダジャレの回なのじゃ(爆)」
クッキーマン「(フグの肝食わしたろか、ホンマ)」






※明日から、ドラマ…大貫妙子の最初期の曲(1977年3月)。全く売れなかった幻のシングル。