関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第71話 ニューコンセプト

イ・ヒョリ「ちょっとちょっと、自分ら。相変らずタレントクロークをゾロゾロ歩きよるなぁ。カルガモか」
ソニ「あ、ヒョリ姐さん、こんにちは」
ヒョリ「こんにちはやあらへんよ。自分らの新しいアルバム、来月発売やて? なんでこっちのリリース時期にぶつけてくるねん?」
ティパニ「ホンマですわ。事務所の決定にはウチらもとまどっとるんですよ」
ユリ「ヒョリ姐さんに勝てるわけないのにねえ」
全員「ねえ」
ヒョリ「なにが『ねえ』や。ウチなんか敵やない思てるんやろ。なんちゅーても去年のチャンピオンやし、9週連続1位のギネス記録持っとるし」
ソニ「ギネスて…」
ヒョヨン「過大評価しすぎですよ(疲れるぅ)」
ヒョリ「もう全員ハタチ越えたし、セクシー路線で来る気やな。このセクシーアイコン、イ・ヒョリを正面から叩きつぶして引導渡したろ思てるんやろ(ウキー!)」
ユナ「(完全に年寄りのひがみや。堪忍してぇな)」
ソヒョン「(確かにこんな顔すると目元に小皺が目立つな。ウチも10年後はこうなるんか? おーこわ。肌細胞再生時間は厳守やな)」
ティパニ「ウチら誰ひとり姐さんに匹敵するボディの持ち主おりませんやん。新曲も相変らずの清純路線ですわ」
ヒョリ「ふん、去年も清純路線ゆうて脚見せまくって、いったい何万人の青少年がズリネタにした思てるねん」
ユナ「ズリネタて…(たまらんおばはんやなぁ)」
ヒョリ「次は胸さらけ出す気やろ? 新曲じゃ全員浅草ロック座の小向美奈子みたいな格好して踊るんやな?」
全員「(小向…ダレ?)」
ユリ「ウチ、他は完璧やのに胸だけはねえさんほどの迫力がありまへんのや。ええ病院あったら紹介してくれまへんか?(バコッ!)あ、痛た」
ヒョリ「ウチの胸は天然じゃボケ。チュヒと一緒にするなや。(ボソ)…ちょっと補整下着使とるだけや」
ユリ「なるほど(数千万ウォンもするオーダー品で、ほとんど鎧みたいな奴やな。そやけど、そんなん着てたら踊れへんな)」
ジェシカ「姐さんこそ新曲はどういう路線ですねん? またE-トラにいさんの楽曲ですか?」
ソニ「(ひそひそ)そっか。やたら絡んでくる思たら、この人もE-トラにいさんで大ヒットやった口やな」
ユナ「(ひそひそ)逆にゆうと、もうE-トラにいさんしか手がないんよ」
ヒョリ「ア、アホか! E-トラなんか所詮去年までの狩野英孝じゃ。今年のウチにはあっと驚く新機軸があるんじゃ!」
ソヒョン「例えば?」
ヒョリ「そ、そやな、黄色い獣の手袋してな、ピーポピーポ…て、警視庁かい!!」
全員「おー、さすが(パチパチ)」
ユリ「(30歳過ぎるとああゆう捨て身のノリツッコミができるんやな。勉強になったわ)」
ヒョリ「くそーっ! どんなエロい手で来ても絶対負けへんからな!」
シュタタタタタ!
スヨン「エロ前提かよ(笑)」
ヒョヨン「誰も自分にはそれを求めてへんから安心せえ」


ダンスコーチ「みんな、衣装は身につけたか?」
ティパニ「ちょ、ちょっと待ってぇ。このブーツが片っぽ入らへんねん」
ソニ「太ったな」
ティパニ「なんやて! (スポ)あ、入った」
ダンスコーチ「ほな行くで。ハナ、トゥル、セッ、ネッ」
全員「Show Show Show!(ペタペタペタ)」
ダンスコーチ「タソ、ヨソ、イルゴ、ヨドル」
全員「ウッチャ、ウッチャ、ウッチャ(フリフリフリ)」
ヒョヨン「(ハァハァ…)そやけどヒョリ姐さんも結構鋭いな。ウチらのニューコンセプトに結構近いギャグ飛ばして行ったで」
ジェシカ「(ハァハァ…)あれはT-araをパロッただけやろ。ウチらはまるっきし新しいで。アヒル足のブーツ履いて、鳥のしっぽ付けてラインダンスやもん」
ティパニ「そやで、ポピポピとは全然違うし」
ユナ「強いてゆうたらカルガモっぽいな」
ソニ「まぁこれがウチらなりのセクシー路線なんやろうな」
ユリ「なんでもええけど、寄せて上げんでもええおっぱい欲しい」






イ・ヒョリ
    

 おそらく韓国女性歌手(ソロ)で一番人気があるお姉さん。少女時代の主要メンバーより10歳上。
 女性4人組グループ、Fin. K.L.(ピンクル)のリーダーでもあり、モデルとしても活躍している。
 2003年よりセクシー路線を前面に押し出し、ソロ活動を開始。
 韓国芸能界一立派なおっぱいの持ち主と言われている。
 2008年にE−Tribeが作曲した『U-GO-GIRL』を大ヒットさせた。
 2010年正月頃の予想では少女時代と1週違いでアルバムを出すと言う噂があったが、
 実際には4月にずれ込んでいる。
 おかげで、少女時代より強力なワールドスターと競合することになった。



※ピーポピーポ…
 T-araの『Bo Peep Bo Peep(ポピポピ)』を元にボケているらしい。警視庁のマスコット、ピーポくんのこと。   
    
    センスの欠片もない造形だと思うが、意外にファンが多く、
    作者の知り合いのおばちゃんもグッズを集めている。


 T-araは韓国の7人組少女グループで2009年7月デビュー。
 おそらく後年2009年組と呼ばれるに違いないほど、この年は少女グループが数多くデビューした。
 当然競争も激しくなり、個性と差別化が重要な戦略となるが、T-araはここで猫耳肉球、尻振りと言う
 日本人も赤面するような秋葉原路線に打って出た。
 確かにSMのf(x)なら間違ってもやらなさそうだが…
     T-ara『Bo Peep Bo Peep
    作者などにはまったく属性がない世界だが、なかなかの人気だった(呆)。
    T-araは一見色物グループと思われがちだが、アルバムに駄曲がないと鈴木妄想さんが言っている。



※2009年12月の初単独コンサートで『Show! Show! Show!』と『笑たろ』をお披露目したせいで
 新活動曲はそのどちらかになるのではないかと噂されていた。
 実際は『Oh!』が活動曲だった訳だが、『Oh!』で活動を始めた後も
 そのMVの中で示唆されているブラックショニョシデは『Show! Show! Show!』だろうという噂が絶えなかった。
 SMは割と秘密主義なところがあるので、私個人は一度披露した曲で活動することはないと考えていたが。