関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第53話 コンジュ

テヨン「(がちゃ)邪魔するでー。うわっ、男くさぁ」
カンイン「テテ、テヨン!? なにしに来たんや」
テヨン「わはは、ホンマに軟禁状態やねんな、笑うで」
カンイン「なんや、からかいに来たんか、趣味悪い奴や」 
テヨン「自信過剰。自分笑うためだけにこんなむさい宿所来るか。コンジュはどこや?」
カンイン「コンジュ? 今までそこら辺におったけどな。コンジュヤー、コンジュヤー!」
テテテテテ
テヨン「わー、コンジュ! あんた大きゅうなったなぁ(抱きっ)」
コンジュ「(フリフリ)」
テヨン「これ以上こんな汚いところおったらジフテリアに罹るで。おねえちゃんと一緒にきれいなマンションに住もな」
カンイン「待て待て、コンジュ連れてくつもりか?」
テヨン「そや。実をゆうとな、パニの奴、最近犬飼い始めたんや。片眼でチ○バやけど、めっちゃ可愛いんや」
カンイン「そんで自分も犬が欲しくなったと…?」
テヨン「ピンポーン」
カンイン「いつ自分にやるゆうた?」
テヨン「自分の意志なんか関係あるかい。コンジュも犯罪者と暮らしとるより、ウチらの宿所におった方が幸せに決まっとる」
カンイン「は、犯罪者?(ずーん)」
テヨン「もうじきあんたはムショに入る。そんときコンジュの面倒を誰がみるんや? 他のメンバーの誰がアテになる?」
カンイン「それはそうやけど。てか、俺がムショに入るて決めつけるなや」
テヨン「いやもう確実に入るで。そやからウチがコンジュの世話をしたる。なぁコンジュ?」
コンジュ「ワン、ワン!(逃れ)」
テヨン「あっ!」
テテテテテ
カンイン「コンジュ! そうか、やっぱりおとんの方がええんか?」
コンジュ「わん!(ふりふり)」
テヨン「ふ、ふられた…! 人間には1回もふられたことないのに…」
カンイン「わはははは! 去ね、去ね! 男だけの神聖な宿所に2度と来るんじゃねえ」
テヨン「く、くそー。コンジュの奴裏切りやがったな。いつか食ってやる」
コンジュ「わん!(ふりふり)」






※コンジュ…カンインが飼っている仔犬。
 以前チンチンの現場に連れてきたことがあり、テヨンがメロメロだったが
 食べたいと考えていた訳ではないと思う。
 カンインが入営した後、誰が面倒見ているんだろうか?
     テヨンとコンジュ