関西ソニョシデ学園

過去に生きるK-Popのブログ

第20話 少女たちの休日

ヒョヨン「キーッ! いつまでもゴロゴロしとったっらちっとも片付かんやないの!」
ソニ「どないしたん?」
ヒョヨン「せっかくの休みやから部屋掃除しよ思てるのに、シカがベッドから降りへんねん」
ジェシカ「せっかくの休みやから惰眠をむさぼりたいんやないの」
ヒョヨン「あんたいつも掃除はせん、料理はせん、洗濯はせん。それはそれでええけど、邪魔だけはせんといてや」
テヨン「勘弁したり。シカはイルカさんやねんから」
ソヒョン「イルカてどういうこと?」
テヨン「イルカは起きてるときには、食う、遊ぶ、エッチするの3種類の行動しかせんらしいで」
ユナ「ホンマや、まるっきりシカねえや」
ソニ「食うしかせん奴もおるけどな」
スヨン「(もんぎゅもんぎゅ)ん?」


テヨン「てことで、長いこと一緒におってストレスも溜まってきたから、ここらへんで部屋替えをしまーす」
全員「わー、パチパチ!」
ユナ「(やった、寝言から解放される)」
ソヒョン「(今度は清潔な人と暮らせますように)」
テヨン「じゃんけんで勝った順に、住みたい部屋を選ぶってのはどうや? 後の人は部屋をとるかルームメイトをとるか、選択の余地があるし」
全員「異議なーし!」
テヨン「ほないくでぇ、じゃんけんもって、すっちゃんほい!」
全員「(コケッ)待て待てーい、なんやそのかけ声は?」
テヨン「じゃんけんゆーたら、『じゃんけんもって、すっちゃんほい』に決まっとるがな」
ヒョヨン「そら全州じゃそうかも知らんけど、ここはソウルやで。標準的にやらんかい。じゃんけんは『じゃんけんぽっころけつ馬のクソ』やろ」
ソニ「アホぬかせ。『じっちゃっぺ』やんか」
ソヒョン「ウチの学校じゃ『じゃんけんぽっくり下駄ひげ○めじょ』やったわ」
ティパニ「女の子が『め○じょ』とかゆーたらあかん」
ジェシカ「自分ら、受けよう思て作ってるやろ」
ソニ「いやホンマやて」
ユリ「…あかん、じゃんけんやるまえからバラバラや」


テヨン「ほな、普通に『じゃんけんぽん』でいくで」
全員「異議なーし!」
ユナ「あ、『最初はグー』も付けた方が良うない? 後出ししにくくなるし」
ユリ「グー? グーてなんや?」
ユナ「(グッ)これやがな」
ユリ「それは石やろ? 石、紙、はさみやんか」
ジェシカ「えー? ウチらは軍艦、朝鮮、ハワイゆーとったで」
ヒョヨン「あんたは食う、遊ぶ、エッチやろ(笑)」
ジェシカ「なんやと、こらー!」
テヨン「待て待て、そもそもじゃんけんて3種類か?」
全員「は?」
テヨン「5種類あって、負けた方が焼酎を飲むんやなかったっけ?」
ティパニ「そんなとこまでもどるんかい」
ソヒョン「(じゃんけんひとつまともに出来んとは思わんやったなぁ)」


全員「アウト、セーフ、よよいのヨイ!」
ソヒョン「わー、負けた!」
テヨン「がっはっは、脱げ脱げー!」
ソヒョン「かんにんや、これ脱いだらすっぽんぽんになる」
テヨン「自分のおいどにまでニキビ出来てへんか、よー見たるわ」
ソニ「ブッ! とんだセクハラリーダーやな」
ボーン、ボーン
ユナ「ありゃあ、もう夜中やで」
ユリ「ホンマや」
ティパニ「ウチら朝からずっとじゃんけんしとったんか?」
ヒョヨン「結局、部屋替えどころか掃除すら出来んかった」
スヨン「なんちゅうアホなアイドルや」
ジェシカ「世間じゃウチら休みの日もダンス練習とかしてる思てるんやで」
ソニ「ホンマやな。実際は猿並みの過ごし方してるのにな(笑)」
テヨン「世間もたいがいアホやで、がっはっは!」
全員「なんだかんだ、ウチら仲良ーなあ。わはははは!」






※ネタのなさ極まった話だが、本来はこういう素の少女時代を妄想して始めたことだし、なによりばかばかしくて好き。
 ただ、実はこれを書いた頃にはメンバーはすでに新しい宿所に引っ越していたのではないかと思う。