関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第99話 GGGのGenie

から〜ん、ころ〜ん
♪ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ〜
ティパニ「な、なんや、この効果音は?」
こんこん、がちゃ
少年「こんにちは〜」
ソニ「なんや自分、ここはテレビ局やぞ。子どもが勝手に出入りしてええとこちゃうぞ」
少年「そやけど、ワシの妖怪アンテナがここに妖怪がおるて反応するさかい」
テヨン「そら芸能界全体が妖怪の巣窟みたいなもんやからな」
ユナ「そんな世界が大好きなくせに(笑)」
ジェシカ「ほんで、自分は何者やねん?」
少年「ワシは鬼太郎ゆうて、悪い妖怪を退治する仕事してますねん」
ソニ「化け物のくせに化け物退治やて? 身内殺しやな」
鬼太郎「そこを突き詰めて考えたら救いがない」
ソヒョン「どうせ身内殺しやったら吸血鬼ハンターDでも来ればいいのに。塩沢兼人版の」
鬼太郎「へいへい。こんな奴ですいません。実物はウエンツに似てなくてすいません(ふん)。
  ところで、この楽屋で食いモンが異常に早くのうなったりとかしてまへんか?」
ユリ「へえ、ようわかるな。さっきも一瞬目を離した隙に、まい泉カツサンドが殻だけ残して消え失せたとこや。9人分全部やで」
鬼太郎「やっぱし。ねえさんら、それは二口女の仕業でっせ」
全員「二口女?」
鬼太郎「ねえさんらはまだ日本に馴染みがないようでっけど、この国にはそんな妖怪がおりますねん。
  頭の後ろにもうひとつ口があって、誰も見てないところでおひつの中の飯を全部食うてまう奴ですわ」
全員「ひゃー、そりゃキモイ」
ジェシカ「長いこと一緒に住んどるけど、まさか自分のうしろ頭にもういっこ口が開いとるとは知らへんかったわぁ」
ソニ「妖怪胃袋四つ女やないかとは思うとったけどな(笑)」
スヨン「はぁ?(もんぎゅもんぎゅ)」
鬼太郎「むっ、キサマが二口女か?!」
スヨン「なにゆうてんの?」
鬼太郎「問答無用! えいっ、髪の毛針!」
シャシャシャシャ!
スヨン「小賢しい!(ぺしっ)」
鬼太郎「きゃいーん!」 
スヨン「これからカツサンド反芻して味わうんやから邪魔すなや(むんぎゅむんぎゅ)」
鬼太郎「ま、負けた…」
テヨン「さすが食神。日本の妖怪なんぞ屁でもないな」
ユリ「てゆうか、やっぱり自分が弁当全部食うてもうたんか。ある意味化け物以上やな」
ユナ「こらこらスヨン、それは食いモンやないど。妖怪食うたらあかんて」
スヨン「(もんぎゅもんぎゅ)あ、そうなん? 道理で不味い思うたわ(ペッ)」
鬼太郎「わー(ごろんごろん)、お、恐るべし、韓流アイドル」
ソニ「(呆)なんや、この展開?」


ズキューン!
ゴルゴ「ワシの後ろに立つな!」
ルナ「わっ! すんまへん、すんまへん」
ゴルゴ「用件を聞こう」
ルナ「この女を(ぴらり)抹殺して貰いたいんです」
ゴルゴ「む、これは?」
ルナ「少女時代ゆうグループのリーダーでキム・テヨンゆう女です。
  このねえさんがおるせいで、ウチいつまで経っても女性アイドルグループで1番歌が上手いメンバーになれへんのです。
  この先日本で大人気なんちゅうことになったら、あと100年はテヨンねえさんの天下が続きますぅ」
ゴルゴ「断る」
ルナ「え? なんでですのん? 報酬が少ないなら上乗せするさかい…」
ゴルゴ「報酬の問題やない。例えキム・テヨンがおらへんでも、そんなぶっとい脚しとったら貴様がNo.1になれるわけあらへん」
ルナ「脚なんか脂肪溶解注射でどうにでもなりますぅ」
ゴルゴ「貴様の脚は全部筋肉。注射でどうにかなるレベルやない」
ルナ「くっ…。ルックスはどうでもええ、問題は歌の実力や」
ゴルゴ「開き直ったところで、ルックスを無視してアイドルは語れへん。所詮テヨンたん以上に可愛くて歌が上手いアイドルはおらへんのじゃ」
ルナ「テヨンたん…? ま、まさか、あんたテヨンペン?」
ゴルゴ「ふっふっふ」
ルナ「はっ、よう見たらM16の銃身にテヨンねえさんのシールが…」
ゴルゴ「長年こんな商売やって来てほとんど精密機械と化したワシの心に響いたテヨンたんの天使のような歌声…。
  テヨンたんを思うときだけ、ワシは人の心を取り戻すことが出来るんや。
  そんなテヨンたんを抹殺しようなんて奴は、このM16(イタ銃仕様)で地獄に送ったる」
ルナ「そ、そんな」
ゴルゴ「サンダラ・パクやジェア、ボラムからも同じ依頼を受けたが、全部断った。いずれ全員消してやるで」
ルナ「ひゃー、堪忍やで(ガクガクブルブル)」
ゴルゴ「そやけど、自分は少女時代の妹分やし、命だけは助けたってもええ。妹が死んだらテヨンたんが悲しむさかいな」
ルナ「ホ、ホンマでっか?」
ゴルゴ「今後妙なことは考えんことや。大切にせえよ、命(シュタッ!)を」
ルナ「そっちのゴルゴかよ!」


