関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第62話

IU「♪Be my love 早く早く電話して
    Be my love 私に会いたいとき Love attack(スキップスキップ)」
JYP「アイユさん、アイユさん」
IU「あ、パク・ジニョン先生、こんにちは(ペコリ)」
JYP「君はいつも元気があって良いね。新曲の『マシマロ』も良い調子じゃないか」
IU「ありがとうございます。曲を提供していただいた先生たちや事務所のみなさん、なによりファンのおかげだと思ってます」
JYP「おう、なんて立派な態度だろう。どう、今よりもっと良い環境で活動してみたいと思わない?」
IU「…といいますと?」
JYP「JYPの家族になるとか。良い先輩方もたくさんいるし」
IU「あ…(まさか、引き抜き?)。そんないけません。ローエンさえ過ぎた事務所と思ってるんですから。
  どうか、あたしなんか気にしないで、ワンダーガールズのお姉さんたちに全力を注いであげてください」
JYP「そう、じゃあ無理にとは言わないけど(性格も素晴らしい。少女時代とは大違いだ)。
  でも僕は君の歌のファンだから、いつかきっと一緒に仕事してみせるよ」
IU「ありがとうございます。先生にそう言っていただけるのは最高の褒め言葉です。
  これを励みにもっともっとがんばります!(ヴイ!)」
………
IU「えへへ、JYP先生が『君の歌のファン』だって。キャッ。これって認められたってことだよね…あのJYPさんに(キラキラッ)。
  事務所のみなさんには申し訳ないけど、やっぱり嬉しい。そうだ、いつもお世話になってるKARAお姉さん方に報告しに行こう。
  きっと褒めてくれるはず」


ユリ「ちょっと待ちなさい! なんなのこの展開? あんたが主役みたいじゃないの」
IU「あら、ユリお姉さん、こんにちは」
ユリ「挨拶はいいから。…勝手に関ソニョの枠使ってなにやってんの」
IU「作者の人が少女時代ファンからあたしのファンになられたんですよ。だから、関ソニョの枠が今後は『平成アイユたん(仮)』に変わるんです」
ユリ「へ、へいせいあいゆたん(かり)?」  
IU「古い昭和のテイストで、性格の悪いアイドルの話を書くのに飽き飽きしたって、作者さんが。
  これからは素直で可愛いアイユの明るい話を書くんですって」
ユリ「素直で可愛い? あんた、現実でも性格悪いじゃないのさ」
IU「現実ってどういうことですか?」
ユリ「ダメだ。こんなシュールネタはうけた試しがないのに。作者の奴なに考えてこんな話を…。
  はっ(!) またスヨンの夢オチなのかしら?」
スヨン「いやー、それが今回はバッチリ目が覚めてるのよ」
IU「スヨンお姉さん、こんにちは!」
ユリ「挨拶はいいって。あんたの夢オチですらないとなったら、まったく着地点が見えないわね」
スヨン「だいたい『平成アイユたん(仮)』ってなんなのよ?」
IU「それはプロジェクト名です。あたしが周囲の暖かい応援に支えられてスターダムを駆け上がるという内容で、4クール104回の掲載を予定しています。
  タイトルはまだ未定ですが、おそらく『魔法のアイドル キラキラ☆あいゆー』になるのではないかと。
  おっと、このタイトル自体が昭和テイストじゃないかって言う突っ込みは却下ですよ」
スヨン「そんな話どこがおもしろいのさ。世間はあたしらが吐く毒を期待してるんだよ」
ユリ「そうだよ。だからソヒョンの回が一番評判いいんだもん」
IU「それは読者が間違っています。だいたいアイドルが方言使ったり、毒吐いたりするのがウケるなんて、許されることではありません。
  アイドルは常に夢を与える存在でなくては」
スヨン「こいつ本気で言ってるの?」
ユリ「おえ〜、気持ち悪いいい」
IU「新連載が始まったら、古いひねた読者層は駆逐され、素直でまっすぐなKアイドルファンだけが生き残るでしょう。
  そしてアイユの性格が悪いなどと言っている連中はひとり残らず地獄に堕ちるのです」
ユリ「ノストラダムスかよ!」
スヨン「そこは『2012かよ!』じゃないの? タイミング的に。…ダメだ、標準語じゃツッコミもキレがない」
IU「さ、お姉さん方も悔い改めて、あたしとともに正しいアイドルの道を歩みましょう」
ユリ/スヨン「つまらないのはイヤー!」


………


作者「もげっ(モップガール風)…お、いつのまにか寝とったんか。なんやつまらん夢見てもうたわ。
  関ソニョの夢やったけど、さすがにこれは使えんわ。夢なんやからありえへんぐらいおもろいこと浮かんでもええと思うんやけどな。
  さ、こうしゃちゃおれん、今夜中にもう一本書くでぇ。えーと、タイトルは…」


………
……


第62話 ビューティフル・ドリーマー







※『2012』…日本では2009年11月に公開されたディザスター映画。ローランド・エメリッヒ監督。


※『モップガール』…2007年10月からテレビ朝日で放映された加藤実秋原作のドラマ。北川景子主演。
 タイムリープ能力がある主人公が、過去へ跳躍し目覚めるときの音声が「もげっ」。
 アメリカのテレビドラマ『トゥルー・コーリング』と設定が似ているとの声もあるが、
 テレ朝の関係者に聞いたところ「権利買ってるんじゃないかなぁ」とのこと。
 いずれにしろその件で問題になったことはないし、『モップガール』は『モップガール』で面白かった。
 映画『GANTZ』で有名になった夏菜渡辺夏菜名義で出演している。
     沢尻エリカによる『モップガール』主題歌MV。


※『ビューティフル・ドリーマー』…正確には『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』で、1984年2月に公開されたアニメ映画。
 押井守監督の出世作。メタ構造、夢オチ、タイトルが最後に出る、と言う当時の映画の常識を覆した作品で、各方面に多大な影響を与えた。
 が、原作者は激怒した(笑)。