関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第34話 短身補完計画

ブウゥン…
04「もう首位転落か。早すぎるんちゃうか?」
02「こんなもんやて。『Gee』がうまいこといきすぎただけや」
11「売り上げは『Gee』より伸びとるんやし、ビクビクせんかてええやろ」
08「ワシらの失策ゆうより、2NE1が予想以上に女子供にウケとるいうべきやな」
04「そやな、ポストワンゴルが結局2NE1だったんは意外やったわ」
03「他にもぎょうさんカムバックしたりデビューしたりしてきよるで。この夏はまさに戦争や。ワシは不安やな」
ぴかー!
01「総て”太白文書”の予言通りや、問題ない」
03「また太白文書か、自分そればっかりやな」
01「それぞれのペンを配慮してひとつひとつは取り上げんが、2NE1も含めていずれも少女時代の敵やない。株価の上昇がそれを裏付けとる」
05「それは長期的に見ての意見なんか?」
01「まさに。少女時代のアジョシペン戦略は間違うとらん。1曲につき3ヶ月から半年の持続的人気が計算できるんや。売り上げではどこもかなわんで」
02「そういった長期戦略がとれるのも、ワシらSM帝国の強みや」
パァアア
ソニ「ウチらは舞台でこれまでにない声援を受けております。『Gee』の時より確実に増えているとゆーてええと思います」
04「なんや自分、この最高幹部会議に姪なんか呼んだんか?」
01「現場の意見を聞けば落ち着くやろ思てな」
ソニ「しかしながら、叔父上、不安な点もございます」
09「不安?」
ソニ「は、NO.7キム・テヨンの動向です」
06「テヨンたんかぁ。あの娘えーなぁ^^」
08「あれはウサギの皮を被った野獣やで」
06「それがええんやないか。多芸多才な美少女で、オマケにドS。最高や。ワシ、妹のハヨンも今のうちに青田買いしとくべきやと思うで」
ソニ「そのテヨンがJYPと通じとると知っても笑ろとられますか?」
03「えー、ホンマやったん?」
04「そうらしいで。最近じゃあのワールドスターの事務所からも引きが来とるらしい」
06「ほお、さすがテヨンたんやな。おっちゃん応援するで」
ソニ「理事、冗談もほどほどに」
06「スマン、スマン」
01「ん、呼んだ?」
ソニ「ウッキーッ! 埒があかんやないですか。もういっそウチがこの手でテヨンを亡き者にしてやりますわ」
04「物騒なことゆー娘やな」
07「第一あの野獣に勝てるんか?」
ソニ「あの女を他所に渡すくらいなら、差し違えても止めて見せます。冷たくなったテヨンの胸に顔を埋めてウチも死にます」
12「なんや百合のニオイがするやない」
09「ユリもええな。芸能界最強の太腿や」
08「そっちのユリかい!」
03「ワシもユリたん派やな。完全に力の入れどころを間違った無駄な頑張りも素敵やし」
04「いやいや、やっぱティパニやろ。あの蕩ける微笑みこそ芸能界の至宝やで」
10「微笑みゆーたら今はジェシカや。冷麺のあの笑顔見たか? ワシ毎日おかわり3回やで」
08「なんのおかわりやねん、スマンの姪がおるっちゅーのに(笑)」
10「スマン、スマン」
01「ん、呼んだ?」
12「まぁ待たんかい。想像してご覧…テヨンとスンギュの短身百合を」
全員「ごく…」
07「野獣vsトランジスタグラマー(死語)、濡れひかる百合の花弁」
02「絡み合う短身」
12「ワ、ワシ、ふたりの部屋に覗き窓とマジックミラーを付ける議題を緊急に提出するで」
05「そやな、ワシらでいろいろと新居を補完してやらんと」
06「さんせーい!」
09「さんせーい!」
01「さんせいのはんたいのさんせーい!」
ソニ「あかん…色ボケ老人の会議や」


スヨン「…ちゅう夢を昨夜見てな」
ティパニ「(がくっ)また自分の夢落ちかー」
ヒョヨン「そやけど、なんで理事たちがナンバーで呼ばれとるん?」
ソヒョン「おねえ、秘密結社の最高幹部会議ちゅうのはそういうもんやねん」
ヒョヨン「秘密結社て(笑) ウチらの事務所やろ?」
ソヒョン「SMのSはゼー●のS。暗闇の中にナンバーが書かれたモノリスが浮かび上がって、姿を見せずに声だけで話しあうんや」
ティパニ「相変らずアニメネタには詳しいし、能弁やな」
スヨン「いや、ウチの夢はそやなかったで。スマンのおっちゃんの板は確かに黒かったけどチョコレートで出来とって、
  あとはオコシとかラクガンとか、みんなめっちゃうまそうやったで」
ティパニ「なるほど。自分が猿やったら、モノリス接触しても進化せずに消化するんやろな」
ソヒョン「なにうまいことゆうとんねん」






※2NE1…”トゥエニワン”と読む。YGエンターテインメント所属の女性4人組。
 2009年3月に先輩グループBIG BANGとのコラボでデビューし、たちまち人気となった。
 同年7月には『I Don’t Care』で活動を開始。これもあっという間に人気となり1位を獲得。
 少女時代の『願いを言ってみて』はわずか1週で王座から転落を余儀なくされた。
 ただ2NE1はアイドルと言うより実力派ポップグループという位置付けで、ファンも女子中高生が多い。
 少女時代との直接のライバル関係は薄いが、票が割れるのは確実なので、以後同時期の活動はSM側が避けている感じ。
 この辺ワンダーガールズとの関係に似ている。
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※NO.7…SMエンタは少女時代のデビュー直前に、UCC(インターネット上のユーザー制作コンテンツ)を通じて
 毎日一人ずつ、9日間にわたってメンバーを紹介するという手の込んだプロモーションを展開した。
 ただし、顔と名前だけで、詳細はいっさい伏せられている。またグループ名も秘密であった。
 ユナやジェシカなど、SMファンにはすでに知られているメンバーの時は「やっぱり」
 そうでない者には「誰なの?」と言ったやりとりが、毎日ネット上で交わされ、そのデビューは相当注目されていた。
 テヨンは7番目に紹介された。
     UCCでの紹介映像

    余談だが、紹介映像の中でヒョヨンだけが顔のアップがない(笑)。



※この頃にはソニョシデが新居に引っ越して、テヨンとサニーが同室ということが発表されていた。