ソニ「そやから、なんやっちゅうねん(ウキーッ)。ゲゲゲやらゴルゴやら、無理があるやろ?」
ジェシカ「多分流行りものには乗っかっておこうゆう作者の浅ましい根性やな」
ティパニ「確かにウチら”Girls' Generation”やしぃ、『Gee』やし『Genie』やしぃ、”G”尽くしではあるけど」
ヒョヨン「ゲゲゲはともかく、ゴルゴて流行っとるか、今?」
ソヒョン「『おしん』と『ゴルゴ』は常に世界のどっかで流行っとるらしい」
ソニ「嘘つくな」
ユナ「そやけど、タイトルで”GGG”つーとるくらいやから、もうイッコあるな、”G”が」
テヨン「なんやろ? 『グレートマジンガー』とか『グレンダイザー』?」
ユリ「『ゲッターロボ』、『ゴーダンナー』は?」
ティパニ「なんでロボットアニメ限定? なのに『ガンダム』は外し?」 
ユナ「『ガッチャマン』あるいは意表を突いて『マッハGoGoGo』かも」
ジェシカ「今度はタツノコ限定?」
スヨン東京ムービーってなにかあったっけ?」
ソニ「やめれ、キリがないわ」
ユナ「日本人、”G”好きやなあ。ド変態や」
ソニ「そらウチらには”G”で始まる発音がないだけやて」


ティパニ「(めくり)はぁ? ハン・スンヨンが骨折やて?」
全員「(わらわら)なになに、ホンマ?」
ティパニ「尾てい骨骨折で絶対安静、全治4週間やて」
ソニ「これから日本で顔を売らなあかん大事な時期やのに、なにやっとん?」
ジェシカ「自己管理能力がないんや。所詮シロート集団やな」
テヨン「自分なにかしたんか? 呪いか何か?」
ソヒョン「呪いは専門外や。それにKARAなんてウチらの敵やない。呪うまでもないわ」
ティパニ「それにしてもアホな場所怪我したもんやな。いったいどんなプレイしたらそんなとこ折れるかね」
ヒョヨン「なんでもプレイに結びつけるなよ」
♪リンガディントン、リンガディンディントン
ソニ「ヨボセヨ…えー、マジ? ほんでどのくらいの…うん、うん、わかった、後で見舞いに行くわ」
スヨン「どないしたん?」
ソニ「スマン叔父さんが入院したんやて。絶対安静らしい」
ユリ「ひゃー、偶然てあるもんやなぁ。ほんで、どこ怪我したん?」
ソニ「…肛門裂傷」
全員「………」
ティパニ「さすがにひいたで」
ジェシカ「こっちは確実にビクちゃんとのプレイが原因やな」
ソニ「どうもそうやないらしいで。もともと持ってた病気が悪化したんやて」
ユナ「どゆこと?」
ソニ「つまり切れ痔や。キ・レ・ヂ」
ユナ「ああ、なるほど。…ん?」
全員「キレG?」
テヨン「そうきたか」


註)さすがに適当すぎなので、後日修正します(笑)





※吸血鬼ハンターD…菊池秀幸の小説、天野喜孝画伯による耽美なイラストが特徴的。
 それを原作にアニメーションや漫画も制作されている。
 塩沢兼人版とは最初にアニメ化された作品で、スタジオライブ社長の芦田豊雄が監督したもの。
 後の塩尻善昭監督版に比べると評判がよろしくないが、作者は好き。
 とはいえ原作が好きな訳ではないので、最近はとんと観てない。
 
     吸血鬼ハンターD(塩沢兼人版)


まい泉カツサンド…ロケ弁シリーズ第2弾。
 こういうものひとつでスタッフ、キャストのテンションが上がったり下がったり、
 果てはその日一日の現場のテンションに関わってくるのだから、ロケ弁は大事である。
 
    


※二口女…昔から作者が一番不気味だと思っている妖怪。何故なら、悪意があるのかないのかよくわからないからで、
 結局は他人の迷惑顧みずやりたいこと(飯を食う)をコソコソやっているのがなんかスッキリしない。
 これでは妖怪ではなく人間そのものではないか。